
| 科目責任者 | 東川 麻里 |
|---|---|
| 担当者 | 東川 麻里※, 秦 若菜※, 村上 健※, 市川 勝※, 上岡 清乃※, 澤田 拓也※ |
| 科目概要 | 3年 (3単位・必修) [リハビリテーション学科 言語聴覚療法学専攻] |
失語症とその他の高次脳機能障害を対象とした言語聴覚療法に必要な知識・技術を身につけるために、障害の発生機序と病態の理解をして、鑑別診断・評価・訓練などの実習を行ってその方法を獲得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③④に関連する。
【教育内容】
失語症とその他の高次脳機能障害の病態に関する知識を学ぶ。評価・訓練プログラムの立案・訓練の実施のための理論と方法を学ぶ。
【教育方法】
授業形態:実習
パワーポイントを用いた講義と実習を行う。前期は主に情報収集、見学記録の書き方、検査方法の習得、評価のまとめ方、について実習を行う。後期は訓練・支援方法の習得を中心に実習を行う。
【フィードバック】
基本的に、レポートなど課題を提出した次の回の講義の際にフィードバックを行う。
| 回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
|---|---|---|---|---|
| 1 回 | 失語症の評価・診断1 | 初回面接について学ぶ(情報収集・情報提供) | 秦 若菜 |
4/27③ |
| 2・3 回 | 臨床見学1 |
失語症・高次脳機能障害の臨床場面を見学して記録を作成する | 秦 若菜 |
4/27④⑤ |
| 4・5 回 | 失語症の評価・診断2 標準失語症検査の概要 |
標準失語症検査(SLTA)の実施方法について学ぶ | 秦 若菜 |
5/13①② |
| 6・7 回 | 失語症の評価・診断3 標準失語症検査結果の見方 |
標準失語症検査(SLTA)の結果の見方を学ぶ | 秦 若菜 |
5/18③④ |
| 8・9 回 | 失語症の評価・診断4 失語症鑑別診断検査 |
WAB失語証検査、失語症鑑別診断検査について学ぶ | 秦 若菜 |
5/20①② |
| 10・11 回 | 失語症の評価・診断5 構文検査 |
失語症の掘り下げ検査(構文検査、トークンテスト等)について学ぶ | 秦 若菜 |
5/25③④ |
| 12・13 回 | 失語症の評価・診断6 語彙検査 |
失語症の掘り下げ検査(語彙検査、SALA失語症検査、語音弁別検査、モーラ分解・抽出検査、SCTAW等)について学ぶ | 秦 若菜 |
6/1③④ |
| 14・15 回 | 失語症の評価・診断7 実用コミュニケーション能力検査 |
実用コミュニケーション能力検査(CADL検査)について学ぶ | 市川 勝 秦 若菜 |
6/3①② |
| 16・17 回 | 失語症の評価・診断8 報告書の作成 |
報告書の作成の仕方を学ぶ | 秦 若菜 |
6/8③④ |
| 18・19・20 回 | 臨床見学2 見学記録の取り方・まとめ方 |
失語症の臨床場面を見学して見学記録の取り方・まとめ方を学ぶ | 東川 麻里 |
6/22③④⑤ |
| 21・22・23 回 | 高次脳機能障害の評価・診断1 前頭葉機能検査・認知検査 |
前頭葉機能の検査(WCST他)・認知の検査法を学ぶ | 市川 勝 |
6/29③④⑤ |
| 24・25・26回 | 高次脳機能障害の評価・診断2 記憶検査・行為の検査 |
記憶検査・行為の検査法を学ぶ | 市川 勝 |
7/6③④⑤ |
| 27・28 回 | 認知リハビリテーション | 注意障害などを対象とした認知リハビリテーションについて学ぶ | 東川 麻里 |
7/13③④ |
| 29 回 | 失語症・高次脳機能障害のまとめ(前期のまとめ) | 前期で学んだ内容を振り返り、失語症・高次脳機能障害とは何か理解を深める | 秦 若菜 |
7/15② |
| 30 ・31 回 | 失語症の評価のまとめ1 評価のまとめ |
失語症の評価のまとめ方を学ぶ | 東川 麻里 秦 若菜 |
9/2③④ |
| 32・33 回 | 失語症の評価のまとめ2 評価のまとめと報告 |
失語症例の評価をまとめて報告をする | 秦 若菜 |
9/3③④ |
| 34・35 回 | 失語症の評価のまとめ3 問題点の抽出 |
失語症評価のまとめから問題点の抽出の仕方を学ぶ | 秦 若菜 |
9/4③④ |
| 36・37 回 | 失語症例の評価・訓練立案1 訓練立案 |
訓練計画の立案について学ぶ | 秦 若菜 |
9/7①② |
| 38・39 回 | 掘り下げ検査と訓練1 語彙 |
語彙に関する掘り下げ検査と訓練法を学ぶ | 東川 麻里 |
9/9③④ |
| 40・41 回 | カルテの記載方法 | カルテの記載方法について学ぶ スクリーニング症例のカルテから学ぶ |
秦 若菜 市川 勝 |
9/10③④ |
| 42・43 回 | 掘り下げ検査と訓練2 構文 |
構文に関する掘り下げ検査と訓練法を学ぶ | 秦 若菜 |
9/11③④ |
| 44・45 回 | 掘り下げ検査と訓練3 談話 |
談話に関する掘り下げ検査と訓練法を学ぶ | 市川 勝 |
9/14①② |
| 46・47 回 | 掘り下げ検査と訓練4 文字 |
文字に関する掘り下げ検査と訓練法を学ぶ | 東川 麻里 |
9/17③④ |
| 48・49・50・51・52 回 | 初回面接・スクリーニングの検査1 準備 | 初回面接とスクリーニング検査の計画を立てて準備を行う | 東川 麻里 市川 勝 秦 若菜 |
9/18③④⑤ 9/24③④ |
| 53・54・55 回 | 初回面接・スクリーニングの検査2 実習 | 初回面接とスクリーニング検査のロールプレイを行なう | 東川 麻里 市川 勝 村上 健 秦 若菜 |
9/25③④⑤ |
| 56・57 回 | 認知症への対応 |
認知症に対する言語聴覚士の対応について学ぶ | 市川 勝 |
9/28①② |
| 58・59 ・60 回 | 重度失語症1 重度失語症検査 |
重度失語症の評価・訓練方法を学ぶ(重度失語症検査を含) | 秦 若菜 市川 勝 |
10/2③④⑤ |
| 61・62 回 | 重度失語症2 重度失語症への対応 |
重度失語症の訓練方法を学ぶ | 秦 若菜 |
10/5①② |
| 63・64・65・66 回 | 高次脳機能障害の評価・訓練立案 | 高次脳機能障害症例の評価のまとめ・訓練計画について発表する | 東川 麻里 |
10/9①②③④ |
| 67・68 回 | 特殊な言語訓練 |
AACを用いた訓練・芸術療法など特殊な言語訓練について症例を通して学ぶ | 東川 麻里 |
10/19①② |
| 69・70 回 | 失語症例の評価 | 失語症例の評価の実習の準備を行う | 東川 麻里 秦 若菜 市川 勝 上岡 清乃 澤田 拓也 |
10/23①② |
| 71・72・73 回 | 失語症例の評価・訓練立案2 総合的な評価の実践 |
失語症例の評価の実施・総合的な評価のまとめを行う | 東川 麻里 市川 勝 秦 若菜 |
10/27①②③ |
| 74・75・76 回 | 失語症例の評価・訓練立案3 総合的な評価・訓練立案の実践 |
失語症例の総合的な評価のまとめをもとに訓練計画を立案する | 東川 麻里 |
10/30①②③ |
| 77・78・79 回 | 臨床見学3 失語症例の訓練見学と症例のまとめ |
失語症例の訓練場面を見学して記録を作成する | 東川 麻里 市川 勝 村上 健 秦 若菜 |
11/2①②③ |
◆実務経験の授業への活用方法◆
言語聴覚士としての臨床経験を踏まえ、失語症とその他の高次脳機能障害の病態に関する知識及び評価・訓練プログラムの立案・訓練実施のための理論と実技を指導する。
失語症とその他の高次脳機能障害について、適切に情報を収集して問題点を抽出し、訓練プログラムを立てて基本的な訓練を行うことができる。失語症・高次脳機能障害症例について臨床の見学記録をまとめることができ、必要なレポートを作成することができる。
定期試験(80%)、レポート・小テスト(20%)により評価。
提出物は全て提出することが必要。
【授業時間外に必要な学習時間:16.5時間】
予習:教科書等を利用して、授業内容の予習を行うこと。
復習:病態に関する知識、評価方法、訓練方法等、受講内容を見直して理解を深めておくこと。提出した課題のフィードバック後は、修正すべき箇所は見直して完成させておくこと。
疑問点は質問し、わからないままにしないこと。
| 種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
|---|---|---|---|
| 教科書 | 標準言語聴覚障害学 失語症学 第4版 | 菅野倫子、津田哲也 編 | 医学書院、2025 |
| 教科書 | 標準言語聴覚障害学 高次脳機能障害学 第4版 | 阿部晶子、吉村貴子 編 | 医学書院、2025 |
| 教科書 | 言語聴覚士のための失語症学 | 波多野和夫ほか 著 | 医歯薬出版、2002 |
| 教科書 | 失語症言語治療の基礎 | 紺野加奈江 著 | 診断と治療社、2007 |
| 参考書 | (なし) |
科目ナンバリングコード: ST304-CP03