Web Syllabus(講義概要)
トップへ戻る 前のページへ戻る
診療画像技術学IVMedical Imaging Technology IV
科目責任者水上 慎也
担当者水上 慎也※
科目概要3年 (2単位・必修) [医療工学科 診療放射線技術科学専攻]

授業の目的

臨床で重要な役割を担っている磁気共鳴画像(MRI)について、撮像原理、応用技術、検査方法、臨床画像に関する基本を学ぶ。診療放射線技師に必要となる MRI 撮像における考え方、画像信号の意味や画質改善方法を習得し、今後更なる発展が予想されるMRI検査技術に対応できる能力を身に付ける。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③④⑤⑦に関連する。

教育内容・教育方法・フィードバック

【教育内容】
MRI について、3つの磁場を利用した基本原理、複合的な撮像技術、撮像パラメータによる画質調整、臨床応用について学ぶ。
【教育方法】
授業形態:講義
パワーポイントを使用した講義形式で行う。また、講義の中で小テストを行う。
【フィードバック】
各項目(「基礎」、「検査技術・造影剤」、「臨床応用」)の次回講義で小テストを行い、授業内容の理解を深める。小テスト終了後、講義で問題の解答・解説を行う。

授業内容

項目授業内容担当者日時
第1回【対面】
MRI基礎1 [磁気共鳴現象]
核磁気共鳴現象による生体信号の励起について学ぶ。水上 慎也
4/10④
第2回【対面】
MRI基礎2 [緩和と信号検出]
磁気共鳴による励起からの緩和現象からMR信号検出までを学ぶ。水上 慎也
4/17④
第3回【対面】
MRI基礎3 [k空間と画像構成]
MR画像を再構成するために必要な空間エンコードとk空間について学ぶ。水上 慎也
4/24④
第4回【対面】
MRI検査技術1
[スピンエコー法]
臨床MRIの基本となるスピンエコー系パルスシーケンスについて学ぶ。水上 慎也
5/8④
第5回【対面】
MRI検査技術2
[グラジェントエコー法]
短時間撮像を目的としたグラジェント系パルスシーケンスについて学ぶ。水上 慎也
5/15④
第6回【対面】
MRI検査技術3
[preparationパルス]
画像を修飾するPreparationパルスなどパルスシーケンスの応用について学ぶ。水上 慎也
5/22④
第7回【対面】
MRI検査技術4
[脂肪抑制法]
MRIの脂肪抑制法の原理、種類、特性について学ぶ。水上 慎也
5/29④
第8回【対面】
MRI検査技術5
[流れの撮像]
血流による信号変化とMRAについて学ぶ。水上 慎也
6/5④
第9回【対面】
MRI検査技術6
[特殊撮像シーケンス]
様々な基本原理を用いた特殊撮像法について学ぶ。水上 慎也
6/12③
第10回【対面】
MRI検査技術7
[アーチファクト]
MRIで発生するアーチファクトとその対策方法について学ぶ。水上 慎也
6/12④
第11回【対面】
MRI造影剤 [造影検査法]
MR用造影剤と造影MR検査の意義を学ぶ。水上 慎也
6/19④
第12回【対面】
MRI臨床応用1
[頭部、脊椎]
頭部、脊椎のMR検査法と臨床画像について学ぶ。水上 慎也
6/26③
第13回【対面】
MRI臨床応用2
[腹部・骨盤部]
腹部、骨盤部のMR検査法と臨床画像について学ぶ。水上 慎也
6/26④
第14回【対面】
MRI臨床応用3
[心臓・乳腺・四肢関節]
心臓・乳腺・四肢関節のMR検査法と臨床画像について学ぶ。水上 慎也
7/3③
第15回【対面】
MRI検査 [まとめ]
ここまで学んだMR検査技術の関連性を体系的に学ぶ。水上 慎也
7/3④
第1回
項目
【対面】
MRI基礎1 [磁気共鳴現象]
授業内容
核磁気共鳴現象による生体信号の励起について学ぶ。
担当者
水上 慎也
日時
4/10④
第2回
項目
【対面】
MRI基礎2 [緩和と信号検出]
授業内容
磁気共鳴による励起からの緩和現象からMR信号検出までを学ぶ。
担当者
水上 慎也
日時
4/17④
第3回
項目
【対面】
MRI基礎3 [k空間と画像構成]
授業内容
MR画像を再構成するために必要な空間エンコードとk空間について学ぶ。
担当者
水上 慎也
日時
4/24④
第4回
項目
【対面】
MRI検査技術1
[スピンエコー法]
授業内容
臨床MRIの基本となるスピンエコー系パルスシーケンスについて学ぶ。
担当者
水上 慎也
日時
5/8④
第5回
項目
【対面】
MRI検査技術2
[グラジェントエコー法]
授業内容
短時間撮像を目的としたグラジェント系パルスシーケンスについて学ぶ。
担当者
水上 慎也
日時
5/15④
第6回
項目
【対面】
MRI検査技術3
[preparationパルス]
授業内容
画像を修飾するPreparationパルスなどパルスシーケンスの応用について学ぶ。
担当者
水上 慎也
日時
5/22④
第7回
項目
【対面】
MRI検査技術4
[脂肪抑制法]
授業内容
MRIの脂肪抑制法の原理、種類、特性について学ぶ。
担当者
水上 慎也
日時
5/29④
第8回
項目
【対面】
MRI検査技術5
[流れの撮像]
授業内容
血流による信号変化とMRAについて学ぶ。
担当者
水上 慎也
日時
6/5④
第9回
項目
【対面】
MRI検査技術6
[特殊撮像シーケンス]
授業内容
様々な基本原理を用いた特殊撮像法について学ぶ。
担当者
水上 慎也
日時
6/12③
第10回
項目
【対面】
MRI検査技術7
[アーチファクト]
授業内容
MRIで発生するアーチファクトとその対策方法について学ぶ。
担当者
水上 慎也
日時
6/12④
第11回
項目
【対面】
MRI造影剤 [造影検査法]
授業内容
MR用造影剤と造影MR検査の意義を学ぶ。
担当者
水上 慎也
日時
6/19④
第12回
項目
【対面】
MRI臨床応用1
[頭部、脊椎]
授業内容
頭部、脊椎のMR検査法と臨床画像について学ぶ。
担当者
水上 慎也
日時
6/26③
第13回
項目
【対面】
MRI臨床応用2
[腹部・骨盤部]
授業内容
腹部、骨盤部のMR検査法と臨床画像について学ぶ。
担当者
水上 慎也
日時
6/26④
第14回
項目
【対面】
MRI臨床応用3
[心臓・乳腺・四肢関節]
授業内容
心臓・乳腺・四肢関節のMR検査法と臨床画像について学ぶ。
担当者
水上 慎也
日時
7/3③
第15回
項目
【対面】
MRI検査 [まとめ]
授業内容
ここまで学んだMR検査技術の関連性を体系的に学ぶ。
担当者
水上 慎也
日時
7/3④

授業内容欄外

◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を踏まえ、診療放射線技師に必要なMRI検査の基本原理、撮像技術及び画像解剖を概説する。

到達目標

MRIの信号発生、緩和とパラメータによる信号変化、画像再構成について基本原理を説明できる。
パルスシーケンスの特徴、アーチファクト、脂肪抑制などの撮像技術を説明することができる。
臨床画像の理解において必要となる項目を列挙できる。

評価基準

定期試験(90%)、小テスト(10%)により評価する。

準備学習等(予習・復習)

予習:教科書を読み、関連する項目の用語等を調べておくこと。
復習:講義内で配布した資料と教科書・参考書を照らし合わせ理解を深めること。
【授業時間外に必要な学習時間:60時間】

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書配布プリント
教科書MR・超音波・眼底 基礎知識図解ノート新津 守金原出版株式会社
参考書MRIの基本 パワーテキスト
荒木 力メディカル・サイエンス・インターナショナル
参考書MRI完全解説荒木 力秀潤社
参考書MRI応用自在高原 太郎メジカルビュー社
教科書
署名
配布プリント
著者・編者
発行所
教科書
署名
MR・超音波・眼底 基礎知識図解ノート
著者・編者
新津 守
発行所
金原出版株式会社
参考書
署名
MRIの基本 パワーテキスト
著者・編者
荒木 力
発行所
メディカル・サイエンス・インターナショナル
参考書
署名
MRI完全解説
著者・編者
荒木 力
発行所
秀潤社
参考書
署名
MRI応用自在
著者・編者
高原 太郎
発行所
メジカルビュー社

備考・その他

科目ナンバリングコード: RT301-SS12