科目責任者 | 上出 直人 |
---|---|
担当者 | 上出 直人※, 安藤 雅峻※ |
科目概要 | 3年 (1単位・選択) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻] |
地域で生活している高齢者に対して,予防的観点からの支援が実施できるようになるために必要な実践的な技術を習得する.
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③⑤に関連する.
【教育内容】
予防的観点から、地域で生活されている高齢者に対して実施する評価・介入の実施方法について講義・実習を通じて学ぶ.
【教育方法】
授業形態:演習
パワーポイントを使用した講義形式,実習,討議(ディスカッション),発表(プレゼンテーション),フィールドワークを行う。
【フィードバック】
プレゼンテーションに関するフィードバックは,プレゼンテーション終了後,講義内で講評を行う.
レポート内容に対するフィードバックについては1か月程度を目処にgoogle classroom経由で実施する.
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
---|---|---|---|---|
第1~2回 | 【対面】 地域高齢者への調査と地域診断の実際 | 地域の高齢者が抱える問題を可視化するための調査方法および調査に基づく地域診断の実際について知る.(配布資料) | 上出 直人 | 9/5①② |
第3~4回 | 【対面】 調査データの分析と解釈[実習] | 調査で得られるデータの分析方法と解釈の考え方についてグループ学習を通じて学ぶ.(グループ学習) | 安藤 雅峻 | 9/12①② |
第5~6回 | 【対面】 地域診断と介入プログラム立案の実際[実習] | 地域の高齢者に対する調査データの分析結果から,地域診断を行い,予防的介入プログラムの立案についてグループ学習により学ぶ.(グループ学習) | 上出 直人 安藤 雅峻 | 9/19①② |
第7~8回 | 【対面】 高齢者への集団指導:グループトレーニングの実際①理論[実習] | 地域高齢者の予防的運動介入として実施されるグループトレーニングについて,注意点やプログラム内容の実際を学ぶ.(グループ学習) | 上出 直人 | 9/26①② |
第9~10回 | 【対面】 高齢者への集団指導:グループトレーニングの実際②実践[実習] | 地域高齢者に対するグループトレーニングにおけるプログラムの立案および指導の実際について学ぶ.(グループ学習) | 上出 直人 | 10/3①② |
第11~12回 | 【対面】 フィールドワーク[外部実習:Aグループ](※1)[実習] | 介護予防の現場におけるグループトレーニング指導の実際について,フィールドワークを通じて体験的に学ぶ. | 上出 直人 安藤 雅峻 | 10/10①② |
第11~12回 | 【対面】 フィールドワーク[外部実習:Bグループ](※1)[実習] | 介護予防の現場におけるグループトレーニング指導の実際について,フィールドワークを通じて体験的に学ぶ. | 上出 直人 安藤 雅峻 | 10/17①② |
本講義は,グループでの実習やフィールドワークを主体とした実習となるため,受講者については人数制限を設ける(15名以内とする).
※1 フィールドワークは、AグループとBグループに分けて実施する。グループについては後日提示する。
本実習ではグループ実習を含む。また、本実習ではgoogle classroomを使用する。
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院や施設での勤務経験のみならず自治体や企業との協働事業での経験を基に、高齢者が住み慣れた地域で最期まで生活するための予防的支援について必要な事項を概説するとともに実習を行う.
・指導者の援助のもとに,地域の高齢者に対して地域づくりの視点を持った介護予防事業の企画を提案することができる.
・指導者の援助のもとに,地域の高齢者に対する評価や運動介入を実施することができる.
グループ学習課題(50%),フィールドワークにおける取り組み姿勢(積極性)(40%),レポート(10%)により評価する.レポートの内容については,講義内において説明・提示する.評価基準については,提示したレポートの内容に沿ったものであるかどうかとする.グループ学習課題へのフィードバックについては講義時間内に解説する.レポート内容に対するフィードバックについては1か月程度を目処にGoogle classroom経由で実施する.
本実習は,老年理学療法、老年理学療法学実習、地域理学療法学における学習内容を理論的・技術的背景として展開する.したがって,老年理学療法、老年理学療法学実習、地域理学療法学の講義・実技内容を復習し,よく理解したうえで本講義に臨むこと.
【授業時間外に必要な学習時間:26時間】
予習:事前に老年理学療法、老年理学療法学実習に関する講義資料を読んでおくこと.
復習:講義・実習で行った内容について練習をすること.グループワークやフィールドワークで学んだことを整理し,まとめておくこと.
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | (なし) | ||
参考書 | 予防理学療法要論 | 大渕修一,浦辺幸夫(監修) | 医歯薬出版 |
参考書 | 15レクチャーシリーズ 理学療法テキ スト 予防理学療法学 | 石川朗(総編集) | 中山書店 |
科目ナンバリングコード: PT302-DE04