Web Syllabus(講義概要)
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生体分子情報学Molecular Signal Biology
科目責任者川上 文貴
担当者川上 文貴※
科目概要2・3・4年 (2単位・選択) [保健衛生学科 環境保健学コース, 臨床心理学コース]

授業の目的

●3学年臨床心理学コースの学生のうち「心理実習Ⅰ」の受講を希望する学生がこの科目を履修する場合は、「心理実習Ⅰ」の学外見学日程の選択肢が少なくなる場合がある。
●4学年臨床心理学コースの学生のうち「心理実習Ⅱ」の受講を希望する学生がこの科目を履修する場合は、「心理実習Ⅱ」の学外見学日程の選択肢が少なくなる場合がある。

ヒトの体は、多種多様な細胞から構成されており、それらの細胞が互いにコニュニケーションを取り合いながら協調的に活動することで様々な環境変化に応答している。このとき、細胞内では様々な化学反応が引き起こされ、連鎖的な情報伝達(シグナル応答)によって恒常性が維持される。本科目では、生体内での複雑なシグナル応答を理解することで、生体の恒常性の破綻に起因する各種疾患の発症機序を学ぶための知識を習得する。この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の(環境)②、(心理)②③に関連する。

教育内容・教育方法・フィードバック

【教育内容】
 予防医学を学ぶために必要な基礎知識として生体内で起こる化学反応や細胞や生体が内部あるいは外部環境の変化に応答する際に必要な情報伝達機構について学習する。さらに、この情報伝達機構の異常によって引き起こされる、生活習慣病や癌などの疾患発症メカニズムを解説する。
【教育方法】
授業形態:講義
 講義は基本的に講義形式であり、パワーポイントを利用して行う。
【フィードバック】
学生から出た質問は講義内でフィードバックし、必要な場合には次回の講義で振り返りを実施する。配布した課題は、次回の講義でその解答を配布し、またその解説をすることで講義内容の理解を深める。学生からのメール等による質問は、メール等でフィードバックを行う。

授業内容

項目授業内容担当者日時
第1回ガイダンス生体分子情報学の目的と概要を学ぶ川上 文貴
9/4①
第2回糖質の生体情報
糖質の性質や生体内での役割について学ぶ
川上 文貴
9/11①
第3回糖質の代謝ネットワークと生体内情報伝達
糖質の代謝調節に関わる生体内情報伝達経路について学ぶ
川上 文貴
9/18①
第4回アミノ酸・タンパク質の生体情報


アミノ酸とタンパク質の性質や生体内での役割について学ぶ
川上 文貴
9/25①
第5回アミノ酸・タンパク質の代謝ネットワークと生体内情報伝達
アミノ酸とタンパク質の代謝調節に関わる生体内情報伝達経路について学ぶ
川上 文貴
10/2①
第6回細胞内の化学反応
細胞内の化学反応を触媒する酵素について学ぶ
川上 文貴
10/9①
第7回細胞内化学反応の調節機構
細胞内の化学反応を触媒する酵素の活性調節について学ぶ
川上 文貴
10/16①
第8回遺伝子発現とその調節に関わる生体内情報伝達
タンパク質の合成とその調節に関わる情報伝達経路を学ぶ川上 文貴
10/23①
第9回DNAの複製および修復機構
細胞分裂におけるDNAの複製機構とDNA障害の修復に関わる情報伝達系を学ぶ
川上 文貴
10/30①
第10回細胞分裂と細胞周期
細胞の分裂機構と細胞周期の調節機構について学ぶ
川上 文貴
11/6①
第11回細胞のがん化と情報伝達細胞のがん化とそれに関わる情報伝達機構を学ぶ川上 文貴
11/13①
第12回脂質の生体情報脂質の性質や生体内での役割について学ぶ川上 文貴
11/20①
第13回脂質の代謝ネットワークと生体内情報伝達脂質の代謝調節に関わる生体内情報伝達経路について学ぶ
川上 文貴
11/27①
第14回生体の恒常性維持に関わる生体内情報伝達ホルモンをはじめとした各種シグナル分子による生体の恒常性維持機構を学ぶ川上 文貴
12/4①
第15回まとめ講義のまとめと生体分子情報学に関する最新トピックの紹介を行う川上 文貴
12/11①
第1回
項目
ガイダンス
授業内容
生体分子情報学の目的と概要を学ぶ
担当者
川上 文貴
日時
9/4①
第2回
項目
糖質の生体情報
授業内容
糖質の性質や生体内での役割について学ぶ
担当者
川上 文貴
日時
9/11①
第3回
項目
糖質の代謝ネットワークと生体内情報伝達
授業内容
糖質の代謝調節に関わる生体内情報伝達経路について学ぶ
担当者
川上 文貴
日時
9/18①
第4回
項目
アミノ酸・タンパク質の生体情報


授業内容
アミノ酸とタンパク質の性質や生体内での役割について学ぶ
担当者
川上 文貴
日時
9/25①
第5回
項目
アミノ酸・タンパク質の代謝ネットワークと生体内情報伝達
授業内容
アミノ酸とタンパク質の代謝調節に関わる生体内情報伝達経路について学ぶ
担当者
川上 文貴
日時
10/2①
第6回
項目
細胞内の化学反応
授業内容
細胞内の化学反応を触媒する酵素について学ぶ
担当者
川上 文貴
日時
10/9①
第7回
項目
細胞内化学反応の調節機構
授業内容
細胞内の化学反応を触媒する酵素の活性調節について学ぶ
担当者
川上 文貴
日時
10/16①
第8回
項目
遺伝子発現とその調節に関わる生体内情報伝達
授業内容
タンパク質の合成とその調節に関わる情報伝達経路を学ぶ
担当者
川上 文貴
日時
10/23①
第9回
項目
DNAの複製および修復機構
授業内容
細胞分裂におけるDNAの複製機構とDNA障害の修復に関わる情報伝達系を学ぶ
担当者
川上 文貴
日時
10/30①
第10回
項目
細胞分裂と細胞周期
授業内容
細胞の分裂機構と細胞周期の調節機構について学ぶ
担当者
川上 文貴
日時
11/6①
第11回
項目
細胞のがん化と情報伝達
授業内容
細胞のがん化とそれに関わる情報伝達機構を学ぶ
担当者
川上 文貴
日時
11/13①
第12回
項目
脂質の生体情報
授業内容
脂質の性質や生体内での役割について学ぶ
担当者
川上 文貴
日時
11/20①
第13回
項目
脂質の代謝ネットワークと生体内情報伝達
授業内容
脂質の代謝調節に関わる生体内情報伝達経路について学ぶ
担当者
川上 文貴
日時
11/27①
第14回
項目
生体の恒常性維持に関わる生体内情報伝達
授業内容
ホルモンをはじめとした各種シグナル分子による生体の恒常性維持機構を学ぶ
担当者
川上 文貴
日時
12/4①
第15回
項目
まとめ
授業内容
講義のまとめと生体分子情報学に関する最新トピックの紹介を行う
担当者
川上 文貴
日時
12/11①

授業内容欄外

◆実務経験の授業への活用方法◆
国外の研究所での研究経験を踏まえ、メディカルライフサイエンス領域の研究成果を活かしてヒトの生体内で起こる各種情報伝達機構について概説する。

到達目標

生命科学の基礎的な知識をよく理解し、ヒトの体が環境変化に応答する際に起こる生体内の情報伝達機構を説明できる。

評価基準

受講態度(10%)、授業内試験(90%)により、受講者の知識が到達目標に達しているかを総合的に評価する。

準備学習等(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習の時間: 60時間】
事前に、授業内容に書いてある言葉を調べておくこと。講義資料を用いて、講義内容を理解するために復習を行うこと。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書配布資料
参考書講義内で紹介する
教科書
署名
配布資料
著者・編者
発行所
参考書
署名
講義内で紹介する
著者・編者
発行所

備考・その他

科目ナンバリングコード:HS301-EP24