科目責任者 | 上出 直人 |
---|---|
担当者 | 上出 直人※ |
科目概要 | 3年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻] |
・超高齢社会における理学療法士の役割を理解するため、我が国における人口の高齢化の理由とその課題について理解する。
・高齢者への理学療法を適切に実施できるようになるために、加齢によって起こりうる生理的変化や老年症候群について理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③⑤に関連する。
【教育内容】
・寿命と健康寿命について学ぶ。
・加齢によって起こりうる生理システムの変化や老年症候群について学ぶ。
【教育方法】
授業形態:講義
パワーポイントを使用した講義形式で行う。また、本講義では小テストおよび小レポートを課す。
【フィードバック】
小テストについては、必要に応じて講義内でフィードバックを行う。小レポートについては、提出後1か月以内を目処に、Google classroom経由でフィードバックを行う。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 【対面】 老年理学療法学の意義 | 社会的背景を踏まえ,老年理学療法学を学ぶ意義について解説する. | 上出 直人 | 4/8③ |
第2回 | 【対面】 寿命と健康寿命・老年症候群 | 寿命と健康寿命について解説する。また、日本人の要介護原因と老年症候群について解説する。(配布資料、参考書) | 上出 直人 | 4/8④ |
第3回 | 【対面】 加齢による生理システムの変化 | 加齢によって起こりうる、様々な生理機能の変化について解説する。(配布資料) | 上出 直人 | 4/15③ |
第4回 | 【対面】 生活機能の評価 | 高齢者の生活機能の評価について解説する。(配布資料) | 上出 直人 | 4/15④ |
第5・6回 | 【対面】 老年症候群①(加齢による身体機能への影響) | 加齢によって起こりうる様々な身体機能の低下について解説する。また、サルコペニアや身体的フレイルの概要について解説する。(教科書:pp86-123) | 上出 直人 | 4/22③④ |
第7回 | 【対面】 老年症候群②(加齢による精神心理機能への影響) | 加齢によって起こりうる精神心理機能への影響として、抑うつや認知機能低下などについて解説する。(教科書:pp124-131、pp139-150) | 上出 直人 | 5/13③ |
第8回 | 【対面】 老年症候群③(加齢による社会的機能への影響) | 加齢によって起こりうる社会的機能への影響として、ソーシャルネットワーク、ソーシャルサポート、社会参加、ソーシャルキャピタルなどの社会的概念について解説する。(配布資料、参考書) | 上出 直人 | 5/13④ |
第9回 | 【対面】 予防的介入の概念 | 高齢者における一次予防、二次予防、三次予 防の概念、ハイリスクアプローチ、ポピュレー ションアプローチについて解説する。(教科書 pp2-5) | 上出 直人 | 5/20③ |
第10回 | 【対面】 高齢者における生活の質(QOL) | 高齢者の健康とQOLの考え方や看取りについて解説する(配布資料、参考書) | 上出 直人 | 5/20④ |
本実習ではGoogle classroomを使用します。
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院や施設での勤務や地域の行政機関との協働事業での経験を基に、高齢者へ理学療法を展開していくために必要な事項について概説する。
・寿命と健康寿命について、両者の違いを具体的に述べることができる。
・高齢者の要介護原因を具体的に述べることができる。
・加齢によって生じる生理機能の変化について説明することができる。
・老年症候群の概念と内容について具体的に述べることができる。
・予防的介入の考え方(概念)について具体的に説明することができる。
・高齢者におけるQOLの概念について説明することができる。
小テスト(20%)、小レポート(10%)、定期試験(70%)で総合的に評定する。
【授業時間外に必要な学習時間:25時間】
予習:事前にgoogle classroomで提示する講義資料や教科書の該当箇所を読んでおくこと。
復習:講義資料や教科書の該当箇所をノートにまとめること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 予防理学療法学要論 | 大渕修一・浦辺幸夫(監修) | 医歯薬出版 |
参考書 | 高齢者理学療法学 | 島田裕之(総編集) | 医歯薬出版 |
参考書 | 15レクチャーシリーズ 理学療法テキスト 予防理学療法学 | 石川朗(総編集) | 中山書店 |
科目ナンバリングコード: PT301-SS23