Web Syllabus(講義概要)
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物理療法学(実習含)Physical Modality (Practice included)
科目責任者坂本 美喜
担当者坂本 美喜※, 渡邊 裕之※
科目概要3年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻]

授業の目的

各物理的刺激が生体にどのような反応を与えているか、生理学的知識を応用して理解すると共に、実際の治療への適用方法を理解することを目的とする。
各物理療法機器の基本的構造と実際的操作手順を理解し、安全に実施できる。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の②③⑤に関連する。

教育内容・教育方法・フィードバック

【教育内容】
1.理学療法における物理療法の位置づけを学ぶ。
2.物理療法機器に関する基本的操作方法を以下の項目に沿って解説・実演・実習する。
 温熱療法 寒冷療法 水治療法 光線療法 電気刺激療法 牽引療法 超音波療法 圧迫療法  
3.症状に適した物理療法の処方について学ぶ。

【教育方法】
授業形態:演習(講義および実習)
講義については、教科書および配布資料にて解説する。実習は機器の取り扱いを教示後に実習を行う。
小テスト実施後に、授業内で内容の解説を行う。

【フィードバック】
中間テストの内容の振り返りは、第13回講義の始めに解説する。
第13回~24回までの内容の振り返りは、第25回講義の始めに解説する。

授業内容

項目授業内容担当者日時
第1回【対面】
1.物理療法の定義
2.物理療法の歴史的背景
3.物理療法に用いる物理的エネルギーの性質と生体反応

1.物理療法の定義を知る
2.物理療法の歴史的背景を知る。
3.物理療法の分類と生体反応に関する概略を学ぶ。
(物理療法  pp16-23)
坂本 美喜
4/10③
第2回【対面】
組織修復
組織修復過程と組織修復に関連する因子を理解し、物理療法との関連を学ぶ。
(シンプル病理学 pp23-32, 49-60)
坂本 美喜
4/10④
第3・4回【対面】
疼痛
1.痛みのメカニズム、種類(急性疼痛、慢性疼痛)について理解する。
2.痛みの評価と疼痛に対する理学療法について学び、疼痛治療における物理療法の適応を学ぶ。
(物理療法 pp24-63)(生理学 pp77-83)
坂本 美喜
4/17③④
第5・6回【対面】
筋緊張異常
1.正常の筋出力と運動制御について理解する。
2.筋緊張異常状態を理解し、筋緊張異常に対する物理療法の適応を学ぶ。
(生理学 pp127-136)
坂本 美喜
4/24③④
第7・8回【対面】
関節可動域制限
1.関節可動域制限の病態・分類を知る。
2.関節可動域制限に対する物理療法の適応を学ぶ。
(物理療法 pp64-75)
坂本 美喜
5/8③④
第9・10回【対面】
熱、体温調節、温熱療法
1.体温調節について学ぶ
2.温熱に対する生体反応を学ぶ。
3.温熱を利用した物理療法適用について学ぶ。
(生理学 pp357-376)(物理療法 pp76-90, 92-103)
坂本 美喜
5/15③④
第11・12回【対面】
寒冷療法・水治療法
物理的刺激と生体反応に関する知識の整理(中間テスト)
1.冷却に対する生体反応を学ぶ。
2.冷却を利用した物理療法適用について学ぶ。
3.水の特性:水圧・水温の違いによる水の特性を学ぶ。
4.水治療法における生理学的応答の変化を学ぶ。
5.各物理的刺激が生体にどのような反応を与えているか、生理学的知識の確認(中間テスト)を行う。
(物理療法 pp153-167, 104-112)
坂本 美喜
5/22③④
第13・14回【対面】
温熱療法・寒冷療法・水治療法実習 (1)
~各種物理療法の体験~
(実習)


ホットパック、パラフィン浴、渦流浴、交代浴、アイシングの各物理療法が生体に与える影響を体験する。
(物理療法 pp92-112, 160-167)
坂本 美喜
5/29③④
第15・16回【対面】
温熱療法・寒冷療法・水治療法実習(2)
~各物理療法の生体への影響の測定~
(実習)
ホットパック、アイシングの各物理療法が生体に与える影響を測定する
(物理療法 pp92-99, pp160-167)
坂本 美喜
6/5③④
第17回
【対面】
光線療法
光線療法の原理、生理学的効果、治療効果を学ぶ。
(物理療法 pp168- 199)


渡邊 裕之
6/12③
第18回【対面】
光線療法実習~光線療法の体験~
(実習)
光線療法の基本的操作方法を学ぶ。
(物理療法 pp168-199)
渡邊 裕之
坂本 美喜
6/12④
第19回
【対面】
電気刺激療法
電気刺激療法の原理、生理学的効果、治療効果を学ぶ。
(物理療法 pp200-286)
渡邊 裕之
6/19③
第20・21
【対面】
電気刺激療法
~電気を用いた治療の体験~
(実習)
電気刺激療法の基本的操作方法を学ぶ。
(物理療法 pp200-286)
渡邊 裕之
坂本 美喜
6/19④⑤
第22回【対面】
機械的刺激(超音波療法、牽引療法、圧迫療法、振動刺激)による治療法
超音波、牽引、間欠的圧迫、振動刺激、持続的他動運動装置の原理、生理学的効果の治療効果を学ぶ。
(物理療法 pp130-152, 301-313, 287-300, 314-323)
坂本 美喜
6/26③
第23・24回【対面】
機械的刺激(超音波療法、牽引療法、圧迫療法、振動刺激)による治療法(実習)
超音波、牽引、間欠的圧迫療法、振動刺激、持続的他動運動装置の基本的操作方法を学ぶ。
(物理療法 pp130-152, 301-313, 287-300, 314-323)
坂本 美喜
6/26④⑤
第25・26回
【対面】
まとめ
各種物理療法の生理学的効果と治療効果、操作方法についてまとめを行う。坂本 美喜
7/9①②
第27~30回
【対面】
実技試験(実習)
実技試験を実施する坂本 美喜
7/10①②③④
第1回
項目
【対面】
1.物理療法の定義
2.物理療法の歴史的背景
3.物理療法に用いる物理的エネルギーの性質と生体反応

授業内容
1.物理療法の定義を知る
2.物理療法の歴史的背景を知る。
3.物理療法の分類と生体反応に関する概略を学ぶ。
(物理療法  pp16-23)
担当者
坂本 美喜
日時
4/10③
第2回
項目
【対面】
組織修復
授業内容
組織修復過程と組織修復に関連する因子を理解し、物理療法との関連を学ぶ。
(シンプル病理学 pp23-32, 49-60)
担当者
坂本 美喜
日時
4/10④
第3・4回
項目
【対面】
疼痛
授業内容
1.痛みのメカニズム、種類(急性疼痛、慢性疼痛)について理解する。
2.痛みの評価と疼痛に対する理学療法について学び、疼痛治療における物理療法の適応を学ぶ。
(物理療法 pp24-63)(生理学 pp77-83)
担当者
坂本 美喜
日時
4/17③④
第5・6回
項目
【対面】
筋緊張異常
授業内容
1.正常の筋出力と運動制御について理解する。
2.筋緊張異常状態を理解し、筋緊張異常に対する物理療法の適応を学ぶ。
(生理学 pp127-136)
担当者
坂本 美喜
日時
4/24③④
第7・8回
項目
【対面】
関節可動域制限
授業内容
1.関節可動域制限の病態・分類を知る。
2.関節可動域制限に対する物理療法の適応を学ぶ。
(物理療法 pp64-75)
担当者
坂本 美喜
日時
5/8③④
第9・10回
項目
【対面】
熱、体温調節、温熱療法
授業内容
1.体温調節について学ぶ
2.温熱に対する生体反応を学ぶ。
3.温熱を利用した物理療法適用について学ぶ。
(生理学 pp357-376)(物理療法 pp76-90, 92-103)
担当者
坂本 美喜
日時
5/15③④
第11・12回
項目
【対面】
寒冷療法・水治療法
物理的刺激と生体反応に関する知識の整理(中間テスト)
授業内容
1.冷却に対する生体反応を学ぶ。
2.冷却を利用した物理療法適用について学ぶ。
3.水の特性:水圧・水温の違いによる水の特性を学ぶ。
4.水治療法における生理学的応答の変化を学ぶ。
5.各物理的刺激が生体にどのような反応を与えているか、生理学的知識の確認(中間テスト)を行う。
(物理療法 pp153-167, 104-112)
担当者
坂本 美喜
日時
5/22③④
第13・14回
項目
【対面】
温熱療法・寒冷療法・水治療法実習 (1)
~各種物理療法の体験~
(実習)


授業内容
ホットパック、パラフィン浴、渦流浴、交代浴、アイシングの各物理療法が生体に与える影響を体験する。
(物理療法 pp92-112, 160-167)
担当者
坂本 美喜
日時
5/29③④
第15・16回
項目
【対面】
温熱療法・寒冷療法・水治療法実習(2)
~各物理療法の生体への影響の測定~
(実習)
授業内容
ホットパック、アイシングの各物理療法が生体に与える影響を測定する
(物理療法 pp92-99, pp160-167)
担当者
坂本 美喜
日時
6/5③④
第17回
項目
【対面】
光線療法
授業内容
光線療法の原理、生理学的効果、治療効果を学ぶ。
(物理療法 pp168- 199)


担当者
渡邊 裕之
日時
6/12③
第18回
項目
【対面】
光線療法実習~光線療法の体験~
(実習)
授業内容
光線療法の基本的操作方法を学ぶ。
(物理療法 pp168-199)
担当者
渡邊 裕之
坂本 美喜
日時
6/12④
第19回
項目
【対面】
電気刺激療法
授業内容
電気刺激療法の原理、生理学的効果、治療効果を学ぶ。
(物理療法 pp200-286)
担当者
渡邊 裕之
日時
6/19③
第20・21
項目
【対面】
電気刺激療法
~電気を用いた治療の体験~
(実習)
授業内容
電気刺激療法の基本的操作方法を学ぶ。
(物理療法 pp200-286)
担当者
渡邊 裕之
坂本 美喜
日時
6/19④⑤
第22回
項目
【対面】
機械的刺激(超音波療法、牽引療法、圧迫療法、振動刺激)による治療法
授業内容
超音波、牽引、間欠的圧迫、振動刺激、持続的他動運動装置の原理、生理学的効果の治療効果を学ぶ。
(物理療法 pp130-152, 301-313, 287-300, 314-323)
担当者
坂本 美喜
日時
6/26③
第23・24回
項目
【対面】
機械的刺激(超音波療法、牽引療法、圧迫療法、振動刺激)による治療法(実習)
授業内容
超音波、牽引、間欠的圧迫療法、振動刺激、持続的他動運動装置の基本的操作方法を学ぶ。
(物理療法 pp130-152, 301-313, 287-300, 314-323)
担当者
坂本 美喜
日時
6/26④⑤
第25・26回
項目
【対面】
まとめ
授業内容
各種物理療法の生理学的効果と治療効果、操作方法についてまとめを行う。
担当者
坂本 美喜
日時
7/9①②
第27~30回
項目
【対面】
実技試験(実習)
授業内容
実技試験を実施する
担当者
坂本 美喜
日時
7/10①②③④

授業内容欄外

◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を基に、物理療法の作用機序と臨床適用について解説する。

到達目標

1 各物理的刺激の性質と生体反応を説明できる。
2 各物理的刺激を治療として適応となる主な病態と治療原理を説明できる。
3 各物理的刺激を用いる際の適応と禁忌について説明できる。
4 各物理療法機器の基本的構造と治療目的、およびその生体反応を説明できる。
5 各物理療法機器を安全に使用するための原理(リスク管理)を説明でき、手順をおって操作できる。

評価基準

実技テスト(20%)、小テスト・定期試験(80%)の総合評価とする。

準備学習等(予習・復習)

【授業時間以外に必要な学習の時間:36.5時間】
予習:実習前に教科書を読み、講義および実習内容の予習を行うこと。
復習:講義については、配布した資料を見直すこと。実習でおこなった機器の取り扱いと実施方法を確認すること。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書エビデンスから身につける物理療法 第2版
庄本康治 編羊土社
教科書生理学桑名俊一 荒田晶子 編理工図書(1年次 購入済み)
教科書シンプル病理学改訂第8版笹野公伸 岡田保典 安井 弥 編南江堂(2年次 購入済み)
参考書イラストでわかる物理療法杉元雅晴、菅原 仁編医歯薬出版
教科書
署名
エビデンスから身につける物理療法 第2版
著者・編者
庄本康治 編
発行所
羊土社
教科書
署名
生理学
著者・編者
桑名俊一 荒田晶子 編
発行所
理工図書(1年次 購入済み)
教科書
署名
シンプル病理学改訂第8版
著者・編者
笹野公伸 岡田保典 安井 弥 編
発行所
南江堂(2年次 購入済み)
参考書
署名
イラストでわかる物理療法
著者・編者
杉元雅晴、菅原 仁編
発行所
医歯薬出版

備考・その他

科目ナンバリングコード: PT302-SS16