科目責任者 | 安藤 雅峻 |
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担当者 | 安藤 雅峻※ |
科目概要 | 3年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻] |
・ADLについて,対象者や他職種にもわかりやすく説明できるようになるために,ADLの概念とその範囲について理解する.
・対象者が抱える問題を理解できるようになるために,“生活機能”,“障がい”,”QOL”について,それぞれの定義を知る.
・対象者のADL障害を適切に評価できるようになるために,ADLの評価尺度やその使用方法について理解する.
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の②③⑤に関連する。
【教育内容】
・ADLの概念とその範囲について学ぶ.
・生活機能,障がい,QOLに関して,それぞれの定義と考え方について学ぶ.
・ICF(国際生活機能分類)の内容と使い方について学ぶ.
・ADLの評価尺度(BIおよびFIMなど)およびその使い方について学ぶ.
【教育方法】
授業形態:講義
パワーポイントを使用した講義形式で行う.また,本講義では小テストやレポート課題も実施する.
【フィードバック】
小テストについては,必要に応じて講義内でフィードバックを行う.レポートについては,提出後1か月以内を目処に,Google Classroom経由でフィードバックを行う.
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 コース紹介 | 本講義の目的・内容・達成目標および評価基準について,オリエンテーションを行う. | 安藤 雅峻 | 4/7③ |
第2回 | 【対面】 ADLの概念と範囲 | ADLの概念および範囲について解説する.また,狭義のADL(BADL)と広義のADL(APDL,IADL)について解説する.(教科書①:pp14-17) | 安藤 雅峻 | 4/7④ |
第3・4回 | 【対面】 生活機能と障がい | 生活機能と障がいの捉え方や歴史的変遷,および障がいとADLとの関係について解説する.特に,ICF(国際生活機能分類)について概念と構造を解説する.また,ICF におけるADLの位置づけについて解説する.(教科書①:pp18-21、教科書②) | 安藤 雅峻 | 4/14③④ |
第5・6回 | 【対面】 ADLの評価 | 代表的なADL尺度であるBarthel IndexとFIM,およびIADL評価尺度について概要を解説し,さらに評価尺度の具体的な使用方法を解説する.ADL・IADL評価の役割,目的,評価のポイントについて解説する.(教科書①:pp22-34) | 安藤 雅峻 | 4/21③④ |
第7回 | 【対面】 ADLとQOL | QOLの概念とADLとの関係について解説する.(配布資料) | 安藤 雅峻 | 4/28③ |
第8回 | 【対面】 ADLを構成する姿勢・動作 | ADL動作を構成する姿勢の呼称とADL動作における姿勢変換について解説する.(教科書①:pp36-37、配布資料) | 安藤 雅峻 | 4/28④ |
本講義ではGoogle Classroomを使用する.
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を基に,日常生活動作の障害に対する評価・支援の方法を解説する.
・ADLの概念とその範囲について具体的に述べることができる.
・生活機能、障がい、QOLの定義について具体的に述べることができる.
・ICFの特徴や内容について具体的に説明し,模擬症例(机上課題)に対して適用することができる.
・ADLの評価方法(BIおよびFIM)について具体的に説明することができる.
小テスト(30%),レポート(10%),定期試験(60%)で評定する.
講義内容については,教科書における該当箇所があらかじめ明記してあるので,教科書の該当箇所を読んで予習したうえで講義に臨むこと.講義終了後に小テストを行うので,講義内容をノート等にまとめたうえで小テストに臨むこと.
【授業時間外に必要な学習時間:29時間】
予習:指定した教科書の該当ページおよびGoogle Classroomにある講義資料を事前に読んでおくこと.
復習:指定した教科書の該当ページおよび講義資料をノートにまとめること.
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | PT・OTビジュアルテキスト ADL 第2版 | 柴喜崇、下田信明(編集) | 羊土社 |
教科書 | ICF国際生活機能分類-国際障害分類改訂版- | 障害者福祉研究会(編集) | 中央法規出版 |
参考書 | (なし) |
科目ナンバリングコード: PT301-SS14