科目責任者 | 石橋 仁 |
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担当者 | 石橋 仁※ |
科目概要 | 1年 (1単位・必修) [医療検査学科] |
正常な人体の働きを知ることは、疾患を発見、理解、そして疾患からの機能回復を考えるうえで必須である。また、人体の機能を理解することは、健康とは何かを理解するための基礎にもなっている。生理学Ⅰ(実習含)に引き続き、本科目では生体を構成する各器官の働きと、それら諸器官相互の協調的な作用を理解することを目的とする。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③に関連する。
【教育内容】
体液・血液について学んだ後、筋肉および神経系の構成とそれらの機能発現のメカニズムを系統的に学ぶ。
【教育方法】
授業形態:講義
教科書および配付資料についてパワーポイントを用いた解説を行う。
【フィードバック】
毎回の講義の後、Google Classroom を利用した小テスト(Web復習テスト)を実施し、提出後にその正解および解説を配布することで学生の講義内容への理解を深める。学生からのメール等による質問はメールおよびGoogle Classroom のストリーム上でフィードバックする。必要があれば次回の講義・実習の際に解説する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 体液と血液 | 体液について、その区分やイオン組成について学ぶ。その後、血液の生理学、特に血液の一般的性質について学ぶ。あらかじめ教科書の第13章を読んでおくこと。 | 石橋 仁 | 9/10⑤ |
第2回 | 【対面】 血球 | 赤血球、白血球、血小板について学ぶ。教科書の第7章を読んでおくこと。 | 石橋 仁 | 9/17⑤ |
第3回 | 【対面】 神経細胞 | 神経細胞の構造と機能について学ぶ。教科書第2章を読んでおくこと。 | 石橋 仁 | 9/24⑤ |
第4回 | 【対面】 末梢神経系 | 末梢神経系の機能について学ぶ。教科書第3章を読んでおくこと。 | 石橋 仁 | 10/1⑤ |
第5回 | 【対面】 中枢神経系(1)~脊髄・脳幹 | 中枢神経系、特に脊髄から脳幹の機能について学ぶ。 | 石橋 仁 | 10/8⑤ |
第6回 | 【対面】 中枢神経系(2)~大脳 | 中枢神経系、特に大脳の機能について学ぶ。 | 石橋 仁 | 10/15⑤ |
第7回 | 【対面】 筋肉・運動の生理(1)~筋の種類と特徴 | 3種類の筋の特徴について学んだ後、骨格筋の収縮機構について学ぶ。教科書の第5章を読んでおくこと。 | 石橋 仁 | 10/22⑤ |
第8回 | 【対面】 筋肉・運動の生理(2)~運動の制御 | 反射および随意運動について学ぶ。 | 石橋 仁 | 10/29⑤ |
◆実務経験の授業への活用方法◆
研究所での研究経験を踏まえ、生理学分野の研究成果が人体の仕組みの解明にどのように貢献しているか概説する。
臨床検査の分野と関係の深い諸器官の生理機能をより深く理解し、医療の担い手として有しているべき知識の基礎を築く。具体的には以下の項目について到達することを目標とする。
1)体液・血液の機能について説明できる。
2)神経細胞の機能を具体的に説明できる。
3)中枢神経系および末梢神経系の機能を具体的に説明できる。
4)筋肉の構造と機能を説明できる。
5)運動の制御機構を具体的に説明できる。
小テスト(Web復習テスト、16%)および定期試験(84%)により評価する。
予習として、教科書の授業内容に該当する部分を読み、専門用語を調べておくこと。毎回の授業の後は、教科書・授業プリントを中心に復習を行なうこと。小テストおよび授業プリントの練習問題を解いて不明な点をなくす様にすること。
【授業時間外に必要な学習時間:29時間】
予習として1日の講義・実習あたり30分(計4時間)、小テストの実施ならびに授業の復習に毎回2時間(16時間)、試験直前の勉強として9 時間の授業外学習時間が必要である。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | メディカルスタッフ専門基礎科目シリーズ/生理学 | 桑名俊一、荒田晶子 編者 | 理工図書(ISBN 978-4-8446-0883-7) |
参考書 | (なし) |
科目ナンバリングコード: ML201-SF04