科目責任者 | 石川 均 |
---|---|
担当者 | 石川 均※, 浅川 賢※, 藤村 芙佐子※, 榊原 七重※, 干川 里絵※ |
科目概要 | 3年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 視覚機能療法学専攻] |
学生は4グループに分かれ、北里大学病院病院眼科で臨床実習を行い、眼科一般検査・生理学的検査・視能矯正の実際を体験し、将来の視能訓練士、又視覚機能の専門家として歩むための臨床体験を積む(ヒトを対象として)。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③④に関連する。
【教育内容】
グループで北里大学病院を見学・実地実習を行い、臨床で必要とされる技能と態度を修得する
【教育方法】
授業形態:実習
教員、北里大学病院医師・視能訓練士・その他の眼科スタッフと連携し、実際の臨床現場に即した指導を行う。なお、実習期間中に途中経過をパワーポイントによりプレゼン形式で発表を行い、実習内容につき学生同士ディスカッションを行い、教員が適宜アドバイスを行いながら指導する。
【フィードバック】
全ての病院実習については、実習記録を作成し、各担当教員に提出し、実習毎にフィードバックを受ける。
プレゼンテーションは各担当教員が作成中からアドバイスを行い、報告会でフィードバックを行い、臨床実習についての振り返りを行う。
レポートは提出後、フィードバックとともに返却する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
---|---|---|---|---|
第1・2回 | 【対面】 臨床実習Ⅱ報告会 | 4年生の臨床実習Ⅱ報告会へ参加し 臨床実習で学んだ様々な知識と研究内容の関連について考える。 また、次年度の卒業研究において選択したいテーマについて考えられるようにする。 | 藤村 芙佐子 榊原 七重 | 7/12①②後日掲示未定 |
第3~5回 | 【対面】臨床実習オリエンテーション | 臨床実習の概要について説明する。 実習スケジュールや、各実習項目、実習に向けて準備しておくこと、心構えなどを理解し、臨床実習Ⅰの目標をたてる。 また、眼科カルテの見方、重要項目、情報管理の方法等について習得する。 | 榊原 七重 | 9/1②③④ |
第6~8回 | 【対面】 臨床実習 火曜午前実習 各2回(計3コマ) | 6グループに分かれ、病院実習、演習をローテーションで実施する。 北里大学病院において、各グループごとに実習を行う。 検査所見が診断、治療、経過観察にどのように役立てられるのかを学び、 報告会に向けて、カルテから経過観察に必要な情報を読み取れるようになる。 | 榊原 七重 干川 里絵 藤村 芙佐子 | 9/9①② 9/16①② 9/30①② 10/7①② 10/14①② 10/21①② 9/2①② 10/28①② |
第9~14回 | 【対面】 臨床実習 月曜午前実習 診察見学(症例検討)1回 検査見学実習 2回 | 6グループに分かれ、病院実習、演習をローテーションで実施する。 北里大学病院において、各グループごとに実習を行う。 検査所見が診断、治療、経過観察にどのように役立てられるのかを学び、 報告会に向けてプレゼンテーションの準備を行う。 | 石川 均 榊原 七重 干川 里絵 藤村 芙佐子 | 9/8①② 9/22①② 9/29①② 10/6①② 10/20①② 10/27①② 11/10①② 11/17①② |
第15・16回 | 【対面】臨床実習 月曜午後実習 | 6グループに分かれ、病院実習、演習をローテーションで実施する。 北里大学病院において、各グループごとに実習を行う。 検査所見が診断、治療、経過観察にどのように役立てられるのか学び、実際の検査における患者とのコミュニケーションについて学ぶ。 | 榊原 七重 干川 里絵 | 9/8③④ 9/22③④ 9/29③④ 10/6③④ 10/20③④ 10/27③④ |
第17・18回 | 【対面】臨床実習Ⅱ報告会 | 4年生の臨床実習Ⅱ 実習報告会に参加し、後期から開始する病院見学実習における目標を考える | 藤村 芙佐子 榊原 七重 | 10/25①②後日掲示未定 |
第19~22回 | 【対面】 報告会 | 臨床実習の振り返りを行い、実習のまとめをするために必要な文献検索などをし、報告会に向けてのプレゼンテーションを作成する。 実際に見学、検査等を行った症例についてプレゼンテーションし、症例についての理解を深め、検討する。 | 藤村 芙佐子 干川 里絵 榊原 七重 浅川 賢 | 12/1①② 12/8①② |
第23回 | 【対面】 まとめ | 臨床実習Ⅰを通し、 次年度実施される臨床実習Ⅱにおける目標を考える。 また、目標達成に向けて、 学内での講義・実習を通して習得すべき知識・技術、 身に着けるべき患者への接遇を含めたコミュニケーション の課題を明確化する。 | 石川 均 榊原 七重 | 12/15② |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を踏まえ、実際の病院における実習を通して、視能訓練士としての業務を理解し、向上心を持って実技を習得するよう指導する。また、臨床実習Ⅱに向けての個々の課題を明らかにし、実習に向けての準備ができるよう指導する。
小グループに分けて臨床実習を実施するため、第6回~17回の臨床実習日程は各グループごとに実施日が異なる。臨床実習日程については第1回講義において、日程表を配布し説明する。
なお、11月10日、17日、12月1日、8日、15日の午後は実習予備日とする。
臨床実習生としてのルールを守る、健康管理に気を付け休まず参加できるようにする。
臨床における、感染対策、安全な環境の確保、患者に対する接遇を身に着ける。
医療における大学病院の役割を知り、視能訓練士の役割を理解する。
眼科医療におけるチームメンバーを知り、どのような連携を行っているのかを理解する。
患者の誘導、検査や診察の補助、指導者のもと安全な検査の実施ができるようになる。
症例について、専門用語を用いた説明ができ、指導者等に相談する場合の方法を身に着ける。
実習についての記録を作成し、自ら学びを深めるための学習だけでなく、記録を通した指導者とのコミュニケーションを理解する。
臨床実習内で与えられたテーマについて自己学習し、カルテから読み取れること、結果の関係性を理解し、教員とディスカッションがを重ね、症例報告ができるよう、必要に応じて文献検索をし、プレゼンテーションを作成する。
臨床実習Ⅱに向けた、具体的な課題を見つけ、学内実習や自主的な練習において改善する。
臨床実習Ⅱについて具体的な目標を決める。
実習記録(20%)、報告会プレゼンテーション(40%)、筆記試験(40%)
【授業時間外に必要な学習時間:10.5時間】
3年生前期までに実施されたすべての講義・実習の教科書、資料、レポート等のすべてを見直し、臨床において用いられる専門用語と略語、検査に必要な道具類、検査条件、検査距離、目的に合わせた検査法の選択について復習すること。
報告会に向けての準備をする際に、カルテから得た結果(情報)の関係性について考察し、その症例の検査・治療の方針について自分なりの意見が述べられるようにすること。疑問に思ったことについては教科書、文献検索、グループ内・教員とのディスカッションを通して解決し、プレゼンテーションに反映できるよう準備すること。
教科書では知ることができない医療従事者と患者とのコミュニケーションについて、具体的に記録を残し、自らの検査時のコミュニケーションと比較し考察すること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | ポイントマスター! 小児眼科・弱視斜視外来ノート | 浜松医科大学眼科教室 編 | 三輪書店 |
参考書 | これまで全ての教科で使用した教科書、配布プリント |
科目ナンバリングコード:OV304-SS26