Web Syllabus(講義概要)
トップへ戻る 前のページへ戻る
作業療法技術論IISpecific Knowledge of Occupational Therapy II
科目責任者天野 暁
担当者天野 暁※
科目概要4年 (1単位・選択) [リハビリテーション学科 作業療法学専攻]

授業の目的

身体障害領域における臨床作業療法実践において学術的に共有され得る報告を行うための知識と技術の補完を行う。臨床現場で応用可能な作業療法アウトカムの解析や結果の解釈の技術を身につけることで、身体機能作業療法実践をした上で得られたクリニカルクエッションに対応するための知識と技術をより深く理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③に関連する。

教育内容・教育方法・フィードバック

【教育内容】
身体機能障害を持った対象者の置かれた状況に対する臨床評価に伴った実践的な解析と結果解釈のために必要な知識を学習する。また、その過程で模倣されるクリニカルクエッションと対応する解析は学術的に報告可能であるレベルを目指し、将来的に自立した臨床実践・結果解釈できるように体験学習する。そして, 身体障害作業療法領域のクリニカルクエッションにマッチした評価手法と解析の実践を、グループ演習を行いながら討議する。

【教育方法】
授業形態:講義
講義、演習、グループ演習にて運営する。
課題は、グループ演習後の学習成果プレゼンテーションとする。

【フィードバック】
教員は、グループ演習においてはディスカッションを促す役割を持つ。また、最終的に各グループの学習成果に応じたコメントをフィードバックし、実学的な職業理解の向上を目指すこととする。

授業内容

項目授業内容担当者日時
1・2・3回【対面】
身体障害領域の技術論1(臨床データに対する相関分析と可視化の重要性)[実習]
身体障害作業療法実践にマッチした臨床疑問に対して相関分析を用いる状況を理解し, 必要となるデータセットの構造の理解と可視化, Web-Rを用いた解析の実践と結果解釈に対する実践経験を積む. 天野 暁
9/2③④⑤
4・5・6回【対面】
身体障害領域の技術論2(臨床データに対するロジスティック回帰分析と結果解釈)[実習]
身体障害作業療法実践にマッチした臨床疑問に対してロジスティック回帰分析を用いる状況を理解し, 必要となるデータセットの構造の理解と可視化, Web-Rを用いた解析の実践と結果解釈に対する実践経験を積む. 天野 暁
9/9③④⑤
7・8回【対面】
身体障害領域の技術論3(臨床データに対する信頼性分析と結果解釈)[実習]
身体障害作業療法実践にマッチした臨床疑問に対して信頼性検討を必要とする状況を理解し, 必要となるデータセットの構造の理解と可視化, Web-Rを用いた解析の実践と結果解釈に対する実践経験を積む. 天野 暁
9/16③④
1・2・3回
項目
【対面】
身体障害領域の技術論1(臨床データに対する相関分析と可視化の重要性)[実習]
授業内容
身体障害作業療法実践にマッチした臨床疑問に対して相関分析を用いる状況を理解し, 必要となるデータセットの構造の理解と可視化, Web-Rを用いた解析の実践と結果解釈に対する実践経験を積む.
担当者
天野 暁
日時
9/2③④⑤
4・5・6回
項目
【対面】
身体障害領域の技術論2(臨床データに対するロジスティック回帰分析と結果解釈)[実習]
授業内容
身体障害作業療法実践にマッチした臨床疑問に対してロジスティック回帰分析を用いる状況を理解し, 必要となるデータセットの構造の理解と可視化, Web-Rを用いた解析の実践と結果解釈に対する実践経験を積む.
担当者
天野 暁
日時
9/9③④⑤
7・8回
項目
【対面】
身体障害領域の技術論3(臨床データに対する信頼性分析と結果解釈)[実習]
授業内容
身体障害作業療法実践にマッチした臨床疑問に対して信頼性検討を必要とする状況を理解し, 必要となるデータセットの構造の理解と可視化, Web-Rを用いた解析の実践と結果解釈に対する実践経験を積む.
担当者
天野 暁
日時
9/16③④

授業内容欄外

◆実務経験の授業への活用方法◆
臨床実践経験を踏まえた臨床疑問に対応するための知識と技術を持つために、実技を交えて実施する。

到達目標

身体障害領域の作業療法実践において必要な知識と技術を演習を通じて学習する。また、臨床疑問を学術的な視点を持って視える化し、その結果を解釈できるようになる。それらの結果を他者に伝えるためのポイントを知り、グループワークを通して実践する。また、これら一連の演習を経験することで、日本作業療法学会に演題登録可能なレベルの解析と結果の提示方法を学ぶ。

評価基準

評価実践後の討議と成果発表。準備学習報告(10%)、受講態度(20%)、授業内グループ演習(40%)、授業内グループ発表(30%)

準備学習等(予習・復習)

・身体障害作業療法学とその実習(3年)で学んだ身体機能の測定技術を授業資料を基に復習しておく。
・臨床実習などで得た、身体機能評価に対する作業療法における臨床疑問をまとめてA4レポート用紙に記述列挙しておく。
・学んだ技術を汎化させるための実践を授業時間外に行うことが望ましい。
(授業時間外に必要な学習の時間:29時間 [予習・復習=10時間, グループワーク=9時間, 講義中に与えた課題の実践=10時間)

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書(なし)
参考書行動変容を導く!上肢機能回復アプローチ道免和久, 竹林崇医学書院
参考書Rで学ぶ統計学入門嶋田正和, 阿部真人東京化学同人
教科書
署名
(なし)
著者・編者
発行所
参考書
署名
行動変容を導く!上肢機能回復アプローチ
著者・編者
道免和久, 竹林崇
発行所
医学書院
参考書
署名
Rで学ぶ統計学入門
著者・編者
嶋田正和, 阿部真人
発行所
東京化学同人

備考・その他

科目ナンバリングコード: OT301-SC02