科目責任者 | 渡邊 裕之 |
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担当者 | 渡邊 裕之※, 河端 将司※, 鳥居 昭久※, 鈴川 仁人※, 一場 友実※ |
科目概要 | 3年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻] |
整形外科疾患の理学療法について理解し、実際の手技(評価・治療)を修得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の②③⑤に関連する。
【教育内容】
整形外科疾患の病態理解と術後療法ならびに保存療法について学ぶ。
整形外科疾患に対する手術療法の目的、適応について学ぶ。
整形外科疾患に用いられる代表的な徒手療法(ROMエクササイズ、ストレッチ、PNF)について学ぶ。
スポーツ傷害理学療法の基礎知識について学ぶ。
障がい者スポーツに対する理学療法の原理・手技について学ぶ。
【教育方法】
授業形態:実習・実技
実習形式、パワーポイントによる解説を行う。ロールプレイによる教示の後に実習を行う。前期は2回目以降に小テストを行う。小テストの解答と解説は前期の最終回に実施する。
【フィードバック】
前回実施した実技について各回の冒頭に復習を行う。必要に応じてフィードバックは学生からのリクエストに応える。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 組織再生と修復 | 組織再生と修復のメカニズムと理学療法の適応について修得する。(1章p1-19) | 渡邊 裕之 | 4/8② |
第2回 | 【対面】 筋力増強法と荷重練習 | 整形外科領域で実施される筋力増強法ならびに術後の荷重練習法について修得する。プリン ト配布 | 渡邊 裕之 河端 将司 | 4/15② |
第3回 | 【対面】 骨折に対する理学療法 | 骨折の術後管理と理学療法を修得する。(3~7章p21-62) | 渡邊 裕之 河端 将司 | 5/13② |
第4回 | 【対面】 上肢の整形外科理学療法 | 五十肩、上肢疾患に対する理学療法について修得する。(22~23章p67-85) | 渡邊 裕之 河端 将司 | 5/20② |
第5・6回 | 【対面】 体幹の整形外科理学療法ー評価から治療手技ー | 頚部、腰部に対する評価・治療手技を修得する。(16~21章p67-85) | 渡邊 裕之 河端 将司 | 5/27② 6/3② |
第7回 | 【対面】 下肢の整形外科疾患ー股関節ー | 股関節疾患に対する理学療法を修得する。(8~11章p73-118) | 渡邊 裕之 河端 将司 | 6/10② |
第8回 | 【対面】 下肢の整形外科疾患ー膝関節ー | 膝関節疾患に対する理学療法を修得する。(26~28章p107-137) | 渡邊 裕之 河端 将司 | 6/17② |
第9回 | 【対面】 RAとOAに対する理学療法 | RAとOAに対する理学療法について修得する。(12~13章p119-140) | 渡邊 裕之 河端 将司 | 6/26② |
第10回 | 【対面】 下肢の整形外科疾患ー足関節ー | 足関節疾患に対する理学療法を修得する。プリント配布 | 渡邊 裕之 河端 将司 | 7/8② |
第11・12回 | 【対面】 整形外科疾患に対するストレッチ | ストレッチの基本原理について修得する。プリント配布 | 渡邊 裕之 | 10/16③④ |
第13・14回 | 【対面】 整形外科疾患に対するストレッチー体幹ー | 上肢、体幹のストレッチの原理と手技を修得する。(p25-180) | 渡邊 裕之 | 10/23③④ |
第15・16回 | 【対面】 整形外科疾患に対するストレッチー上肢・下肢ー | 上肢のストレッチの原理と手技を修得する。(p54-147) | 渡邊 裕之 | 10/30③④ |
第17・18回 | 【対面】 整形外科疾患に対するストレッチー下肢ー | 下肢のストレッチの原理と手技を修得する。(p186-280) | 渡邊 裕之 | 11/6③④ |
第19・20回 | 【対面】 PNF①基本原理 | PNFの歴史的背景、基本原理について解説する。 | 渡邊 裕之 | 11/13③④ |
第21・22回 | 【対面】 PNF基本パターン | PNFの上・下肢基本パターンについて実践する。 | 渡邊 裕之 | 11/20③④ |
第23回 | 【対面】 スポーツ傷害総論 | スポーツ傷害(障がい者スポーツを含む)について理解する。 | 渡邊 裕之 | 11/27③ |
第24回 | 【対面】 スポーツ傷害理学療法学 -世界で活躍する理学療法士(スポーツ)の資質- | 国際総合競技大会(オリンピック競技大会等)において、日本代表選手団本部メディカルとして活動した経験から、スポーツ理学療法に求められる知識・技術について教示する肩関節のスポーツ傷害と理学療法を理解・修得する。プリント配布 | 鈴川 仁人 河端 将司 渡邊 裕之 | 11/27④ |
第25・26回 | 【対面】 スポーツ傷害理学療法学(障がい者スポーツ) | 障がい者スポーツの意義と理学療法士としての関わり方について理解・習得する。 全国障害者スポーツ大会の概要と種目、ならびに国際大会(パラリンピック等)の競技種目とクラス分け(クラシファイア)について理解・習得する。プリント配布 | 鳥居 昭久 渡邊 裕之 | 12/4③④ |
第27・28回 | 【対面】 スポーツ傷害理学療法学(ボッチャ競技と理学療法) | ボッチャ競技と参加する選手の障害特性を理解する。 ボッチャ競技を経験する。 | 一場 友実 渡邊 裕之 | 12/11③④ |
整形外科疾患に対する理学療法について解説する。徒手的に実施される理学的評価と基本的な運動療法(ROMエクササイズ)を実習する。後期はストレッチおよびPNFの整形外科疾患に対する適応と実際について実習を行う。また、スポーツ傷害の理論と手技の修得と障がい者スポーツについて理解する。
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を踏まえ、整形外科理学療法の意義及び臨床への適応について解説する。
整形外科疾患に対する適切な理学療法(スポーツ傷害と障がい者スポーツを含む)を選択できる。
整形外科疾患の機能予後に対する適切な理学療法(スポーツ傷害と障がい者スポーツを含む)を選択できる。
整形外科疾患の病態を理解し理学療法(スポーツ傷害と障がい者スポーツを含む)を実施することが出来る。
実習態度(20%)、定期試験(70%)、小テスト(10%)にて評価する。
【授業時間外に必要な学習時間: 3時間】
予習:本実習は整形外科系理学療法学と連携しているので、座学による講義内容を理解し実習に参加すること。
復習:手技の操作については実習後に繰り返し確認しておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 理学療法テキスト 運動器障害理学療法学Ⅰ | 石川朗 河村廣幸 | 中山書店 |
教科書 | 理学療法テキスト 運動器障害理学療法学Ⅱ | 石川朗 河村廣幸 | 中山書店 |
教科書 | アスリートケアマニュアル ストレッチング | 井上悟 小柳磨毅 中江徳彦 上野隆司 | 文光堂 |
参考書 | アスレティックリハビリテーションガイド | 福林徹 | 文光堂 |
科目ナンバリングコード: PT304-SS18