Web Syllabus(講義概要)
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初学者のための生体防御のしくみIntroductory course in host defense mechanisms
科目責任者川村 俊彦
担当者川村 俊彦※
科目概要全学年 (1単位・自由) [全学科 全専攻]

授業の目的

生体にとって有害な反応を回避するシステムを生体防御機構という。感染症の際に働く免疫反応だけが生体防御ではない。医療系の大学生が身に付けるべき生体防御のしくみについて、その考え方の基本を学ぶ。何よりも「わかりやすさ」に重点を置く。難解な用語を機械的に記憶するのではなく、生体での現象が、なぜ起こるのか、納得しながら理解することを目的とする。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の(HS)②,(ML)①②,(CE)1〜3年①③(RT)①③④⑧,(PT)①②③④⑤,(OT)①,(ST)①,(OV)①③に関連する。

教育内容・教育方法・フィードバック

【教育内容】
生体防御に関して、難解な用語をできるだけ使用せず、なぜその反応がおこるか、その仕組みはなにか、記憶するのではなく理解することに重点を置く。生体防御に関する最新の研究成果についても紹介し、わかりやすく説明する。毎回トピックを挙げ、それぞれ独立した内容である。高校生物を履修していない学生にも理解できる内容としているので、気軽に受講してほしい。

【教育方法】
授業形態:講義
授業は、主に講義形式(パワーポイントおよび板書による説明)により進める。項目によっては、講義時間内でディスカッションを行うことがある。

【フィードバック】
授業終了前5分間で、その日の講義内容に関する小テストを行う。次の授業の初め5分間で前回の小テストの解説を行う。

授業内容

項目授業内容担当者日時
第1回【対面】
ガイダンス
本科目の概要、進め方などについて学ぶ。川村 俊彦
9/12④
第2回【対面】
対症療法---発熱時は解熱剤で熱を下げなければならない?
よく用いられる対症療法について、その必要性、正しい使い方を学ぶ。川村 俊彦
9/19④
第3回【対面】
自律神経と免疫---天気によって悪化する病気
急性虫垂炎の手術は天気の良い夏に多い。その理由を生体防御の観点から学ぶ。川村 俊彦
9/26④
第4回【対面】
世界3大感染症---たちの悪い病原体たち
世界レベルで流行のみられるエイズ、結核、マラリアが、免疫系からの攻撃をかわす仕組みを学ぶ。川村 俊彦
10/3④
第5回【対面】
新型コロナウイルス感染症---検査方法、治療、ワクチンについて
2019年、新たな感染症COVID-19が大流行し、我々の生活を一変させた。その感染症の基礎を学ぶ。川村 俊彦
10/10④
第6回【対面】
癌に対して免疫は有効か?
免疫チェックポイント阻害剤の発見により明らかになった、免疫系の癌に対する攻撃の仕組みを学ぶ。川村 俊彦
10/17④
第7回【対面】
腸内細菌と免疫
様々な疾患が腸内細菌によって影響されることを学ぶ。川村 俊彦
10/24④
第8回【対面】
実験免疫学
マウスを用いた動物実験とともに免疫学は発展してきた。当研究室で行われている、マウスを用いた実験免疫学について学ぶ。川村 俊彦
11/7④
第1回
項目
【対面】
ガイダンス
授業内容
本科目の概要、進め方などについて学ぶ。
担当者
川村 俊彦
日時
9/12④
第2回
項目
【対面】
対症療法---発熱時は解熱剤で熱を下げなければならない?
授業内容
よく用いられる対症療法について、その必要性、正しい使い方を学ぶ。
担当者
川村 俊彦
日時
9/19④
第3回
項目
【対面】
自律神経と免疫---天気によって悪化する病気
授業内容
急性虫垂炎の手術は天気の良い夏に多い。その理由を生体防御の観点から学ぶ。
担当者
川村 俊彦
日時
9/26④
第4回
項目
【対面】
世界3大感染症---たちの悪い病原体たち
授業内容
世界レベルで流行のみられるエイズ、結核、マラリアが、免疫系からの攻撃をかわす仕組みを学ぶ。
担当者
川村 俊彦
日時
10/3④
第5回
項目
【対面】
新型コロナウイルス感染症---検査方法、治療、ワクチンについて
授業内容
2019年、新たな感染症COVID-19が大流行し、我々の生活を一変させた。その感染症の基礎を学ぶ。
担当者
川村 俊彦
日時
10/10④
第6回
項目
【対面】
癌に対して免疫は有効か?
授業内容
免疫チェックポイント阻害剤の発見により明らかになった、免疫系の癌に対する攻撃の仕組みを学ぶ。
担当者
川村 俊彦
日時
10/17④
第7回
項目
【対面】
腸内細菌と免疫
授業内容
様々な疾患が腸内細菌によって影響されることを学ぶ。
担当者
川村 俊彦
日時
10/24④
第8回
項目
【対面】
実験免疫学
授業内容
マウスを用いた動物実験とともに免疫学は発展してきた。当研究室で行われている、マウスを用いた実験免疫学について学ぶ。
担当者
川村 俊彦
日時
11/7④

授業内容欄外

◆実務経験の授業への活用方法◆
医師としての実務経験を生かし、実際の疾患の具体例を挙げることにより、疾患についての理解を深めてもらう。

到達目標

生体防御システムを、神経・内分泌・免疫のつながりとして、全体像を把握する。疾患による臨床症状が何のために起こるのか、またそのメカニズムを納得して理解する。これらのことを、他人が理解できるように自分の言葉で説明できる。

評価基準

原則として、講義への意欲・関心度(60%)、ディスカッションの内容等(40%)を総合的に評価する。

準備学習等(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習の時間: 29時間】
講義を受ける準備として、高校生物の教科書・参考書を復習しておくことが望ましい。また、講義終了後、ノート、配布資料を中心に復習すること。質問等は大歓迎するので、研究室を気軽に訪れてほしい。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書必要に応じてパワーポイント資料、プリントを配布する。
参考書(なし)
教科書
署名
必要に応じてパワーポイント資料、プリントを配布する。
著者・編者
発行所
参考書
署名
(なし)
著者・編者
発行所

備考・その他

科目ナンバリングコード:(HS)HS401-FF09,(ML)ML401-FF09,(CE)CE401-FF09,(RT)RT401-FF09,(PT)PT401-FF09,(OT)OT401-FF09,(ST)ST401-FF09,(OV)OV401-FF09