科目責任者 | 内藤 由紀子 |
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担当者 | 内藤 由紀子※, 飯塚 佳子, 片桐 裕史 |
科目概要 | 3年 (2単位・必修) [保健衛生学科 環境保健学コース] 2・3・4年 (2単位・選択) [保健衛生学科 臨床心理学コース] |
●臨床心理学コースの学生がこの科目を履修する場合は、「公衆衛生学I」の単位を修得済みであること。
●2学年臨床心理学コースの学生は、履修条件を満たせないため、2025年度は履修できない。
ヒトの病気の予防と健康の保持・増進に係わる、公衆衛生、予防医学および疫学の知識や技術を修得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の②③に関連する。
【教育内容】
人間の出生・死亡、社会保障制度、国際保健、医療・保健活動における疫学の意義を理解し、対人保健活動を通した健康保持増進対策を学ぶ。
【教育方法】
授業形態:講義
【フィードバック】
小テストで理解度を確認した場合、必要に応じて講義の中で解説する。学生からの質問等に対応する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 保健統計①人口統計 | 人口統計の概要、人口動態、静態統計について解説する。 | 内藤 由紀子 | 4/8② |
第2回 | 【対面】 保健統計②疾病に関する統計 | 患者調査等、疾病・障害に関する統計について解説する。 | 内藤 由紀子 | 4/15② |
第3回 | 【対面】 疫学総論 | 保健衛生・医療における疫学の役割、疫学の歴史について解説する。 | 飯塚 佳子 | 4/16④ |
第4回 | 【対面】 疫学における疾病異常の測定 | 集団の把握(分母)、標本抽出、疾病異常者の把握(分子)、人年法、相対危険と寄与危険、スクリーニング検査等について解説する。 | 飯塚 佳子 | 4/22② |
第5回 | 【対面】 疫学における疾病指標と統計学的手法 | 比、率、割合、◯◯当たり、相対頻度、罹患率、有病率等の指標および推定と検定について解説する。 | 飯塚 佳子 | 4/23④ |
第6回 | 【対面】 観察疫学1(記述疫学) | 記述疫学(統計資料の所在と見方、観察の視点、集積性の観察)について解説する。 | 飯塚 佳子 | 5/13② |
第7回 | 【対面】 観察疫学2(分析疫学総論) | 分析疫学の概要を解説する。 | 飯塚 佳子 | 5/20② |
第8回 | 【対面】 観察疫学3(分析疫学各論) | コホート研究、症例対照研究、横断研究および生態学的研究について解説する。 | 飯塚 佳子 | 5/27② |
第9回 | 【対面】 環境疫学 | 化学物質曝露、環境性中毒による健康影響について解説する。 | 片桐 裕史 | 6/3② |
第10回 | 【対面】 介入研究 | 臨床研究および地域介入研究について解説する。 | 片桐 裕史 | 6/10② |
第11回 | 【対面】 疫学倫理 | 個人情報保護、インフォームドコンセントについて解説する。 | 片桐 裕史 | 6/17② |
第12回 | 【対面】 高齢者保健 | 老人保健法、介護保険制度、老人福祉法について解説する。 | 片桐 裕史 | 6/24② |
第13回 | 【対面】 社会保障・福祉 | 社会保険制度、医療保険制度、社会福祉プランについて解説する。 | 内藤 由紀子 | 7/1② |
第14回 | 【対面】 国際保健 | 人口増加、国際紛争等が健康に及ぼす影響を含む、健康、衛生に関する課題に対する国際的な取り組みを解説する。 | 内藤 由紀子 | 7/8② |
第15回 | 【対面】 公衆衛生学に関する最近の話題 | 公衆衛生学に関する最近の話題を解説する。 | 内藤 由紀子 | 7/15② |
◆実務経験の授業への活用方法◆
研究機関での経験を踏まえ、生活習慣病予防活動やQOL向上のための身体・栄養活動を具体的に概説する。
健康科学に必要な公衆衛生学と予防医学を体系的に学び、ヒトの病気の予防と健康の保持・増進を説明できる。
定期試験(95%)および受講態度(5%)により評価する。
【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
教科書を利用して講義内容の予習を行う。講義資料および教科書を用いて講義内容を復習し、理解を深める。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 国民衛生の動向 2024/2025年版 | (一財)厚生労働統計協会 | (一財)厚生労働統計協会 |
参考書 | (なし) |
科目ナンバリングコード: HS201-SS03