Web Syllabus(講義概要)
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サスティナビリティ学入門Introduction to Sustainability Science and Technology
科目責任者清 和成
担当者清 和成※, 星子 裕貴 ※
科目概要2・3・4年 (2単位・選択) [保健衛生学科 環境保健学コース, 臨床心理学コース]

授業の目的

●2学年臨床心理学コースの学生は、必修科目と同時開講のため、2025年度は履修できない。

人類はこれまで、経済発展と豊かな生活環境の実現のために、地球上にある資源・エネルギーを最大限に利用してきた。一方、地球上の資源やエネルギーには限りがあり、従来の大量生産・大量消費・大量廃棄をベースとした社会システムの継続には限界がある。本講義では、いかにして人類が将来にわたって持続可能な活動を続けていける社会を構築していくか、科学と技術の現状と将来展望から考察し、環境倫理的な側面を踏まえつつ社会設計していくことのできる素養を習得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の(環境)②、(心理)②③に関連する。

教育内容・教育方法・フィードバック

【教育内容】
サスティナビリティという概念を解説した上で、現在、地球環境が置かれている状況を、物質・エネルギー・資源などの観点から科学的なデータを交えながら講義する。また、人間社会をいかに真に持続可能なものへと変換していくか、環境倫理、自然科学や技術の観点から考察し、提示する。

【教育方法】
授業形態:講義
パワーポイントを用いた講義形式を基本とする。

【フィードバック】
基本的に、各回終了時に課題を実施し、次回の冒頭で解説を実施する。

授業内容

項目授業内容担当者日時
第1回【対面】
サスティナビリティ学の基礎
地球の環境収容力について学ぶ。 清 和成
4/10②
第2回【対面】
サスティナビリティの基礎(1)
物質・エネルギー・水の循環について学ぶ。清 和成
4/16⑤
第3回【対面】
サスティナビリティの基礎(2)
生物と生態系について学ぶ。清 和成
4/17②
第4回【対面】
サスティナビリティの基礎(3)
環境倫理について学ぶ。清 和成
4/24②
第5・6回【対面】
持続可能な開発目標(SDGs)の基礎
SDGsについて学ぶ。星子 裕貴 
5/8②
5/15②
第7回【対面】
SDGsの実施状況(1)
世界におけるSDGsの取り組みについて学ぶ。星子 裕貴 
5/22②
第8回【対面】
SDGsの実施状況(2)
日本におけるSDGsの取り組みについて学ぶ。星子 裕貴 
5/29②
第9回【対面】
水に関するSDGs
世界と日本におけるSDG6の実施について学ぶ。星子 裕貴 
6/5②
第10回【対面】
環境問題とサスティナビリティ(1)
環境汚染と健康リスク、食糧問題について学ぶ。清 和成
6/12②
第11回【対面】
環境問題とサスティナビリティ(2)
エネルギー問題について学ぶ。清 和成
6/19②
第12回【対面】
環境問題とサスティナビリティ(3)
水資源問題について学ぶ。清 和成
6/26②
第13回【対面】
環境問題とサスティナビリティ(4)
資源・廃棄物問題について学ぶ。清 和成
7/3②
第14回【対面】
サスティナビリティ実践学
サスティナビリティをめぐる将来展望について学ぶ。清 和成
7/10②
第15回【対面】
サスティナビリティ演習
サスティナビリティに関する情報収集とまとめ。清 和成
7/10③
第1回
項目
【対面】
サスティナビリティ学の基礎
授業内容
地球の環境収容力について学ぶ。 
担当者
清 和成
日時
4/10②
第2回
項目
【対面】
サスティナビリティの基礎(1)
授業内容
物質・エネルギー・水の循環について学ぶ。
担当者
清 和成
日時
4/16⑤
第3回
項目
【対面】
サスティナビリティの基礎(2)
授業内容
生物と生態系について学ぶ。
担当者
清 和成
日時
4/17②
第4回
項目
【対面】
サスティナビリティの基礎(3)
授業内容
環境倫理について学ぶ。
担当者
清 和成
日時
4/24②
第5・6回
項目
【対面】
持続可能な開発目標(SDGs)の基礎
授業内容
SDGsについて学ぶ。
担当者
星子 裕貴 
日時
5/8②
5/15②
第7回
項目
【対面】
SDGsの実施状況(1)
授業内容
世界におけるSDGsの取り組みについて学ぶ。
担当者
星子 裕貴 
日時
5/22②
第8回
項目
【対面】
SDGsの実施状況(2)
授業内容
日本におけるSDGsの取り組みについて学ぶ。
担当者
星子 裕貴 
日時
5/29②
第9回
項目
【対面】
水に関するSDGs
授業内容
世界と日本におけるSDG6の実施について学ぶ。
担当者
星子 裕貴 
日時
6/5②
第10回
項目
【対面】
環境問題とサスティナビリティ(1)
授業内容
環境汚染と健康リスク、食糧問題について学ぶ。
担当者
清 和成
日時
6/12②
第11回
項目
【対面】
環境問題とサスティナビリティ(2)
授業内容
エネルギー問題について学ぶ。
担当者
清 和成
日時
6/19②
第12回
項目
【対面】
環境問題とサスティナビリティ(3)
授業内容
水資源問題について学ぶ。
担当者
清 和成
日時
6/26②
第13回
項目
【対面】
環境問題とサスティナビリティ(4)
授業内容
資源・廃棄物問題について学ぶ。
担当者
清 和成
日時
7/3②
第14回
項目
【対面】
サスティナビリティ実践学
授業内容
サスティナビリティをめぐる将来展望について学ぶ。
担当者
清 和成
日時
7/10②
第15回
項目
【対面】
サスティナビリティ演習
授業内容
サスティナビリティに関する情報収集とまとめ。
担当者
清 和成
日時
7/10③

授業内容欄外

◆実務経験の授業への活用方法◆
政府機関の専門家として短期派遣された、タイ、ネパールでの環境問題、衛生問題に関する教育と調査、研究の経験や、政府委託事業における研究、実務経験を踏まえ、開発途上国の環境問題、衛生問題の実際や、我が国の科学技術基本計画に基づく技術開発について解説する。

到達目標

「SDGs」や「サスティナビリティ」の概念を理解し、その基礎科学を身につけるとともに、いかにして人類が将来にわたって持続可能な活動を続けていける社会を構築していくか、科学的な知見に基づいて考察する能力と環境倫理的な側面から社会設計できる素養を獲得する。

評価基準

定期試験(100%)

準備学習等(予習・復習)

【講義時間外に必要な学修の時間:60時間】
SDGs、サスティナビリティの概念や動向、環境倫理について、下記の参考書や環境省、経済産業省、文部科学省等の省庁や気候変動に関する政府間パネル(IPCC)、世界自然保護基金(WWF)等の国際機関から提示されている情報を調査しておく。また、現在のサスティナビリティに対する社会の取り組みに関する情報を新聞やインターネット等で調査しておく。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書プリントを配布する。
参考書サスティナビリティ学(全5巻)小宮山宏、武内和彦、住明 正、花木啓祐、三村信男東京大学出版会
参考書環境倫理学のすすめ加藤尚武丸善
参考書新・環境倫理学のすすめ加藤尚武丸善
参考書新版 環境と倫理加藤尚武有斐閣
教科書
署名
プリントを配布する。
著者・編者
発行所
参考書
署名
サスティナビリティ学(全5巻)
著者・編者
小宮山宏、武内和彦、住明 正、花木啓祐、三村信男
発行所
東京大学出版会
参考書
署名
環境倫理学のすすめ
著者・編者
加藤尚武
発行所
丸善
参考書
署名
新・環境倫理学のすすめ
著者・編者
加藤尚武
発行所
丸善
参考書
署名
新版 環境と倫理
著者・編者
加藤尚武
発行所
有斐閣

備考・その他

【参考資料】
・Sustainability Development Report 2022 (https://dashboards.sdgindex.org/)Cambridge University Press
・生きている地球レポート(Living Planet Report)(https://www.wwf.or.jp/activities/lib/5153.html)World Wide Fund for Nature(WWF)(WWFジャパン訳)
・国際連合広報センターホームページ(https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/)国際連合広報センター

科目ナンバリングコード: HS201-EP18