
| 科目責任者 | 川守田 拓志 |
|---|---|
| 担当者 | 川守田 拓志※, 藤村 芙佐子※, 岩田 遥※, 干川 里絵※ |
| 科目概要 | 3年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 視覚機能療法学専攻] |
視覚系の基礎的な生理学を学び、眼科における臨床生理学を十分理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③④に関連する。
【教育内容】
視覚生理学の基礎として、網膜・視路の興奮伝達機構、光覚、色覚、視野を中心に、臨床検査で扱う指標が「どの生理機構を反映しているか」を説明できる理解を目指す。
さらに、時間周波数特性/空間周波数特性(コントラスト感度)、各種色覚検査、光覚検査、眼の電気生理(EOG/VEP/ERG)、眼底検査(眼底写真・OCT)、視野検査、眼軸長測定、角膜内皮細胞・超音波・涙液検査について、目的・原理・結果解釈の基本を学ぶ。
【教育方法】
授業形態:講義
各回は「導入(前回の要点確認)→学習目標の提示→講義(概念・原理)→代表的データ/検査結果例の読み取り→確認問題(小問)→まとめ」の流れで進める。
パワーポイントを用いて図表・波形・検査結果例を提示し、用語の定義、検査の位置づけ、解釈の手順(何を根拠にどう判断するか)を段階的に指導する。
病院での臨床経験を踏まえ、講義内容が臨床生理学実習・臨床現場でどのように用いられるかを関連づけて扱う。
【フィードバック】
授業内の確認問題・演習は、その場で解答・解説を行い、誤解が生じやすい点(用語の混同、指標の読み違い、測定条件の影響)を授業内で修正する。
学生からの質問には対面で回答し、共通のつまずきが見られる場合は次回講義の冒頭で補足解説として全体にフィードバックする。
必要に応じて補足資料(要点整理・追加例題)を提示し、定期試験に向けた復習の観点(どこを理解すべきか)を明確化する。
| 回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
|---|---|---|---|---|
| 第1回 | ガイダンス、周波数特性 | ガイダンス、時間周波数特性(臨海融合頻度)・空間周波数特性(コントラスト感度)に関する基礎知識ならびに検査法を学ぶ。 | 川守田 拓志 |
4/8② |
| 第2回 | 色覚(1)色覚の基礎知識・色覚の遺伝形式 | 色の性質・色覚の学説について学ぶ。色覚異常と遺伝形式との関連について学ぶ。仮性同色表(色覚検査表)について習得する。 | 岩田 遥 |
4/14② |
| 第3回 | 色覚(2) 各種検査法 | 色相配列試験について学ぶ。色光を用いた検査法について習得する。 | 岩田 遥 |
4/14④ |
| 第4回 | 光覚検査 | 光覚検査に関する基礎知識ならびに検査法を学ぶ | 藤村 芙佐子 |
4/14⑤ |
| 第5回 | 眼の電気生理(1)電気生理の基本事項 | 電気生理学の基本的事項について学ぶ。 | 川守田 拓志 |
4/21② |
| 第7回 | 眼底検査 | 眼底写真・光干渉断層計(OCT)に関する基礎知識ならびに検査法を学ぶ。 | 藤村 芙佐子 |
4/21③ |
| 第6回 | 眼の電気生理(2)EOG | EOGとは何か、検査で何がわかるのかを学ぶ。 | 川守田 拓志 |
4/21④ |
| 第8回 | 眼の電気生理(3)VEP | VEPとは何か、検査で何がわかるのかを学ぶ。 | 川守田 拓志 |
4/28② |
| 第9回 | 眼の電気生理(4)ERG | ERG とは何か、検査で何がわかるのかを学ぶ。 | 川守田 拓志 |
4/28④ |
| 第11回 | 眼軸長測定 | 眼軸長測定機器の基礎知識を学ぶ。眼軸長測定検査について習得する。 | 干川 里絵 |
5/12② |
| 第12回 | 角膜内皮細胞・超音波検査・涙液検査 | 角膜内皮細胞の検査・超音波検査・涙液検査の基礎知識を学ぶ。各検査について習得する。 | 干川 里絵 |
5/19② |
| 第10回 | 視野(1)静的視野検査の基礎知識 | 視野検査に関する基礎知識(必要な解剖学・用語、光覚閾値測定法など)を学ぶ。 | 藤村 芙佐子 |
5/26② |
| 第13回 | 視野(2)静的視野検査の評価方法 | 静的視野検査の検査法ならびに検査結果の評価方法を学ぶ。 | 藤村 芙佐子 |
6/2② |
| 第14回 | 視野(3)特殊視野検査 | 特殊視野検査の原理ならびに検査法を学ぶ | 藤村 芙佐子 |
6/9② |
| 第15回 | 各種検査の評価 | 各種疾患における視野検査結果や関連する他検査について学ぶ。 | 藤村 芙佐子 |
6/16② |
※時間割表上では、一部予備時間を含んで掲示している。
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を踏まえ、眼科における臨床生理学との関連性について概説する。
(1)学生は、視覚生理学の基礎(網膜・視路の興奮伝達、光覚、色覚、視野)について、主要用語を用いて説明できる。
(2)学生は、時間周波数特性(臨界融合頻度)および空間周波数特性(コントラスト感度)について、概念と測定の目的を説明できる。
(3)学生は、色覚検査(例:仮性同色表、色相配列試験、色光を用いた検査)および光覚検査について、各検査で何が評価できるかを整理して説明できる。
(4)学生は、眼の電気生理検査(EOG、VEP、ERG)について、検査原理・得られる情報・代表的所見の読み取りの観点を説明できる。
(5)学生は、OCT等を含む眼底関連検査および視野検査(静的視野・特殊視野)について、検査の目的と結果評価の基本的な手順を説明できる。
(6)学生は、眼軸長測定、角膜内皮細胞検査、超音波検査、涙液検査について、検査の位置づけと測定時の注意点(測定条件・誤差要因)を挙げられる。
定期試験(100%)により評価
【授業時間外に必要な学習時間: 60時間】
予習として教科書(視能学)を良く読んで内容を把握しておくこと。とくに、電気生理の講義の前には、高校の物理学の教科書等で関連する基礎項目を確認しておくことが望ましい。また、次年度の視覚臨床生理学実習を滞りなく行うために、復習をきちんと行っておくこと。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 視能学(第3版) | 小林義治、他 | 文光堂 |
| 参考書 | 色覚と色覚異常 | 太田安雄、清水金郎 | 金原出版 |
| 参考書 | 眼科検査法ハンドブック | 小口 芳久、 他 | 医学書院 |
| 参考書 | Adler’s Physiolog y of the Eye | Leonard A Levin , Siv F. E. Nilsson , James Ver Hoeve , Samuel Wu | Mosby |
科目ナンバリングコード:OV301-SS16