科目責任者 | 村上 健 |
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担当者 | 村上 健※, 堀口 利之※, 東川 麻里※, 市川 勝※, 秦 若菜※, 河村 晃依※, 佐野 あゆみ※, 木村 友美※, 佐藤 みさを※, 清家 由美子※ |
科目概要 | 3年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 言語聴覚療法学専攻] |
嚥下に関わる器官と嚥下のメカニズム、及び嚥下障害の原因となる疾病と外傷、嚥下障害の病態について理解し、嚥下機能の評価・訓練、食事指導の方法、他職種との連携法を修得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の②③に関連する。
【教育内容】
摂食・嚥下に関する理論的基礎と摂食・嚥下障害に対する臨床技術の獲得のために、文献やビデオ、スライド等視覚教材を多用した授業で検査や治療法、マネージメントの実際について学ぶ。
【教育方法】
授業形態:演習
パワーポイント、配付資料を使用する。実習を行う。
*課題レポートは、最終講義までに返却し、内容の解説を行う。
【フィードバック】
実習の課題レポートについてはGoogle Classroomで管理する。
レポート内容の解説は、必要があれば授業内またはGoogle Classroomを用いてフィードバックを行う。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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1・2回 | 【対面】 嚥下の解剖学・生理学 | 嚥下器官の解剖・生理を学ぶ 嚥下障害の原因疾患,発生機序を学ぶ | 堀口 利之 | 9/1③④ |
3・4回 | 【対面】 嚥下のリハビリテーションの流れ | 摂食・嚥下のリハビリテーションの流れ 摂食・嚥下障害の原因と病態 | 村上 健 | 9/2①② |
5・6回 | 【対面】 嚥下の医科学的検査 | 嚥下障害の医科的検査を学ぶ | 堀口 利之 | 9/8③④ |
7・8回 | 【対面】 嚥下のスクリーニング検査 摂食場面の観察[実習] | 摂食・嚥下障害におけるSTの役割 ①STの関わる評価 ②摂食場面の観察 | 村上 健 | 9/9①② |
9・10回 | 【対面】 摂食・嚥下の評価報告書[実習] | 摂食・嚥下評価および報告書作成 (ビデオ症例を見て報告書を作成) | 村上 健 | 9/16①② |
11・12回 | 【対面】 摂食・嚥下リハビリテーション(1) (間接訓練)[実習] | 訓練内容について(1)間接訓練 | 村上 健 | 9/22③④ |
13・14回 | 【対面】 摂食・嚥下リハビリテーション(2) (直接訓練)[実習] | 訓練内容について(2)直接訓練 | 村上 健 | 9/29③④ |
15回 | 【対面】 気管切開と嚥下障害[実習] | 気管切開と嚥下障害について学ぶ | 堀口 利之 | 10/6③ |
16回 | 【対面】 嚥下障害の外科的治療 | 嚥下障害の外科的治療について学ぶ | 堀口 利之 | 10/6④ |
17・18回 | 【対面】 気管切開患者の管理[実習] | 気管カニューレ管理と気管吸引について | 村上 健 | 10/7①② |
19回 | 【対面】 感染予防・リスク管理[実習] | 感染予防・リスク管理 | 村上 健 | 10/14① |
20回 | 【対面】 疾患別の摂食嚥下障害1:頭頸部疾患 | 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の摂食・嚥下障害 | 村上 健 | 10/14② |
21回 | 【対面】 疾患別の摂食嚥下障害2:高次脳機能障害 | 高次脳機能障害,認知症の摂食・嚥下障害 | 市川 勝 | 10/20③ |
22回 | 【対面】 疾患別の摂食嚥下障害3:神経・筋疾患 | 神経・筋疾患の摂食・嚥下障害 | 秦 若菜 | 10/20④ |
23回 | 【対面】 チーム医療について[実習] 摂食・嚥下と栄養 | チーム連携,患者・家族へのカウンセリング サルコペニアとオーラルフレイルについて | 村上 健 | 10/21① |
24回 | 【対面】 摂食・嚥下における作業療法士の関わり[実習] | 高齢者を含む成人領域の摂食嚥下における作業療法士の関わり 食事の姿勢と動作,食器・食具を学ぶ | 河村 晃依 | 10/21② |
25・26回 | 【対面】 関連領域の総まとめ[実習] | 総まとめ | 村上 健 東川 麻里 市川 勝 秦 若菜 | 10/23④⑤ |
27・28回 | 【対面】 摂食・嚥下障害の総まとめ | 摂食・嚥下障害の総まとめ 国家試験対策 | 村上 健 | 10/30①② |
29回 | 【対面】 摂食・嚥下の口腔衛生と歯科的治療[実習] | 口腔衛生・口腔機能からみた咀嚼と嚥下を学ぶ 歯科的治療,訓練実施上の留意点を学ぶ | 佐野 あゆみ 木村 友美 佐藤 みさを 村上 健 | 10/30③調整 |
30回 | 【対面】 嚥下障害食について[実習] | 嚥下障害食の実際を学ぶ | 清家 由美子 | 10/30④調整 |
◆実務経験の授業への活用方法◆
多職種にわたる臨床経験を踏まえ,嚥下障害の病態および臨床現場での態度等を教授する。
嚥下に関わる器官と嚥下のメカニズム,嚥下障害の原因となる疾病と外傷,嚥下障害の病態について理解し,説明することができる。
嚥下機能の評価を実施し,評価より適切な訓練方法を立案することができる。
食事指導の方法を学び,注意事項に配慮しながら食事介助を実施することができる。
討論や実習への取り組み,提出物(30%),試験(70%)を総合的に評価する。
遅刻および欠席などは講義態度として評価に反映させる。
【授業時間外に必要な学習の時間:39時間】
予習:教科書の講義内容に該当する部分を読み,専門用語を調べておくこと 。
復習:講義で配布された資料および教科書にて,次回までに重要事項は口頭で説明できるように必ず復習しておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 言語聴覚士のための 摂食・嚥下障害学 | 倉智雅子 編著 | 医歯薬出版,2013 |
参考書 | よくわかる嚥下障害 改訂第3版 | 藤島一郎 編著 | 永井書店,2012 |
参考書 | 言語聴覚士テキスト 第3版 | 大森孝一・永井知代子・深浦順一・渡邉修 編 | 医歯薬出版,2018 |
科目ナンバリングコード: ST302-SS09