科目責任者 | 榊原 七重 |
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担当者 | 河合 高鋭※, 榊原 七重※ |
科目概要 | 2年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 視覚機能療法学専攻] |
学生ひとりひとりが乳幼児に親しみ、発達援助的関わりをもつことに近づくことと、乳幼児集団保育の実際およびその意義を感じとることが保育実習の目的であり、実習の目標は次のとおりである。
1.現実の子ども達との出会いを体験する。
(1)乳幼児の実態を理解する。
(2)ひとりひとりの子どもの様々な心情に共感する。
(3)自分の感じたこと、考えなどを子どもにわかるように伝える。
2.保育者の乳幼児に対する関わり方を参考にして、乳幼児との遊びや援助的関わりを体験する。
(1)集団生活における子どもへの援助のあり方を理解する。
(2)子どもに対する保育者の発達援助的関わりを学ぶ。
3.自分自身の子どもの捉え方と子どもへの関わり方を内省し、自分自身をより深く知る。
4.社会人としての良識の有無を自覚する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①③④に関連する。
【教育内容】
学生ひとりひとりが、保育実習の目標を達成できるように、実習前の学びおよび保育所における保育実習、中間まとめ、実習後のまとめ・報告会を行う。
【教育方法】
授業形態:実習
小人数グループに分け、相模原市内保育園において、実習を行う。
【フィードバック】
保育実習前には、実習記録の書き方、注目すべきポイント等について解説し、中間指導日には記録をもとに実習の振り返りを行う。また、各実習施設においては、実習毎の記録を指導者に提出し、指導者はそれを元に実習の振り返り指導を行う。
実習後の報告会においては、各実習園ごとにプレゼンテーションを行い、報告会後のまとめ講義内で総評を行う。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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1~3回 | 【対面】 実習前指導 | 保育実習の目的・目標を理解できるようにする。 保育実習の書類・検査等の事務手続き等を理解できるようにする。 保育実習の流れを理解できるようにする。 社会人のマナーを理解できるようにする。 保育実習計画を立て、学びの視点を明確化することができるようにする。 実習中の感染症に対する対応について理解する。 インシデント・アクシデントについて学習し、報告書の書き方と意味について理解する。 | 榊原 七重 河合 高鋭 | 7/9③④⑤ |
4~8回 | 【対面】 実習先事前訪問 (臨地実習) | 実習先事前訪問をし、実習先である保育園の理解を深め、事前課題を明確にできるようにする。 | 河合 高鋭 | 9/5①②③④⑤ |
9~12回 13~16回 17~20回 24~27回 28~31回 32~35回 39~42回 43~46回 47~50回 | 【対面】 相模原市内保育所にて保育実習 (臨地実習) | 現実の子ども達との出会いを体験し、子どもの理解を深めることができるようにする。 保育者の子どもに対するかかわり方を参考にし、子どもとの遊びや発達援助的かかわりを体験的に学ぶことができるようにする。 自分自身の子どもの捉え方と子どもへのかかわり方を内省し、自分自身をより深く知り、視能訓練士の仕事につなげることができるようにする。 社会人としてのマナーを身につけ、社会人としての良識と責任を自覚できるようにする。 | 河合 高鋭 | 9/12①②③④ 9/19①②③④ 9/26①②③④ 10/3①②③④ 10/10①②③④ 10/17①②③④ 10/24①②③④ 11/7①②③④ 11/14①②③④ |
第21~23回 第36~38回 | 【対面】 中間まとめ・ガイダンス | 出席・記録・態度等、指導の必要な学生は、自分自身の問題点を自覚し、今後の実習の在り方の改善に努めることができるようにする。 前半での実習から自分自身の課題を自覚し、後半の実習に向け、より学びを深めるための視点をもつことができるようにする。 実習報告会のイメージを持ち、残りの実習に取り組めるようにする。 保育園への感謝の気持ちを込めたプレゼントについて考え製作できるようにする。 | 河合 高鋭 | 9/27①②③ 10/18①②③ |
51~53回 | 【対面】 まとめ・報告会 | 実習を省察し、報告会をすることで、学びと今後の課題を明確にすることができるようにする。 | 河合 高鋭 榊原 七重 | 11/28①②③ |
実習園ごとに実習日程が異なるため、各実習先と実習日程の詳細については、初回講義時に説明を行う。
なお、期日中、中間まとめ・ガイダンス以外の土曜日、全実習日の5限、11月21日、12月5、6日、12日、13日を予備日とする。
このため、時間割では、この予備時間を含んでいる。
実際の実習開始・終了時刻は各園の指示に従うこと。
◆実務経験の授業への活用方法◆
障害や疾患のある子供の指導経験、病院での臨床経験を踏まえ、治療中の児が通う園等の保育士との情報共有等について概説し、視能訓練士を目指す者の実習での取り組みについて解説する。
子どもとのかかわりを楽しむ態度が身につき、ひいては、乳幼児への発達的援助を考慮に入れた関わりをもとうとする。
また、保育に携わる人達への理解を深め、子どもへの処遇について協同の姿勢をもつ。
保育所における実習の状況と実習記録(40%)、保育所からの実習評価(40%)、実習報告(20%)などにより総合的に評価する。
【授業時間外に必要な学習時間: 10.5 時間】
予習:前期・保育の授業内容を復習・理解し、オリエンテーション・実習に臨むこと。
復習:前半実習の省察をし、中間まとめガイダンス・後半実習に臨むこと。
前半・後半実習の省察をし、まとめ・報告会に臨むこと。
その日担当した年齢の小児について、他講義資料・教科書等で視機能発達について復習すること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 保育実習要領を配布 | ||
参考書 | 実習における遊びの援助と展開 | 久富陽子・善本眞弓他 | 萌文書林 |
参考書 | 他(随時紹介する) |
科目ナンバリングコード: OV204-DE02