科目責任者 | 原 由紀 |
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担当者 | 原 由紀※, 吉澤 健太郎※, 岡 秀幸, 村上 健※, 上岡 清乃※, 秦 若菜※, 市川 勝※, 澤田 拓也※ |
科目概要 | 3年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 言語聴覚療法学専攻] |
吃音の臨床に必要な理論的基礎を理解し、最新の研究について知る。
吃音の評価、リハビリテーションに必要な基本的技術を習得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の②③に関連する。
【教育内容】
吃音を理解するための理論的基礎・研究の背景について学ぶ。
吃音に関する評価法・指導法の理論と実技に関し、必要な知識を学ぶ。
少人数グル-プによるロールプレイなどを行いながら、実践的に学ぶ。
【教育方法】
授業形態:演習
パワーポイントと配付資料、DVD等を用いての講義を行う。
ロールプレイや少人数による実習を行う。
【フィードバック】
授業中に出した課題については、授業内に、一斉に解説する。
DVD視聴後のレポートについては、全員提出後に講評する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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1・2回 | 【対面】 概要・理論的背景 | 吃音の定義・理論について学ぶ | 原 由紀 | 4/10①② |
3・4回 | 【対面】 原因論 | 吃音の原因論の変遷について学ぶ | 原 由紀 | 4/17①② |
5・6・7・8回 | 【対面】 発話症状の評価 [実習] | 吃音の発話症状を評価する | 原 由紀 | 4/24①② 5/8①② |
9・10回 | 【対面】 吃音の包括的評価[実習] | 吃音の包括的評価について学ぶ | 原 由紀 | 5/15①② |
11・12回 | 【対面】 幼児期の吃音の特徴と評価・指導 [実習] | 幼児の吃音の特徴を学び、評価・指導について実習する | 原 由紀 | 5/22①② |
13・14回 | 【対面】 幼児の吃音の指導[実習] | 幼児の吃音に対する指導について実習する | 原 由紀 | 5/29①② |
15・16回 | 【対面】 学齢期吃音の特徴と評価・指導 [実習] | 学齢期吃音に対する特徴を理解し、評価・指導について実習する | 原 由紀 | 6/5①② |
17回 | 【対面】 学齢期吃音の指導 [実習] | 学齢期吃音に対する指導について実習する | 原 由紀 | 6/13① |
18回 | 【対面】 クラタリング・併存する問題をもつ吃音の特徴と評価・指導 | クラタリングの特徴と評価・指導 を学ぶ。 併存する問題を持つ児の特徴と評価・指導を学ぶ。 | 原 由紀 | 6/13② |
19回 | 【対面】 思春期以降、成人の吃音の特徴と評価 [実習] | 思春期以降成人の吃音の特徴と評価・鑑別診断について学ぶ | 吉澤 健太郎 | 6/19① |
20回 | 【対面】 吃音のある方の実際 | 当事者の体験から学ぶ | 岡 秀幸 | 6/19② |
21・22回 | 【対面】 思春期以降、成人の吃音に対する直接的訓練 [実習] | 思春期以降の吃音に対する発話面の指導について学び実習する | 吉澤 健太郎 | 6/26①② |
23・24回 | 【対面】 思春期以降、成人の吃音に対する間接的訓練 [実習] | 思春期以降の吃音に対する心理面の指導について学び実習する セルフヘルプグループの活動から学ぶ | 吉澤 健太郎 | 7/4①② |
25・26・27回 | 【対面】 吃音臨床の実際(思春期以降成人) [実習] | 吃音臨床の実際について、実習を通して学ぶ | 吉澤 健太郎 原 由紀 | 7/10①②③ |
28・29・30 回 | 【対面】 まとめ | 国家試験に照らし合わせて総合的なまとめを行う | 原 由紀 秦 若菜 市川 勝 上岡 清乃 村上 健 澤田 拓也 | 7/11③④⑤ |
◆実務経験の授業への活用方法◆
言語聴覚士としての臨床経験を踏まえ、吃音に関する知識と評価、リハビリテーションに必要な基本的技術を教授する。
吃音のある様々な年代層の人々の抱える問題を理解し、説明できるようになる。
吃音の評価・訓練・カウンセリング・周囲への環境調整等の支援について理解し、説明、模擬的に実施できるようになる。
定期試験(90%)、受講態度と提出物(10%) により総合的に評価する。
授業時間外に必要な学習の時間:40.5時間
予習:吃音に関連する書籍、映画などを1作品以上視聴しておくこと。
(英国王のスピーチ、青い鳥、志乃ちゃんは自分の名前が言えない、僕は上手にしゃべれない、きよしこ、きらきら、どもる体、金閣寺等)
復習:DVD「ただそばにいる」の一部を視聴し、自分の意見をまとめ、レポートを作成する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 発声発語障害学 第3版 | 城本修 原由紀編 | 医学書院 |
教科書 | クリア言語聴覚療法7 吃音・流暢性障害 | 池田泰子 坂田善政 | 建帛社 |
参考書 | 吃音の基礎と臨床 -統合的アプローチー | バリー・ギター作 長澤泰子監訳 | 学苑社 |
参考書 | 吃音の発声・発音練習帳 | 安田菜穂・吉澤健太郎著 | 学苑社 |
参考書 | 成人吃音とともに-文章と写真と映像で、吃音を考えるー | 北川敬一 作 | 学苑社 |
参考書 | 吃音のある学齢児のためのワークブック | リサ・スコット作 長澤泰子監訳 | 学苑社 |
参考書 | 吃音のリスクマネージメント | 菊池良和 作 | 学苑社 |
参考書 | クラタリング | バンザーレン作 宮本昌子 森浩一監訳 | 学苑社 |
科目ナンバリングコード: ST302-SS10