科目責任者 | 藤村 芙佐子 |
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担当者 | 藤村 芙佐子※ |
科目概要 | 3年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 視覚機能療法学専攻] |
視能矯正学の中でも小児の弱視について主に診断と治療への応用が基礎的な知識に基づいて行われることを理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③④に関与する。
【教育内容】
小児の発達を含め、弱視の総論、弱視検査と治療について整理し、実践的な症例検討を行う。
【教育方法】
授業形態・講義
各疾患の診断法および治療法を的確に身につけるため、臨床症例をPower Pointにて呈示しながら講義を展開する。
【フィードバック】
隔週の講義にて小テストを実施し、第15回に添削して返却する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | 【対面】 ガイダンス | 教育の目標と内容、視能訓練士に必要な小児の発達・弱視について概要を説明する。 | 藤村 芙佐子 | 5/8① |
2 | 【対面】 弱視総論① 基礎知識の学習 | 弱視について学ぶため基礎知識の復習を行う。 | 藤村 芙佐子 | 5/8② |
3 | 【対面】 弱視総論② 小児の発達 | 小児の身体・精神発達、視機能(視力や両眼視)発達について修得する。 | 藤村 芙佐子 | 5/15① |
4 | 【対面】 弱視総論③ 検査と治療 | 検査・治療における注意点などを修得する。 | 藤村 芙佐子 | 5/15② |
5 | 【対面】 弱視の分類 | 弱視の分類と臨床症状について整理し、治療について修得する。 | 藤村 芙佐子 | 5/22① |
6 | 【対面】 弱視の検査 | 入力系・統合系・出力系における検査について修得する。 | 藤村 芙佐子 | 5/22② |
7 | 【対面】 弱視の治療法 | 治療の原則と目標について整理し、視能矯正方法を修得する。 | 藤村 芙佐子 | 5/29① |
8 | 【対面】 弱視の訓練法 | 訓練の原則と目標について整理し、視能矯正方法を修得する。 | 藤村 芙佐子 | 5/29② |
9・10 | 【対面】 症例検討① 症例の把握 | 症例を提示しながら治療方針・訓練方針について検討する。 | 藤村 芙佐子 | 6/5① 6/5② |
11・12 | 【対面】 症例検討② 検査・治療・訓練方針 | 臨床症例から弱視検査・治療・訓練について検討する | 藤村 芙佐子 | 6/12① 6/12② |
13・14 | 【対面】 症例検討③ 検査の実際 | 病院臨床における検査の注意点などを学習する。 | 藤村 芙佐子 | 6/19① 6/19② |
15 | 【対面】 総復習 | 弱視の概念、検査方法、診断方法、治療方法についてまとめる。 | 藤村 芙佐子 | 6/26② |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を踏まえ、小児の発達や弱視の概念、検査、治療、訓練法について概説する。
各疾患の検査法、診断法および治療・訓練法を的確に説明できる。また、病院実習に際して留意すべき事項を配慮できる。
各講義内に実施する小テスト(20%)+定期試験(80%)の結果の総合評価とする。
【授業時間外に必要な学習時間: 60時間】
前半は知識のまとめであり、各項目について教科書を復習すること。後半は実際の症例呈示が中心になるが、臨床実習直前の講義であり、教科書では触れられない実践的な技術も示されるので、知識を整理しておくこと。次回の授業範囲の用語について予習し、授業後には対応する教科書範囲を復習しておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 視能学 | 丸尾敏夫ほか | 文光堂 |
教科書 | 視能矯正学 | 丸尾・粟屋 編 | 金原出版 |
教科書 | 小児の弱視と視機能発達 | 三木淳司・荒木俊介 編 | 三輪書店 |
参考書 | 眼科検査ガイド | 根木昭 監修 | 文光堂 |
参考書 | 現代の眼科学 | 所敬 監修 | 金原出版 |
科目ナンバリング:OV301-SS24