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視器解剖・病理学実習Practice of Ocular Anatomy & Pathology
科目責任者浅川 賢
担当者深谷 昌弘※, 田口 明子※, 林 徹, 木村 武俊, 浅川 賢※
科目概要2年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 視覚機能療法学専攻]

授業の目的

肉眼解剖と顕微鏡観察により、眼病理や眼疾患の発症機序をふまえたうえで、視器の構造と役割を修得する。
本科目に関連した視機能評価の手技は、実技実習を行うことで身につける。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③④に関連する。

教育内容・教育方法・フィードバック

【教育内容】
視器の解剖は、豚眼を用いて眼球・眼球付属器の形態や諸器官相互の位置関係について学ぶ。
ヒトやサル、ウサギの前眼部・後眼部の組織標本と病理所見を観察するとともに、視機能の評価実習を行い、 視器の「診かた」について学ぶ。

【教育方法】
授業形態:実習
教材に豚眼や組織標本、病理標本を使用した実習を通して、観察力を養う工夫を施し、写真や動画を多用する ことで、臨床現場のイメージを持たせた教育方法を展開する。

【フィードバック】
課題レポートは、第22回にて返却し、内容の解説を行う。

授業内容

項目授業内容担当者日時
1【対面】
眼窩の解剖
眼窩を構成する骨について、模型を使用して 身につける。浅川 賢
9/4②
2【対面】
眼筋の解剖
内眼筋の神経支配、構造と役割について、 標本スライドを使用して身につける。
外眼筋の神経支配、構造と役割、起始部と 付着部、作用方向、自己受容器について、模型を使用して身につける。
浅川 賢
9/4③
3【対面】
網膜の解剖
黄斑部・網膜神経線維の診かたを身につける。
顕微鏡と光干渉断層計との違いを修得する。
浅川 賢
9/11②
4【対面】
視神経の解剖
視神経乳頭・視神経の診かたを身につける。
中心視野・周辺視野の概要と、それらの異常の捉え方を修得する。
浅川 賢
9/11③
5【対面】
膝状体視覚路
視交叉、視索、外側膝状体、視放線、有線領における線維走行と視野投射との関連を修得 する。
浅川 賢
9/18②
6【対面】
非膝状体視覚路・高次視覚領域
非膝状体視覚路の意義を修得する。
高次視覚領域の役割と、その異常の捉え方を修得する。
浅川 賢
9/18③
7【対面】
眼組織実習の概要
顕微鏡の扱い方を修得する。
組織標本の観かたを身につける。
深谷 昌弘
田口 明子
林 徹
木村 武俊
浅川 賢
9/25②
8~10【対面】
眼組織標本の観察
前眼部・後眼部の組織所見を観察する。深谷 昌弘
田口 明子
林 徹
木村 武俊
浅川 賢
9/25③④⑤
11【対面】
眼病理実習(1)~
前眼部について
前眼部における病理発生機序と組織破綻との関連性を修得する。浅川 賢
10/2②
12【対面】
眼病理実習(2)~
後眼部について
後眼部における病理発生機序と組織破綻との関連性を修得する。浅川 賢
10/2③
13【対面】
眼自律神経の解剖
交感神経(毛様脊髄中枢、節前線維、節後 線維)の経路を修得する。
副交感神経(Edinger-Westphal核、毛様体神経節、短毛様神経)の経路を修得する。
中脳背側(視蓋前域・後交連)の役割を修得 する。
浅川 賢
10/9②
14【対面】
眼自律神経の診かた・評価実習
瞳孔径と対光反射、輻湊反応、調節反応、涙液分泌量の評価法を身につける。浅川 賢
10/9③
15【対面】
眼球運動に関する解剖
皮質中枢(前頭眼野・頭頂眼野)、中間中枢(傍正中橋網様体・内側縦束吻側間質核・Cajal間質核)、核間(内側縦束)、神経核、 末梢神経の経路を修得する。
脳幹(中脳・橋・延髄)と小脳(虫部・片葉)の 役割を修得する。
浅川 賢
10/16②
16【対面】
眼球運動の診かた・評価 実習
眼球運動(ひき運動・むき運動・よせ運動)の 評価法を身につける。浅川 賢
10/16③
17【対面】
視器解剖実習の概要
解剖に対する心得や基本手技を身につける。深谷 昌弘
田口 明子
林 徹
木村 武俊
浅川 賢
10/23②
18~20【対面】
豚眼実習
肉眼的解剖による諸器官相互の位置関係を修得する。深谷 昌弘
田口 明子
林 徹
木村 武俊
浅川 賢
10/23③④⑤
21【対面】
視覚に関連する脳神経の 診かた・評価実習
視覚に関連する脳神経(視神経・動眼神経・ 滑車神経・三叉神経・外転神経・顔面神経)の評価法を身につける。浅川 賢
10/30②
22【対面】
実験動物慰霊祭
まとめ
実験動物慰霊祭を挙行する。
課題レポートの解説を行う。
実習のまとめを行う。
浅川 賢
10/30③
1
項目
【対面】
眼窩の解剖
授業内容
眼窩を構成する骨について、模型を使用して 身につける。
担当者
浅川 賢
日時
9/4②
2
項目
【対面】
眼筋の解剖
授業内容
内眼筋の神経支配、構造と役割について、 標本スライドを使用して身につける。
外眼筋の神経支配、構造と役割、起始部と 付着部、作用方向、自己受容器について、模型を使用して身につける。
担当者
浅川 賢
日時
9/4③
3
項目
【対面】
網膜の解剖
授業内容
黄斑部・網膜神経線維の診かたを身につける。
顕微鏡と光干渉断層計との違いを修得する。
担当者
浅川 賢
日時
9/11②
4
項目
【対面】
視神経の解剖
授業内容
視神経乳頭・視神経の診かたを身につける。
中心視野・周辺視野の概要と、それらの異常の捉え方を修得する。
担当者
浅川 賢
日時
9/11③
5
項目
【対面】
膝状体視覚路
授業内容
視交叉、視索、外側膝状体、視放線、有線領における線維走行と視野投射との関連を修得 する。
担当者
浅川 賢
日時
9/18②
6
項目
【対面】
非膝状体視覚路・高次視覚領域
授業内容
非膝状体視覚路の意義を修得する。
高次視覚領域の役割と、その異常の捉え方を修得する。
担当者
浅川 賢
日時
9/18③
7
項目
【対面】
眼組織実習の概要
授業内容
顕微鏡の扱い方を修得する。
組織標本の観かたを身につける。
担当者
深谷 昌弘
田口 明子
林 徹
木村 武俊
浅川 賢
日時
9/25②
8~10
項目
【対面】
眼組織標本の観察
授業内容
前眼部・後眼部の組織所見を観察する。
担当者
深谷 昌弘
田口 明子
林 徹
木村 武俊
浅川 賢
日時
9/25③④⑤
11
項目
【対面】
眼病理実習(1)~
前眼部について
授業内容
前眼部における病理発生機序と組織破綻との関連性を修得する。
担当者
浅川 賢
日時
10/2②
12
項目
【対面】
眼病理実習(2)~
後眼部について
授業内容
後眼部における病理発生機序と組織破綻との関連性を修得する。
担当者
浅川 賢
日時
10/2③
13
項目
【対面】
眼自律神経の解剖
授業内容
交感神経(毛様脊髄中枢、節前線維、節後 線維)の経路を修得する。
副交感神経(Edinger-Westphal核、毛様体神経節、短毛様神経)の経路を修得する。
中脳背側(視蓋前域・後交連)の役割を修得 する。
担当者
浅川 賢
日時
10/9②
14
項目
【対面】
眼自律神経の診かた・評価実習
授業内容
瞳孔径と対光反射、輻湊反応、調節反応、涙液分泌量の評価法を身につける。
担当者
浅川 賢
日時
10/9③
15
項目
【対面】
眼球運動に関する解剖
授業内容
皮質中枢(前頭眼野・頭頂眼野)、中間中枢(傍正中橋網様体・内側縦束吻側間質核・Cajal間質核)、核間(内側縦束)、神経核、 末梢神経の経路を修得する。
脳幹(中脳・橋・延髄)と小脳(虫部・片葉)の 役割を修得する。
担当者
浅川 賢
日時
10/16②
16
項目
【対面】
眼球運動の診かた・評価 実習
授業内容
眼球運動(ひき運動・むき運動・よせ運動)の 評価法を身につける。
担当者
浅川 賢
日時
10/16③
17
項目
【対面】
視器解剖実習の概要
授業内容
解剖に対する心得や基本手技を身につける。
担当者
深谷 昌弘
田口 明子
林 徹
木村 武俊
浅川 賢
日時
10/23②
18~20
項目
【対面】
豚眼実習
授業内容
肉眼的解剖による諸器官相互の位置関係を修得する。
担当者
深谷 昌弘
田口 明子
林 徹
木村 武俊
浅川 賢
日時
10/23③④⑤
21
項目
【対面】
視覚に関連する脳神経の 診かた・評価実習
授業内容
視覚に関連する脳神経(視神経・動眼神経・ 滑車神経・三叉神経・外転神経・顔面神経)の評価法を身につける。
担当者
浅川 賢
日時
10/30②
22
項目
【対面】
実験動物慰霊祭
まとめ
授業内容
実験動物慰霊祭を挙行する。
課題レポートの解説を行う。
実習のまとめを行う。
担当者
浅川 賢
日時
10/30③

授業内容欄外

◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験をふまえて、眼科臨床で必要とされる視器の構造や役割、診かたに重点を置いて指導する。

到達目標

正常組織や病理像の肉眼解剖、顕微鏡観察を行い、視器の解剖や病理の所見について具体的に説明できる。
視機能評価の実技実習を通して、関連する神経系が視診できる。
動物に対する尊厳と愛護の気持ちを持つことができる。

評価基準

定期試験(60%)、スケッチ(20%)、実技試験(10%)、課題レポート(10%)により評価する。

準備学習等(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習時間: 12時間】

[予習]
・「視器解剖・病理学」の講義内容と、整理した内容を確認しておくこと。

[復習]
・学習した内容をふまえて、評価法の手技や組織標本の観かた、視器の診かたを再確認すること。
・課題レポートは、視機能の評価実習における要点を抽出してあるので、実習前には確認すること。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書毎回、資料を配付する。
参考書眼の発生と解剖・機能大鹿哲郎、他 編中山書店
参考書眼の組織・病理アトラス猪俣 孟、他 編医学書院
参考書眼科検査ガイド(第3版)根木 昭、他 編医学書院
教科書
署名
毎回、資料を配付する。
著者・編者
発行所
参考書
署名
眼の発生と解剖・機能
著者・編者
大鹿哲郎、他 編
発行所
中山書店
参考書
署名
眼の組織・病理アトラス
著者・編者
猪俣 孟、他 編
発行所
医学書院
参考書
署名
眼科検査ガイド(第3版)
著者・編者
根木 昭、他 編
発行所
医学書院

備考・その他

科目ナンバリングコード: OV304-SS06