科目責任者 | 市川 勝 |
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担当者 | 村上 健※, 原 由紀※, 市川 勝※, 秦 若菜※, 水戸 陽子※, 上岡 清乃※, 澤田 拓也※, 各実習先担当者 |
科目概要 | 1年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 言語聴覚療法学専攻] |
・言語聴覚障害がある人の抱える問題とその背景について学ぶ
・言語聴覚士の役割と業務について学ぶ
・見学する施設の特徴と地域における役割について学ぶ
・医療職としての基本的態度について学ぶ
・職業倫理(守秘義務など)について学ぶ
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③④に関連する。
【教育内容】
言語聴覚療法の臨床見学実習を通して、言語聴覚士の役割を学ぶ。病棟や保育園での見学実習を通して、医療職に求められる基本的態度に関する理解を深める。事前学習やセミナーを通して、臨床家として必要な倫理観や基礎的な知識・技術について学ぶ。
【教育方法】
授業形態:実習
大学内で体験やロールプレイを主体とした実習を行う。
関連病院での言語聴覚士による臨床の見学実習、病棟看護師による臨床の見学実習、および保育園での見学実習を行う。
事前学習により、実習に臨むにあたり必要な事項を学ぶ。
【フィードバック】
見学実習終了後のセミナーにおいて、見学実習で得られた内容について発表やディスカッションを行い、レポートの内容も含めて全体を講評する形で解説を行う。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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1回 | 【対面】 言語聴覚士による臨床見学実習のオリエンテーション | 授業の進め方に関する概説ならびに病院見学実習のオリエンテーションを行う。 | 市川 勝 | 9/10⑤ |
2回 | 【対面】 実習に臨むにあたっての感染対策・手指衛生 | 見学実習に向けての感染対策の実際について学ぶ。 | 村上 健 | 9/11③ |
3回 | 【対面】 コミュニケーション実習(1)「対人コミュニケーション」を掘り下げる | 会話の基本構造を理解し、対人コミュニケーションの実際について学ぶ。 | 市川 勝 秦 若菜 | 9/24⑤ |
4回 | 【対面】 コミュニケーション実習(2)コミュニケーション障害のある方とのコミュニケーション | コミュニケーション障害を抱えた方とのコミュニケーションの実際について学ぶ。 | 秦 若菜 市川 勝 | 10/1⑤ |
5・6回 | 【対面】 臨床見学実習 | 病院の言語聴覚士による臨床を見学する。(※1) | 市川 勝 村上 健 秦 若菜 水戸 陽子 上岡 清乃 澤田 拓也 各実習先担当者 | 10/2③④ 10/9③④ 10/16③④ |
7回 | 【対面】 臨床見学実習後セミナー | 臨床見学実習を通しての学びや感想を共有する。 | 市川 勝 | 10/29⑤ |
8回 | 【対面】 臨床実習に向けての文献検索 | 臨床実習に必要な資料を収集するための図書館の利用法、文献検索の方法を学ぶ。 | 市川 勝 | 11/12⑤ |
9回 | 【対面】 見学実習参加に向けてのリスク管理 | 病院見学実習および保育園見学実習に参加するにあたり、生じうるリスクとその対応方法について学ぶ。 | 市川 勝 | 12/2⑤ |
10回 | 【対面】 病棟見学実習および保育園見学実習のオリエンテーション | 病棟見学実習に向けてのオリエンテーションを行う。 保育園での子どもの生活と観察の視点について、また保育園見学実習に向けてのオリエンテーションを行う。 | 市川 勝 | 12/9⑤ |
11~13回 | 【対面】 実習先保育園でのオリエンテーション | 実習する保育園にて保育園実習に関するオリエンテーションを行う。 | 市川 勝 各実習先担当者 | 1/16②③④ |
14~18回 | 【対面】 病棟見学実習 | 看護職など他職種の理解と連携の在り方を理解する観察実習を行う。 (※2) | 市川 勝 村上 健 水戸 陽子 秦 若菜 上岡 清乃 澤田 拓也 各実習先担当者 | 1/19後日掲示 1/20後日掲示 |
19~23回 | 【対面】 保育園見学実習 | 保育園における定型発達児の観察実習を行う。(※3) | 市川 勝 原 由紀 村上 健 秦 若菜 水戸 陽子 上岡 清乃 澤田 拓也 各実習先担当者 | 1/21後日掲示 1/22後日掲示 1/23後日掲示 |
24・25回 | 【対面】 病棟見学実習後セミナー・保育園見学実習後セミナー | 病棟見学実習および保育園見学実習での学びや感想を共有する。 | 市川 勝 | 1/26①② |
◆実務経験の授業への活用方法◆
多様な臨床経験をもつ担当者が、言語聴覚療法の臨床的な思考や接遇、職業倫理などに関する指導を行う。
・言語聴覚障害がある人の抱える生活課題とその背景について説明できる
・病院における言語聴覚士の役割と業務を具体的に説明できる
・見学施設の特徴や地域における役割を説明できる
・言語聴覚士に求められるふるまいや態度を理解し、実践できる
実習前ガイダンス、セミナーおよび実習への参加態度(身だしなみ、規律を守る、積極的な姿勢、真摯な態度):50%、レポートの内容:50%で評価する。
【授業時間外に必要な学習の時間:7.5時間】
予習:事前に「実習の手引き」を熟読して実習の目的と内容を十分に理解しておくこと。「言語聴覚療法学概論」の授業内容をもとに、事前に言語聴覚士の役割や業務ならびに実習施設について整理しておくこと。「言語発達学」の授業内容をもとに、事前に典型発達児の言語発達の様相とメカニズムを理解しておくこと。
復習:各実習で学んだ内容について記録し、整理しておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (なし) | ||
参考書 | 最新言語聴覚学講座 言語聴覚障害学概論 | 倉智雅子,植田 恵,城間将江(編著) | 医歯薬出版株式会社 2023 |
見学実習
*各実習とも、日程とグループは決まり次第連絡する。
【臨床見学実習】
(※1)
目的-病院における言語聴覚療法の実際を知る。
方法-2025年10月2日・9日・16日(予定)の木曜3限および4限のうち1回、北里大学病院にて言語聴覚療法場面を見学する。
担当-市川 勝・村上 健・秦 若菜・水戸陽子・上岡清乃・澤田拓也および見学担当の言語聴覚士
【病棟見学実習】
目的-病院内での患者の様子やそこで働く多くの医療従事者の業務を実際に見学することにより、医療従事者としての必要な態度・知識を学び、今後の学業への心構えを身につける。
方法-(※2)2026年1月19日・20日(予定)に、どちらか1日各病棟に配属され、病棟看護師のもとで患者と接する。
担当-市川 勝・村上 健・秦 若菜・水戸陽子・上岡清乃・澤田拓也
【保育園見学実習】
目的-保育園の典型発達児の様子を観察し、子ども同士のコミュニケーションや言語の発達を理解する。
方法-(※3)2026年1月21日・22日・23日(予定)に、いずれか1日保育園に出かけ、園の指導のもと子どもを観察する。
(園の都合により日程の変更もありうる,事前にオリエンテーションで保育園に伺うこともある)
担当-市川 勝・原 由紀・村上 健・秦 若菜・水戸陽子・上岡清乃・澤田拓也
科目ナンバリングコード: ST304-CP05