科目責任者 | 橋本 成世 |
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担当者 | 橋本 成世※, 鍵谷 豪※, 我妻 慧※ |
科目概要 | 3年 (2単位・選択) [医療工学科 診療放射線技術科学専攻] |
「放射化学」「放射線計測学」「放射線管理学」「放射線関係法規」で学んだ基礎的知識を整理し、放射線取扱主任者及び診療放射線技師になる為に必要な知識を身につける。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③④⑤⑦に関連する。
【教育内容】
放射線取扱主任者国家試験(1種)の解説を中心に授業を進める。出題の意図する重要事項、間違えやすい問題についてはその都度、解説し、「放射化学」「放射線計測学」「放射線管理学」「放射線関係法規」の講義で学んだ基礎的な事項を再確認する。
【教育方法】
授業形態:講義
板書とパワーポイントを用いた講義形式を基本とし、講義の中で演習問題を解く。
【フィードバック】
課題や小テストについては、次回までの講義内で解説し、内容の理解を深める。
学生からのメール等による質問には、メールでフィードバックを行うが、必要であれば次回講義の際に解説する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 放射線計測学1 (気体の検出器) | 電離箱、比例計数管、GM計数管に関する問題の解法を通して関連知識の定着を図り、重要事項について理解する。 | 橋本 成世 | 4/15② |
第2回 | 【対面】 放射線計測学2 (固体の検出器) | シンチレーションカウンタ、半導体検出器に関する問題の解法を通して関連知識の定着を図り、重要事項について理解する。 | 橋本 成世 | 4/22② |
第3回 | 【対面】 放射線計測学3 (液体の検出器・個人被ばく線量の測定器) | 液体シンチレーションカウンタ、個人被ばく線量の測定器に関する問題の解法を通して関連知識の定着を図り、重要事項について理解する。 | 橋本 成世 | 5/13② |
第4回 | 【対面】 放射線計測学4 (その他の測定器・計数値の統計) | 中性子検出器、化学線量計、計数値の統計に関する問題の解法を通して関連知識の定着を図り、重要事項について理解する。 | 橋本 成世 | 5/20② |
第5回 | 【対面】 放射線計測学5 (β-γ同時計数法・空間線量の測定) | β-γ同時計数法、空間線量の測定に関する問題の解法を通して関連知識の定着を図り、重要事項について理解する。 | 橋本 成世 | 5/27② |
第6回 | 【対面】 放射線管理学2(放射線防護) | 放射線防護に関する問題の解法を通して関連知識の定着を図り、重要事項について理解する。 | 鍵谷 豪 | 6/3② |
第7回 | 【対面】 放射線管理学3(放射性同位元素の取り扱い) | 放射性同位元素の取り扱いに関する問題の解法を通して関連知識の定着を図り、重要事項について理解する。 | 鍵谷 豪 | 6/10② |
第8回 | 【対面】 放射線管理学4(汚染の除去および放射性廃棄物) | 汚染の除去および放射性廃棄物に関する問題の解法を通して関連知識の定着を図り、重要事項について理解する。 | 鍵谷 豪 | 6/17② |
第9回 | 【対面】 法令1(法の目的および定義) | 法の目的および定義に関する問題の解法を通して関連知識の定着を図り、重要事項について理解する。 | 鍵谷 豪 | 6/24② |
第10回 | 【対面】 法令2(許可届出制度) | 許可届出制度に関する問題の解法を通して関連知識の定着を図り、重要事項について理解する。 | 鍵谷 豪 | 7/1② |
第11回 | 【オンデマンド】 放射化学1(放射性壊変と放射能および放射平衡) | 放射性壊変と放射能および放射平衡に関する問題の解法を通して関連知識の定着を図り、重要事項について理解する。 | 我妻 慧 | |
第12回 | 【オンデマンド】 放射化学2(放射性同位元素の製造と合成) | 放射性同位元素の製造と合成に関する問題の解法を通して関連知識の定着を図り、重要事項について理解する。 | 我妻 慧 | |
第13回 | 【オンデマンド】 放射化学3(放射性同位元素の分離) | 放射性同位元素の分離に関する問題の解法を通して関連知識の定着を図り、重要事項について理解する。 | 我妻 慧 | |
第14回 | 【オンデマンド】 放射化学4(放射性同位元素の利用) | 放射性同位元素の利用・分析法に関する問題の解法を通して関連知識の定着を図り、重要事項について理解する。 | 我妻 慧 | |
第15回 | 【オンデマンド】 放射線管理学1(被ばく管理) | 放射線被ばくの管理に関する問題の解法を通して関連知識の定着を図り、重要事項について理解する。 | 我妻 慧 |
本講義は放射線取扱主任者第1種国家試験対策講座として実施する。2年次の後期に「物理」、3年次の前期に「化学」「測定技術」「管理技術」「法令」に関する講座を開講し、3年次の夏に実施される国家試験の合格を目指す。
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院及び研究所での臨床及び放射線安全管理の経験を踏まえて、放射線取扱主任者試験の重要事項を概説する。
「放射化学」「放射線計測学」「放射線管理学」「放射線関係法規」に関する第1種放射線取扱主任者試験問題を正確に読み取り解答できるようになる。
課題・小テスト(60%)と受講態度等(40%)により総合的に評価する。
【授業時間外に必要な学習時間:60時間】
予習:放射線概論の化学、測定技術、管理技術、法令を読み予習すること。
復習:講義で解説した内容について復習を行うこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 放射線概論 | 柴田徳思編 | 通商産業研究社 |
参考書 | 放射線問題集 第1種 | 通商産業研究社 | 通商産業研究社 |
参考書 | 放射線主任者関係法規 | 川井 恵一 | 通商産業研究社 |
科目ナンバリングコード:RT301-SS27