Web Syllabus(講義概要)
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解剖学実習IILaboratory in Anatomy II
科目責任者田口 明子
担当者田口 明子※, 深谷 昌弘, 林 徹, 木村 武俊, 門谷 裕一
科目概要2年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻]
2年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 作業療法学専攻]

授業の目的

解剖された人体の見学を通して講義による知識を更に深めるとともに解剖学的、さらには医学的な見方及び考え方を習得する。
ご献体に接することにより、医療職になることを認識する。人としての尊厳と生命について考えることが出来るようになる。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の(PT)②③⑤, (OT)①に関連する。

教育内容・教育方法・フィードバック

【教育内容】
人間の体がどのように構成されているか、講義で得た知識と目と手を使って学び、標本では理解しにくい構造を理解させる。

【教育方法】
授業形態:実習・実技
医学部の解剖学実習のご遺体を見学させていただき実習を行う。
実習前に実習講義として、当日見学できる部位について説明を行った上で、医学部に行き解剖体を見学させていただく。
見学後は、当日見学させていただいた部位に関した課題を出すので、それを用いて各自振り返りを行う。

【フィードバック】
口頭試問および筆記試験については、試験終了後に解説を行う。

授業内容

項目授業内容担当者日時
第1回
【対面】
人体解剖見学実習Ⅰ
見学実習オリエンテーション
人体解剖見学を行うにあたって知っておくべき事を説明する。
・人体解剖と
・解剖体とご献体
・実習の心構え
・実習の前に準備しておくこと
田口 明子
4/7②
第2,3回

【対面】
人体解剖見学実習Ⅱ
内頚静脈と総頚動脈 
斜角筋と横隔神経 
交感神経幹  
腕神経叢
鎖骨下動静脈と腋窩動静脈
大胸筋と小胸筋
担当者全員
4/14①②
第4,5回
【対面】
人体解剖見学実習Ⅲ
上肢及び上肢帯の筋
上肢の血管と神経
肩関節周囲 
肘関節 手・指の関節
担当者全員
4/21①②
第6,7回
【対面】
人体解剖見学実習Ⅳ
口頭試問Ⅰ(上肢) 


担当者全員
4/28①②
第8,9回
【対面】
人体解剖見学実習Ⅴ
胸腔 胸膜と心膜 縦隔 肺 腹膜と腹膜腔
胃 空腸・回腸・結腸 
腹部内臓に分布する血管
担当者全員
5/12①②
第10,11回
【対面】
人体解剖見学実習Ⅵ
心臓の外景と内景 
腹部内臓 肝臓、十二指腸、膵臓、脾臓
担当者全員
5/19①②
第12,13回

【対面】
人体解剖見学実習Ⅶ
縦隔の深部 
腎臓と副腎 後胸壁と後腹壁 横隔膜 腰神経叢
担当者全員
5/26①②
第14,15回
【対面】
人体解剖見学実習Ⅷ
大腿前面 殿部~大腿後面
膝窩 下腿 足背・足底
担当者全員
6/2①②
第16,17回
【対面】
人体解剖見学実習Ⅸ
殿部
大腿前面、後面
担当者全員
6/9①②
第18,19回
【対面】
人体解剖見学実習Ⅹ
膝窩と下腿後面、足底
下腿前面と足背
膝関節 足関節 
担当者全員
6/16①②
第20,21回【対面】
人体解剖見学実習Ⅺ
骨盤内臓 股関節担当者全員
6/23①②
第22,23対面】
人体解剖見学実習Ⅻ
口頭試問Ⅱ(下肢) 担当者全員
6/30①②
第24,25,26回【対面】
組織学実習Ⅰ
顕微鏡の使い方
組織切片の観察Ⅰ 
  骨・軟骨・骨格
担当者全員
9/1①②③
第27,28回【対面】
組織学実習Ⅱ
組織切片の観察Ⅱ
  筋・小脳
  脊髄
担当者全員
9/8①②
第29回【対面】
実習試験
実習試験
試験解説
担当者全員
9/22②
第1回
項目
【対面】
人体解剖見学実習Ⅰ
見学実習オリエンテーション
授業内容
人体解剖見学を行うにあたって知っておくべき事を説明する。
・人体解剖と
・解剖体とご献体
・実習の心構え
・実習の前に準備しておくこと
担当者
田口 明子
日時
4/7②
第2,3回

項目
【対面】
人体解剖見学実習Ⅱ
授業内容
内頚静脈と総頚動脈 
斜角筋と横隔神経 
交感神経幹  
腕神経叢
鎖骨下動静脈と腋窩動静脈
大胸筋と小胸筋
担当者
担当者全員
日時
4/14①②
第4,5回
項目
【対面】
人体解剖見学実習Ⅲ
授業内容
上肢及び上肢帯の筋
上肢の血管と神経
肩関節周囲 
肘関節 手・指の関節
担当者
担当者全員
日時
4/21①②
第6,7回
項目
【対面】
人体解剖見学実習Ⅳ
授業内容
口頭試問Ⅰ(上肢) 


担当者
担当者全員
日時
4/28①②
第8,9回
項目
【対面】
人体解剖見学実習Ⅴ
授業内容
胸腔 胸膜と心膜 縦隔 肺 腹膜と腹膜腔
胃 空腸・回腸・結腸 
腹部内臓に分布する血管
担当者
担当者全員
日時
5/12①②
第10,11回
項目
【対面】
人体解剖見学実習Ⅵ
授業内容
心臓の外景と内景 
腹部内臓 肝臓、十二指腸、膵臓、脾臓
担当者
担当者全員
日時
5/19①②
第12,13回

項目
【対面】
人体解剖見学実習Ⅶ
授業内容
縦隔の深部 
腎臓と副腎 後胸壁と後腹壁 横隔膜 腰神経叢
担当者
担当者全員
日時
5/26①②
第14,15回
項目
【対面】
人体解剖見学実習Ⅷ
授業内容
大腿前面 殿部~大腿後面
膝窩 下腿 足背・足底
担当者
担当者全員
日時
6/2①②
第16,17回
項目
【対面】
人体解剖見学実習Ⅸ
授業内容
殿部
大腿前面、後面
担当者
担当者全員
日時
6/9①②
第18,19回
項目
【対面】
人体解剖見学実習Ⅹ
授業内容
膝窩と下腿後面、足底
下腿前面と足背
膝関節 足関節 
担当者
担当者全員
日時
6/16①②
第20,21回
項目
【対面】
人体解剖見学実習Ⅺ
授業内容
骨盤内臓 股関節
担当者
担当者全員
日時
6/23①②
第22,23
項目
対面】
人体解剖見学実習Ⅻ
授業内容
口頭試問Ⅱ(下肢) 
担当者
担当者全員
日時
6/30①②
第24,25,26回
項目
【対面】
組織学実習Ⅰ
授業内容
顕微鏡の使い方
組織切片の観察Ⅰ 
  骨・軟骨・骨格
担当者
担当者全員
日時
9/1①②③
第27,28回
項目
【対面】
組織学実習Ⅱ
授業内容
組織切片の観察Ⅱ
  筋・小脳
  脊髄
担当者
担当者全員
日時
9/8①②
第29回
項目
【対面】
実習試験
授業内容
実習試験
試験解説
担当者
担当者全員
日時
9/22②

授業内容欄外

◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を踏まえ、実際の人の身体についての知識を臨床で必要とされるところに重点を置いて教授する。

到達目標

・人体の基本的な構造を図を用いて説明できる。
・各臓器の位置関係、外形及び内部構造を自分の体を使って説明できる。
・身体の構造と機能を関係づけることが出来る。
・実習班の構成員同士が協調して実習内容を深めることができる。

評価基準

提出課題(20%)、実習試験(口頭試問(40%)、筆記試験(40%))によって総合的に評価する。
課題を提出しない(もしくは課題を行っていない)場合は、当該回の実習を欠席したと見なす。

準備学習等(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習の時間:1.5時間】
次回実習の予定部分について予習しておく。
実習終了後、実習で観察した部位について、教科書等で再確認する。
実習講義のときに配布した課題のプリントを完成させておく。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書2025年度版 解剖学実習Ⅱ北里大学医療衛生学部解剖組織学教室編
参考書日本人体解剖学金子丑之助南山堂
参考書ネッター解剖学アトラス相磯貞和訳南江堂
参考書リハビリテーション解剖アトラス佐藤達夫 他医歯薬出版
参考書visible bodyアプリvisible body
教科書
署名
2025年度版 解剖学実習Ⅱ
著者・編者
北里大学医療衛生学部解剖組織学教室編
発行所
参考書
署名
日本人体解剖学
著者・編者
金子丑之助
発行所
南山堂
参考書
署名
ネッター解剖学アトラス
著者・編者
相磯貞和訳
発行所
南江堂
参考書
署名
リハビリテーション解剖アトラス
著者・編者
佐藤達夫 他
発行所
医歯薬出版
参考書
署名
visible bodyアプリ
著者・編者
発行所
visible body

備考・その他

1.人体解剖見学実習は医学部の学生が行った解剖体を使用した見学実習となるため、実習の内容は医学部の進度による。従って、シラバス通りに進まない可能性もある。実習内容に関しては、オリエンテーション時に配布する実習書(2025年度版 解剖学実習Ⅱ)を参照すること。
2.見学実習では、その日に見学するべき内容についての説明を行った後に見学するので、実習講義を欠席すると見学が出来なくなることに注意する。
3.追再試験は年度末の追再試験期間に行うので注意する。
4.当実習の筆記試験は持ち込み可とする。試験に持ち込めるものは自筆のノート(ファイルも含む)および見学実習時に渡したプリントのうち持ち込み可と認められたもののみとする。それ以外を持ち込んだ場合には不正行為と見なされるので注意すること。

科目ナンバリングコード: (PT)PT204-SF07, (OT)OT204-SF08