科目責任者 | 河端 将司 |
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担当者 | 河端 将司※ |
科目概要 | 2年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 理学療法学専攻] |
生体運動分析学(および実習)で学んだ運動学の知識を用いて,実際の歩行(特に異常歩行)の成り立ちを理解し,運動学的な用語で表現できるようにする。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の②③⑤に関連する。
【教育内容】
歩行(特に異常動作)の動作分析を行い,運動学的な表現で記述し,ディスカッションを行う。
【教育方法】
授業形態:演習
学生自身が異常歩行を疑似体験し,互いに動画撮影した動画をもとに動作分析を行う。
スマートフォンなど動画撮影機器を用いて歩行動作を分析するポイントを示し,何が異常であるかを運動学的に解説する。
患者の異常動作を動画から観察し,運動学的な表現を用いてレポートに記述する演習を行う。
【フィードバック】
課題や質問に対するフィードバックや解説は授業内で行う。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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1-3回 | 【対面】 機能障害と代償動作[実習] | 機能障害によって生じる歩行中の代償動作について解説する。 | 河端 将司 | 11/13③④⑤ |
4-6回 | 【対面】 異常歩行の擬似体験[実習] | 関節の機能障害を模倣した疑似体験を行い,歩行に及ぼす影響を考察する。 | 河端 将司 | 11/20③④⑤ |
7-9回 | 【対面】 異常歩行の計測と分析[実習] | 異常歩行を計測し,運動学・運動力学的に結果を記述する。 | 河端 将司 | 11/27③④⑤ |
10-12回 | 【対面】 グループワーク[実習] | 異常歩行の結果を論理的に分析するグループワークを行い,レポートにまとめる。 | 河端 将司 | 12/4③④⑤ |
13-15回 | 【対面】 プレゼンテーションと総合討論[実習] | 異常歩行分析の結果を簡潔明瞭にプレゼンテーションし,総合討論を行う。 | 河端 将司 | 12/11③④⑤ |
♦実務経験の授業への活用方法♦
実務経験者による講義では臨床における疾患の障害像と運動学的な解釈との整合性について例示するとともに臨床に反映するための運動学的評価について解説する。
この授業の終了後には,学生は以下のことができるようになる。
・異常歩行の動作を分析するポイント(着眼点)を列挙することができる。
・動画撮影機器を用いて適切に撮影し,分析して,動作を運動学的に説明できる。
・歩行動作を運動学的用語を用いて記述することができる。
・グループワークを通して,多様な動作の捉え方を共有しつつ,論理的にディスカッションができる。
授業や実習への積極性とレポートの内容(30%),定期試験(70%)で評価する。
【授業時間外に必要な学習時間:22.5時間】
予習:歩行動作を理解する上で必要な基礎知識を理解しておく(生体運動学実習で履修した内容)。
復習:歩行分析用に撮影した動画を繰り返し観察して,理解を深める。授業時間内でレポートが完了しない場合は授業外でレポート作成する場合がある。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 筋骨格系のキネシオロジー 原著第3版 | Neumann DA著, Andrew PD・他監訳 | 医歯薬出版 |
参考書 | 姿勢・動作・歩行分析 第1版 | 監修 臨床歩行分析研究会 編集 畠中泰彦 | 羊土社 |
科目ナンバリングコード: PT202-SF21