科目責任者 | 今井 忠則 |
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担当者 | 今井 忠則※ |
科目概要 | 3年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 作業療法学専攻] |
研究法の基礎知識を理解し,高度な臨床的思考能力の基盤となる科学的リテラシーを身につける。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③に関連する。
【教育内容】
研究の基本的知識,量的研究法,質的研究法,文献研究,研究発表の方法を学ぶ。また,演習(質問紙法による統計的調査)を通して,仮説形成からデータ収集・分析,発表の一連の研究プロセスを経験し,科学的態度を身につけると伴に,新しい知識の創造に貢献する研究の楽しさを体感する。
【教育方法】
授業形態:講義
講義形式で実施し、適宜、演習とグループワーク・発表を行う。
【フィードバック】
提出した課題に対しては、次回の授業で課題の中の特徴的な見解や誤解について解説する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1-2回 | 【対面】 ・研究法総論 ・質問紙法調査と分析の演習1 | 1)研究の基本的知識を学ぶ。 ・研究の目的•意義 ・研究の分類 ・研究のプロセス ・研究倫理,他 2)演習1:仮説の創造と質問項目の作成を行う。 | 今井 忠則 | 10/8③④ |
第3-4回 | 【対面】 ・量的研究法 ・質問紙法調査と分析の演習2 | 1)事例(論文)を通して量的研究の基礎知識を学ぶ。 2)演習2:調査の実施とデータ集計・分析を行う。その後、発表用スライドを作成する。 | 今井 忠則 | 10/15③④ |
第5-6回 | 【対面】 ・質的研究法,文献研究 ・質問紙法調査と分析の演習3 | 1)事例(論文)を通して質的研究及び文献研究の基礎知識を学ぶ。 2)演習3:分析結果の報告(発表)と討議を行う。 | 今井 忠則 | 10/22③④ |
第7-8回 | 【対面】 研究発表会への参加と討議 | 4OT卒業研究発表会に出席し、討議に参加する。※日時は後日再調整の可能性あり ・研究発表 ・質疑応答 | 今井 忠則 | 11/12③④ |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院・地域での臨床経験および研究の実務経験を踏まえ、作業療法の専門的視点を活かした研究のあり方について概説する。
研究法の基礎知識を理解し,高度な臨床的思考能力の基盤となる科学的リテラシーを身につけることを到達目標とする。具体的には以下の通りである。
1)研究の基本的知識(目的・意義,分類,プロセス,研究倫理,研究疑問と研究デザイン,他)を説明できる。
2)量的研究法の概要を説明できる。
3)質的研究法の概要を説明できる。
4)文献研究の概要を説明できる。
5)質問紙法による統計的調査の一連の過程を実施し,その結果を分析し,説明(発表)することができる。
6)4OTの研究発表の内容を部分的に理解し,討議に参加することができる(併せて,卒業研究の具体的なイメージを持つことができる)。
定期試験(50%)、演習・グループワーク等への参加と発表(40%)、課題(10%)により評価する。
【授業時間外に必要な学習の時間:29時間】
・各回の復習:各1時間(計4時間)
・演習および課題の準備:各4時間(計16時間)
・期末試験の準備:9時間
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 作業療法研究法マニュアル 改訂第3版(作業療法マニュアル68) | 日本作業療法士協会・編 | 一般社団法人日本作業療法士協会 |
参考書 | 作業療法士のための研究法入門 | 鎌倉矩子、宮前珠子、清水一 | 三輪書店 |
科目ナンバリングコード: OT301-SS25