科目責任者 | 今井 忠則 |
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担当者 | 今井 忠則※ |
科目概要 | 2年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 作業療法学専攻] |
人間の「作業」の特性を理解し,作業的存在として対象者を理解する専門的視点を身につけること。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③に関連する。
【教育内容】
1)作業の基礎知識(定義,分類,作業の形態・機能・意味,他)と一般的特性を学ぶ。
2)作業の意味や特性を分析する。
3)生活を構成する作業を作業パターン(作業バランス)の視点で分析する。
4)作業に焦点を当てたインタビュー(面接)を実施し,その結果を分析し,発表する。
【教育方法】
授業形態:講義
講義形式で実施し,適宜,演習・グループワークを行う。
【フィードバック】
提出した課題に対しては,次回の授業で課題の中の特徴的な見解や誤解について解説を行う。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1-2回 | 【対面】 人間の「作業」の特性 | 1)作業の基本知識と特性を学ぶ。 ・作業の定義と分類 ・作業の形態,機能,意味 ・作業の一般的特性,他 2)作業の意味を自己分析し,グループワークで共有・検討する。 ・作業の意味を考える視点 | 今井 忠則 | 4/9③④ |
第3-4回 | 【対面】 生活を構成する作業 | 1)生活を作業パターン(作業バランス)の視点で分析する方法を学ぶ。 ・作業パターン(作業バランス) 2)自己または他者の生活を作業パターンの視点から調査・分析する。 | 今井 忠則 | 4/16③④ |
第5-6回 | 【対面】 作業インタビューと分析 | 1)作業に焦点を当てたインタビュー(面接)の方法を学ぶ。 ・基本的面接技法 ・作業歴,作業ストーリー ・作業的写真(法) 2)作業インタビューを行い,これまでに学んだ作業の視点から分析する。 | 今井 忠則 | 4/23③④ |
第7-8回 | 【対面】 分析結果の発表 | 分析結果をスライドにまとめ,発表する。 ・作業的存在 | 今井 忠則 | 5/7③④ |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院・地域での臨床経験を踏まえ、作業療法の専門性の核となる「作業」の多角的視点を概説する。
作業の基本知識と特性を理解し,作業的存在として対象者を理解する専門的視点を身につけることを到達目標とする。具体的には以下の通りである。
1)作業の基礎知識(定義,分類,作業の形態・機能・意味,他)と一般的特性を説明できる。
2)作業の意味や特性を分析し,説明できる。
3)生活を構成する作業を作業パターン(作業バランス)の視点で分析し,説明できる。
4)作業に焦点を当てたインタビュー(面接)を実施し,その結果を分析し,説明できる。
定期試験(50%)、演習・グループワークへの参加と発表(40%)、課題(10%)により評価する。
【授業時間外に必要な学習の時間:29時間】
・各回の教科書及び配布資料の予習と復習:12時間程度
・演習と発表の準備:6時間程度
・定期試験と課題の準備:11時間程度
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 作業で語る事例報告(第2版);作業療法レジメの書きかた・考えかた | 齋藤佑樹・編 | 医学書院 ※作業療法評価学と共通 |
参考書 | 「作業」って何だろう;作業科学入門(第2版) | 吉川ひろみ・著 | 医歯薬出版 |
参考書 | 「作業的写真」プロジェクトとは | 小田原悦子・著 | 幻冬舎 |
科目ナンバリングコード: OT301-SS01