科目責任者 | 五味 勉 |
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担当者 | 五味 勉※, 長谷川 智之, 村石 浩, 鍵谷 豪※, 原 秀剛※, THET THET LWIN※, 坂口 和也※, 橋本 成世※, 渡邉 祐介※, 水上 慎也※, 山田 智子※, 石上 稔※, 渡辺 宝※, 轟 辰也※, 新任教員 |
科目概要 | 1年 (2単位・必修) [医療工学科 診療放射線技術科学専攻] |
診療放射線技術及び診療放射線技師の歴史的経緯や構造を学習することを通して、専門職としての診療放射線技師となるために学ぶことの意義を理解する。また、様々な専門分野の関連性を理解して自律的に学習する基盤を涵養する。
北里大学病院における臨床見学を通して画像検査技術、核医学検査技術、放射線治療技術などの診療放射線技術部門の機能や患者中心の医療について理解する。医療安全の視点の下に医療職としての診療放射線技師の役割等を体験学習から理解すると同時に、さまざまな職種の人々との協力から成るチーム医療の概要と必要性も理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③④⑤⑦に関連する。
【教育内容】今後修得すべき専門科目を学ぶに当たって診療放射線技術科学の学問体系とその概要、放射線の基礎知識及び診療放射線技術の概要を学習する。
(1)放射線の基礎(物理学的作用、化学的作用、生物学的作用)について学ぶ。
(2)医療機器の原理と検査の概要について学ぶ。
(3)診療放射線技師の業務と役割について学ぶ。
【教育方法】授業形態:講義
パワーポイントと配布資料を用いて講義形式ですすめる。
施設見学による早期臨床見学(Early Exposure)を行う。
北里大学病院の概要と見学実施方法等についてオリエンテ-ションを行う。教員の指導のもとに実習目標を中心に履修する。
学生を複数班に編成し、2日に分かれて実習する (予定)。1班に教員1名が付いて北里大学病院の臨床実習指導者と連携をとり、到達目標を主に指導する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 診療放射線技術科学概論のカリキュラム・診療放射線技師法の成り立ちと診療放射線技師の責任 | 診療放射線技師に適用される法的規制について学ぶ。 | 五味 勉 | 9/17⑤ |
第2回 | 【対面】 診療放射線技師に求められる能力 | 診療放射線技師の役割や現場で求められる能力について学ぶ。 | 橋本 成世 | 9/24⑤ |
第3回 | 【対面】 診療放射線技師に必要な理工学の基礎 | 国家試験科目と照らし合わせて、理工学基礎科目の関連性を学ぶ。 | 村石 浩 | 10/1⑤ |
第4回 | 【対面】 診療放射線技師に必要な放射性同位元素と核医学の基礎 | 診療放射線技師として習得すべき放射性同位元素と核医学の基礎を学ぶ。 | 新任教員 | 10/8⑤ |
第5回 | 【対面】 診療放射線技師に必要な基礎医学的知識 | 診療放射線技師として習得すべき基礎医学的知識を学ぶ。 | THET THET LWIN | 10/15⑤ |
第6回 | 【対面】 診療放射線技師が利用する画像診断装置 | 画像診断装置の種類と検査の概要を学ぶ。 | 原 秀剛 | 10/22⑤ |
第7回 | 【対面】 診療放射線技師の業務について(X線検査・造影検査・CT検査・MRI検査) | 画像検査部門における診療業務内容を学ぶ。 | 水上 慎也 | 10/29⑤ |
第8回 | 【対面】 診療放射線技師の業務について(核医学検査技術) | 核医学検査部門における診療業務内容を学ぶ。 | 坂口 和也 | 11/12⑤ |
第9回 | 【対面】 放射線の防護と安全管理 | 医療における放射線の防護や安全管理について学ぶ。 | 鍵谷 豪 | 11/19⑤ |
第10回 | 【対面】 診療放射線技師の業務について(放射線治療技術) | 放射線治療部門における診療業務内容を学ぶ。 | 渡邉 祐介 | 11/26⑤ |
第11回 | 【対面】 施設見学前ガイダンス | 北里大学病院放射線部の施設見学に係る事前準備および概要等の説明 | 五味 勉 渡邉 祐介 水上 慎也 山田 智子 石上 稔 渡辺 宝 轟 辰也 | 12/23④ |
第12回 | 【対面】 施設見学 | 北里大学病院放射線部の施設見学 | 五味 勉 渡邉 祐介 水上 慎也 山田 智子 石上 稔 渡辺 宝 轟 辰也 | 12/23⑤ |
第13回 | 【対面】 施設見学 | 北里大学病院放射線部の施設見学 | 五味 勉 渡邉 祐介 水上 慎也 山田 智子 石上 稔 渡辺 宝 轟 辰也 | 12/24④ |
第14回 | 【対面】 施設見学 | 北里大学病院放射線部の施設見学 | 五味 勉 渡邉 祐介 水上 慎也 山田 智子 石上 稔 渡辺 宝 轟 辰也 | 12/24⑤ |
第15回 | 【対面】 診療放射線技師のための放射線物理学 | 診療放射線技師になるにあたって中核となる放射線物理学の知識を学ぶ。 | 長谷川 智之 | 後日掲示 |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院や研究所での実務経験を踏まえ、診療放射線技師の業務に関わる項目の講義と施設見学を行う。
診療放射線技師の役割や機能、患者との接し方について理解する。また、検査に必要な放射線機器の実際及び放射線安全管理も把握する。
1. 見学者としての心得や見学の目的について理解する。
2. 臨床における診療放射線技師の専門職としての業務概要と機能について理解する。
3. 各種画像検査法(特に撮影等)や画像処理方法を理解する。
4. 放射線機器(補助器具等含む)の概要を理解する。
5. 診療放射線技師と他の医療職との関係を理解する。
6. 各種検査における安全管理の必要性を理解する。
7. 個人情報保護の重要性を理解する。
受講態度(30%)、及びレポート(70%)で評価する。
【授業時間外に必要な学習時間: 60 時間】
予習:授業内容に関する項目の基礎的知識の予習を行うこと。
復習:講義内容でわからなかったところは参考文献などで調べる。講義の中で取り上げる課題について自分の考えをまとめる。講義の理解を深めるために復習を行うこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 診療放射線学概論 | 監修:石田 隆行 編集:西山 篤、星野 修平 | 南江堂 |
参考書 | (なし) |
配布資料(ガイダンス資料、見学心得、講義資料など)
施設見学等を通して、放射線技術学(X線撮影、放射線治療、核医学検査など)の概要を理解し、診療放射線技師の社会的役割をよく学んでください。各自が自分の学習目標を見いだすことが大切です。いろいろな疾患の治療で来院する患者さんの気持ちをよく理解し、診療放射線技師としてどのように対応すべきかを考えてください。都合により、講義の実施順が変更になることがあります。
施設見学の前にオリエンテーションを行います(日程未定)。
病院見学には白衣を着用します。各自準備をしてください。
病院内では学生といえども社会人としての対応が要求されます。医療人として、恥じない態度やマナーで臨んでください。
科目ナンバリングコード:RT301-DE05