科目責任者 | 清 和成 |
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担当者 | 清 和成※, 内藤 由紀子※, 飯塚 佳子※, 片桐 裕史※, 古川 隼士※, 大場 謙一※, 星子 裕貴 ※, 研究委員 |
科目概要 | 4年 (8単位・必修) [保健衛生学科 環境保健学コース] |
〔公衆衛生学〕
各自の卒業研究テーマを遂行するために、どのようなステップを踏んで研究を推進すればよいかを理解する。その理解の基に卒業研究を進め、研究の方法および研究論文の書き方を修得するとともに自発性、積極性および社会性の向上を図る。
〔衛生管理学〕
労働者ならびに地域社会で働く人々の健康の保持増進に必要な基礎知識と基礎的実験研究を含む高度な実践的調査研究技術(文献検索、論文作成など)を1年間の卒業研究を通して修得する。
〔環境衛生学〕
微生物実験や遺伝子工学実験の基本的な技術、環境試料の採取(採水等)から試料の調製、機器分析まで一貫した研究の進め方を修得する。実習と異なり、道筋がついていない領域へ実験を進めていく過程での心構えと考え方を修得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の②に関連する。
【教育内容】
公衆衛生学では、健康の維持増進において重要な役割を持つ食の安全性および機能性解析に関するテーマを卒業研究課題とする。衛生管理学では、労働者および働く人々が生活する地域社会における健康の保持増進に必要な基礎知識と高度な調査研究技術の修得を目的として、労働衛生学、産業中毒学、労働生理学ならびに環境毒医科学、環境保健科学に関するテーマを卒業研究課題とする。環境衛生学では、水環境の衛生学的安全性の評価と安全・安心な水環境の創出に向けた調査研究、技術開発に関するテーマを卒業研究課題とする。
【教育方法】
授業形態:その他(卒業研究科目)
各自の研究テーマに沿って、文献検索および実験等の研究活動を進める。
【フィードバック】
各自の研究活動で得られたデータについて、適宜、教員・学生間でディスカッションを通して理解を深める。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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【オンデマンド】 研究倫理 | 研究活動における不正行為への対応等に関するガイドラインについて学ぶ。 | 研究委員 | ||
第1-90回 | 卒業研究II | 卒業研究Iにおける研究活動を通して、実験操作、データ解析、論文作成の基礎を学ぶ。 | 清 和成 内藤 由紀子 飯塚 佳子 片桐 裕史 古川 隼士 大場 謙一 星子 裕貴 |
◆実務経験の授業への活用方法◆
・研究期間での食品の安全性・機能性研究の経験をもとに、研究の進め方を概説する。
・企業における経験をもとに、産業保健関連の実験、調査研究に関して研究指導を行う。
・政府機関の専門家として短期派遣されたタイ、ネパールでの環境問題、衛生問題に関する教育と調査、研究の経験と、政府専門委員や政府委託事業における研究、実務経験を踏まえ、関連のある卒業研究テーマについては、開発途上国の環境問題、衛生問題の実際や、我が国の科学技術基本計画に基づいた研究指導を行う。
卒業研究活動における、文献検索とその理解、各種実験・分析・解析技術の修得、ならびに学内外の研究教育機関での研修等を通じて自発性、積極性、および社会性を身に付け、自立して実験の計画が立てられるようになる、研究を行っていく上で発生する諸問題を分析してそれに対処できるようになることを到達目標とする。
〔公衆衛生学〕
研究態度、卒業研究Ⅰレポートおよび発表の内容により総合的に評価する(100%)。
〔衛生管理学〕
卒業研究Ⅰレポートおよび発表とその質疑応答により総合的に評価する(100%)。
〔環境衛生学〕
自主的に研究を進め、ディスカッションを通して、研究計画立案と実験操作、得られたデータの解析、整理を的確に行えるかという観点、研究に取り組む姿勢と卒業研究Ⅰレポートの完成度の観点をもとに、総合的に評価する(100%)。
【授業時間外に必要な学習時間:90時間】
3年次までの講義・実習内容の再度復習しておく。参考図書・文献の調査を行い、最新の研究動向や実験手技等についての情報を得ておき、実験・研究の原理を十分に理解できるように努め、研究の実施に役立てる。また、原書購読を通して語学能力の向上を図る。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (なし) | ||
参考書 | (なし) |
科目ナンバリングコード:HS505-EP11