Web Syllabus(講義概要)
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老年理学療法学実習Practice of Physical Therapy in Gerontology
科目責任者上出 直人
担当者上出 直人※, 河村 晃依※, 安藤 雅峻※, 大森 豊※
科目概要3年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻]

授業の目的

高齢者に対して老年理学療法学的観点から評価・介入ができるようになるために、老年症候群や生活機能障害に対する評価および介入方法について修得する。

この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③⑤に関連する。

教育内容・教育方法・フィードバック

【教育内容】
・代表的な老年症候群の評価および介入方法について講義、実技、実習、フィールドワークを通じて学ぶ。
・介護保険の仕組みやサービスについて具体的に学ぶ。
・高齢者に対する在宅や施設でのリハビリテーションの実際について学ぶ。

【教育方法】
授業形態:実習・実技
パワーポイントを使用した講義形式、実技実習、フィールドワーク、討議(ディスカッション)、発表(プレゼンテーション)、を行う。また、講義では小テストまたは小レポートも行う。

【フィードバック】
討議・発表に対しては、講義内でフィードバック(講評)を行う。小テストへのフィードバックは必要に応じて講義内で行う。講義内小レポートの内容に対するフィードバックについては1か月程度を目途にgoogle classroom経由で実施する.

授業内容

項目授業内容担当者日時
第1・2回【対面】
認知機能障害の評価と介入
高齢者の認知機能障害の特徴について解説する。また、認知機能障害に対する評価や介入について実習を通じて習得する。(教科書1:pp55-64)河村 晃依
5/27③④
第3・4回【対面】
骨折・転倒リスクの評価と介入
転倒リスクおよび骨粗鬆症について解説する。また、骨折・転倒リスクの評価および介入について解説する。(教科書1:pp65-74)上出 直人
6/3③④
第5・6回【対面】
運動機能低下・サルコペニアの評価と介入
運動機能低下、ロコモティブシンドローム、サルコペニアの評価と介入方法について解説する。また、サルコペニアのリスク要因となる栄養についても解説する。(配布資料、教科書1:pp75-84)上出 直人
6/10③④
第7・8回【対面】
フレイルの評価と介入
フレイルの定義、判定基準、介入方法について解説をする。また、フレイルとサルコペニア、老年症候群との関連について整理する。(配布資料、教科書1:pp75-84)上出 直人
6/17③④
第9・10回【対面】
誤嚥性肺炎(呼吸・口腔機能)の評価
高齢者における口腔・嚥下機能低下および呼吸機能低下について解説する(配布資料、教科書2:pp103-118)。上出 直人
6/24③④
第11・12回【対面】
社会的要因と環境要因の評価
高齢者の健康に影響を与える社会的要因や環境要因の考え方や評価方法について解説する。(配布資料、参考書)安藤 雅峻
7/1③④
第13・14回【対面】
老年症候群の評価(実践演習)
代表的な老年症候群に対する評価方法について、実習を通じて具体的に学ぶ(問診、身体計測、骨量、骨格筋量、運動機能、口腔機能、など)。(第1~10回までの講義資料)上出 直人
安藤 雅峻
7/8③④
第15~18回【対面】
フィールドワーク[外部実習:Aグループ](※1)
地域で生活を送る高齢者の生活課題の実態と老年症候群の評価の実際について、フィールドワークを通じて体験的に学ぶ。上出 直人
安藤 雅峻
河村 晃依
9/1①②③④
第15~18回【対面】
フィールドワーク[外部実習:Bグループ](※1)
地域で生活を送る高齢者の生活課題の実態と老年症候群の評価の実際について、フィールドワークを通じて体験的に学ぶ。上出 直人
安藤 雅峻
河村 晃依
9/8①②③④
第19・20回【対面】
老年症候群に対する
予防的理学療法(グループ演習)
フィールドワークでの経験をもとに、老年症候群に対する予防的な理学療法介入をグループ学習により学ぶ。(グループ学習・発表)上出 直人
9/22③④
第21・22回【対面】
介護保険の仕組みとサービス
高齢者への支援として重要な介護保険について、制度の仕組みと受給できるサービスの内容について解説する。(配布資料)河村 晃依
11/10③④
第23・24回【対面】
訪問リハビリテーションにおける高齢者の支援(特徴、評価、介入)
訪問リハビリテーションにおける高齢者の支援について学ぶ。特に、訪問リハビリテーションにおける評価・介入・効果について学ぶ。(配布資料)大森 豊
11/17③④
第25・26回【対面】
訪問リハビリテーションにおける高齢者支援の実際
訪問リハビリテーションにおける目標設定、介入方法について議論する。大森 豊
12/1③④
第27・28回【対面】
施設における高齢者の支援の実際
老人保健施設などの施設における、生活支援の視点からのリハビリテーションの実際について学ぶ。(配布資料)上出 直人
12/8③④
第1・2回
項目
【対面】
認知機能障害の評価と介入
授業内容
高齢者の認知機能障害の特徴について解説する。また、認知機能障害に対する評価や介入について実習を通じて習得する。(教科書1:pp55-64)
担当者
河村 晃依
日時
5/27③④
第3・4回
項目
【対面】
骨折・転倒リスクの評価と介入
授業内容
転倒リスクおよび骨粗鬆症について解説する。また、骨折・転倒リスクの評価および介入について解説する。(教科書1:pp65-74)
担当者
上出 直人
日時
6/3③④
第5・6回
項目
【対面】
運動機能低下・サルコペニアの評価と介入
授業内容
運動機能低下、ロコモティブシンドローム、サルコペニアの評価と介入方法について解説する。また、サルコペニアのリスク要因となる栄養についても解説する。(配布資料、教科書1:pp75-84)
担当者
上出 直人
日時
6/10③④
第7・8回
項目
【対面】
フレイルの評価と介入
授業内容
フレイルの定義、判定基準、介入方法について解説をする。また、フレイルとサルコペニア、老年症候群との関連について整理する。(配布資料、教科書1:pp75-84)
担当者
上出 直人
日時
6/17③④
第9・10回
項目
【対面】
誤嚥性肺炎(呼吸・口腔機能)の評価
授業内容
高齢者における口腔・嚥下機能低下および呼吸機能低下について解説する(配布資料、教科書2:pp103-118)。
担当者
上出 直人
日時
6/24③④
第11・12回
項目
【対面】
社会的要因と環境要因の評価
授業内容
高齢者の健康に影響を与える社会的要因や環境要因の考え方や評価方法について解説する。(配布資料、参考書)
担当者
安藤 雅峻
日時
7/1③④
第13・14回
項目
【対面】
老年症候群の評価(実践演習)
授業内容
代表的な老年症候群に対する評価方法について、実習を通じて具体的に学ぶ(問診、身体計測、骨量、骨格筋量、運動機能、口腔機能、など)。(第1~10回までの講義資料)
担当者
上出 直人
安藤 雅峻
日時
7/8③④
第15~18回
項目
【対面】
フィールドワーク[外部実習:Aグループ](※1)
授業内容
地域で生活を送る高齢者の生活課題の実態と老年症候群の評価の実際について、フィールドワークを通じて体験的に学ぶ。
担当者
上出 直人
安藤 雅峻
河村 晃依
日時
9/1①②③④
第15~18回
項目
【対面】
フィールドワーク[外部実習:Bグループ](※1)
授業内容
地域で生活を送る高齢者の生活課題の実態と老年症候群の評価の実際について、フィールドワークを通じて体験的に学ぶ。
担当者
上出 直人
安藤 雅峻
河村 晃依
日時
9/8①②③④
第19・20回
項目
【対面】
老年症候群に対する
予防的理学療法(グループ演習)
授業内容
フィールドワークでの経験をもとに、老年症候群に対する予防的な理学療法介入をグループ学習により学ぶ。(グループ学習・発表)
担当者
上出 直人
日時
9/22③④
第21・22回
項目
【対面】
介護保険の仕組みとサービス
授業内容
高齢者への支援として重要な介護保険について、制度の仕組みと受給できるサービスの内容について解説する。(配布資料)
担当者
河村 晃依
日時
11/10③④
第23・24回
項目
【対面】
訪問リハビリテーションにおける高齢者の支援(特徴、評価、介入)
授業内容
訪問リハビリテーションにおける高齢者の支援について学ぶ。特に、訪問リハビリテーションにおける評価・介入・効果について学ぶ。(配布資料)
担当者
大森 豊
日時
11/17③④
第25・26回
項目
【対面】
訪問リハビリテーションにおける高齢者支援の実際
授業内容
訪問リハビリテーションにおける目標設定、介入方法について議論する。
担当者
大森 豊
日時
12/1③④
第27・28回
項目
【対面】
施設における高齢者の支援の実際
授業内容
老人保健施設などの施設における、生活支援の視点からのリハビリテーションの実際について学ぶ。(配布資料)
担当者
上出 直人
日時
12/8③④

授業内容欄外

※1 フィールドワークは、AグループとBグループに分けて実施する。グループについては後日提示する。
本実習ではグループ実習が含まれます。また、本実習ではgoogle classroomを使用します。

◆実務経験の授業への活用方法◆
病院や施設での勤務および地域の行政機関などとの協働事業での経験を踏まえ、高齢者に適切な理学療法を展開するための評価と介入方法について概説するとともに実習を行う。

到達目標

・代表的な老年症候群に対して、評価および介入の方法を具体的に説明することができる。
・代表的な老年症候群の評価を実施することができる。
・介護保険の仕組みや利用可能なサービスについて概要を説明することができる。
・在宅や施設における高齢者への支援の実際について概要を説明することができる。

評価基準

小テスト(20%)、グループ演習課題(20%)、講義内小レポート課題(10%)、定期試験(50%)で評定する。

準備学習等(予習・復習)

・本実習は、老年理学療法学における学習内容を理論的背景として展開していくため、老年理学療法学における講義内容を復習し、よく理解したうえで本実習に臨むこと。
【授業時間外に必要な学習時間:3時間】
予習:事前にgoogle classroomで提示する講義資料や教科書の該当箇所を読んでおくこと。
復習:講義資料や教科書の該当箇所をノートにまとめること。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書15レクチャーシリーズ 理学療法テキ
スト 予防理学療法学
石川朗(総編集)中山書店
教科書予防理学療法学要論大渕修一・浦辺幸夫(監修) 医歯薬出版
参考書高齢者理学療法学島田裕之(総編集)医歯薬出版
教科書
署名
15レクチャーシリーズ 理学療法テキ
スト 予防理学療法学
著者・編者
石川朗(総編集)
発行所
中山書店
教科書
署名
予防理学療法学要論
著者・編者
大渕修一・浦辺幸夫(監修)
発行所
医歯薬出版
参考書
署名
高齢者理学療法学
著者・編者
島田裕之(総編集)
発行所
医歯薬出版

備考・その他

科目ナンバリングコード: PT304-SS24