科目責任者 | 田口 明子 |
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担当者 | 田口 明子※, 深谷 昌弘, 林 徹, 木村 武俊 |
科目概要 | 1年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻] 1年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 作業療法学専攻] |
体の支柱・動きに関係する運動器に重点を置き、運動学で使われる骨と骨格、関節、筋・靱帯の正確な名称と配置を習得する。
骨と骨格、関節、筋の名称、肉眼的な構造および相互関係について具体的に理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の(PT)②③⑤, (OT)①に関連する。
【教育内容】
骨格の模型を使用し、全身の骨の正確な名称と配置を理解させる。
関節の構造を理解させるとともに筋の起始、停止を正確に覚えさせる。
骨と骨格、筋の相互作用の結果としておこる関節運動を理解させる。
【教育方法】
授業形態:実習・実技
模型や図譜を使用し、4人一組のグループワーク形式で行う。
最初の骨学が終了した後、模型を使用したテストで実習で得た知識の確認を行う。
【フィードバック】
期末試験(実習内試験)終了後、試験問題について解説を行う。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1~3回 | 【対面】 骨学Ⅰ 全身の骨と骨格 体幹の骨と骨格 | 実習説明 体幹の骨 全身の骨格を机上に正しく配置する(4人一組のグループワーク)。椎骨をスケッチし、正確な名称を確認する。体幹の骨格に関する課題を検討する。 | 田口 明子 担当者全員 | 9/19③④⑤ |
第4~6回 | 【対面】 骨学Ⅱ 上肢の骨と骨格 | 骨または骨格模型を使用し、上肢の骨と骨格について、骨および部位の名称を確認する。上肢の骨をスケッチし、名称を記入する。上肢の骨格についての課題を検討する。 | 木村 武俊 | 9/26③④⑤ |
第7~9回 | 【対面】 骨学Ⅲ 下肢の骨と骨格 | 骨または骨格模型を使用し、上肢の骨と骨格について、骨および部位の名称を確認する。上肢の骨をスケッチし、名称を記入する。上肢の骨格についての課題を検討する。 | 林 徹 | 10/3③④⑤ |
第10~12回 | 【対面】 骨学Ⅳ 頭部の骨 骨と骨格のまとめ | 骨模型を使用し、頭部の骨について、骨および部位の名称を確認する。眼窩、頭蓋底をスケッチし、名称を記入する。頭部の骨についての課題を検討する。 全身の骨と骨格のまとめ | 深谷 昌弘 | 10/10③④⑤ |
第13~15回 | 【対面】 実習試験Ⅰ | 骨標本および骨格模型を使用した試験 | 担当者全員 | 10/17③④⑤ |
第16~18回 | 【対面】 筋・靱帯・関節学Ⅰ:§1上肢帯、§2肩関節、§3肘関節 | 上肢帯~前腕の筋、靱帯の位置と形態について確認し、図譜を作成する。上記の筋と靱帯の作用および関節の構造から肩関節と肘関節の運動を考える。 *10/25または11/1に行う | 田口 明子 | 11/7③④⑤ |
第19~21回 | 【対面】 筋・靱帯・関節学Ⅱ:§4手首の関節手、§5手 | 手首、手の筋と靱帯について位置と形態を確認し、図譜を作成する。手内関節を確認する。上記の筋と靱帯の作用および関節の構造から手の運動を考える。 | 深谷 昌弘 | 11/14③④⑤ |
第22~24回 | 【対面】 筋・靱帯・関節学Ⅲ:§6下肢帯、§7股関節、§8膝関節 | 下肢帯、大腿の筋と靱帯について位置と形態を確認し、図譜を作成する。上記の筋と靱帯の作用および関節の構造から股関節、膝関節の運動を考える。 | 林 徹 | 11/21③④⑤ |
第25~27回 | 【対面】 筋・靱帯・関節学Ⅳ:§9下腿・足関節、§10頭頸部、§11体幹 | 下腿~足、頭頸部、体幹の筋について位置と形態を確認し、図譜を作成する。上記の筋の作用および関節の構造から当該部位の運動を考える。 | 木村 武俊 | 11/28③④⑤ |
第28~29回 | 【対面】 実習試験Ⅱ | 筆記試験および解説 | 担当者全員 | 12/12③④ |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を踏まえ、筋・骨格についての知識を臨床で必要とされるところに重点を置いて教授する。
全身の骨の正しい位置関係と名称を理解し、その名称を使用して骨および骨格の説明をすることが出来る。
関節を形成する骨と関節の構造を説明することが出来る。
関節の動きに関係する筋の起始、停止、走行を説明できる。
筋の支配神経を説明出来る。
グループで協調して実習を行うことが出来る。
実習ノート(課題を含む。20%)、模型を使用した試験(30%)、筆記試験(50%)
やむを得ず欠席する場合は必ず欠席理由を連絡する。
作図・課題を提出しない(もしくは作図・課題を行っていない)場合は該当の回を欠席とする。
【授業時間外に必要な学習の時間:1.5時間】
1.予習:実習前に実習マニュアルを読み、必要な知識を参考書等で調べておく。
2.復習:実習で得た知識を自分の体で説明出来るように復習する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 解剖学実習実習書(2025年度リハビリテーション学科用) | 北里大学医療衛生学部解剖組織学教室編 | - |
教科書 | 分担 解剖学1 総説・骨学・靱帯学・筋学 | 小川鼎三 他 | 金原出版 |
参考書 | 日本人体解剖学(上) | 金子丑之助 | 南山堂 |
参考書 | ネッター解剖学アトラス | 相磯貞和訳 | 南江堂 |
参考書 | リハビリテーション解剖アトラス | 佐藤達夫、坂本裕和 | 医歯薬出版 |
1.2穴のリングファイル(100sheetが綴じられる厚みのもの)、色鉛筆を用意する。
2.実習室は随時開放するので、使用したい場合には研究室に居る教員に声をかけて開けて貰うこと。
3.筆記試験は持ち込み可とする。試験に持ち込んで良いものは実習で作成したファイルと自筆のノートのみ。コピーの添付は不可とする。
許可されたもの以外を試験に持ち込んだ場合には不正行為と見なすので注意すること。
科目ナンバリングコード:(PT) PT204-SF02,(OT)OT204-SF02