科目責任者 | 古平 聡 |
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担当者 | 古平 聡※, 小久保 謙一, 藤井 清孝※, 藤井 正実※ |
科目概要 | 1年 (1単位・必修) [医療工学科 臨床工学専攻] |
医用機器の全体像を把握し、臨床医療における医用機器の使用用途や役割についての知識、技術を身につける。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③に関連する。
【教育内容】
医用機器の種類と現代医療における位置づけや医用機器と臨床工学技士との関わり、医用機器(治療機器・生体機能代行装置を中心に)の用途と原理・構造および関連技術、医用機器の人体への適用時に考慮すべき点について学ぶ。
【教育方法】
授業形態:講義、演習
対面:パワーポイントや板書、配布資料を用いた講義。Google Classroom利用〔情報周知、修正資料のダウンロード(基本資料は印刷配布)。
【フィードバック】
講義後の質問は、その場または電子メールにて返答する。また、講義後の質問やレポート内容から全体への再説明が必要と判断された内容に関しては、次回講義またはGoogle Classroomで情報を周知・共有する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 臨床工学技士と医用機器 | 現代医療における医用機器の位置づけと臨床工学技士の関わりについて学ぶ。 | 古平 聡 | 9/10⑤ |
第2回 | 【対面】 治療機器、生体機能代行装置の基礎 | 臨床で使用されている治療機器、生体機能代行装置について学ぶ。 | 古平 聡 藤井 正実 | 9/17⑤ |
第3回 | 【対面】 生体物性の基礎 | 治療用機器を理解するために必要な生体物性の基礎について学ぶ。 | 古平 聡 藤井 正実 | 9/24⑤ |
第4回 | 【対面】 治療用機器 1 (治療機器の種類とエネルギー) | 治療用機器の種類と使用するエネルギー(総論) およびトラブルなどについて学ぶ。 | 古平 聡 藤井 正実 | 10/1⑤ |
第5回 | 【対面】 治療用機器 2 (低周波エネルギーを使用する治療機器) | 低周波エネルギーを使用する治療用機器の基本原理と用途、およびトラブルについて学ぶ。 | 藤井 清孝 | 10/8⑤ |
第6回 | 【対面】 治療用機器 3 (高周波エネルギーを使用する治療機器) | 高周波エネルギーを使用する治療用機器の基本原理と用途、およびトラブルについて学ぶ。 | 藤井 清孝 | 10/15⑤ |
第7回 | 【対面】 生体情報モニタ機器 1 (循環に関連する生体情報モニタ) | 生体情報モニタの意義、循環に関連する生体情報モニタの基本原理と構成、およびトラブルについて学ぶ。 | 藤井 清孝 | 10/22⑤ |
第8回 | 【対面】 生体情報モニタ機器 2 (呼吸に関連する生体情報モニタ) | 呼吸に関連する生体情報モニタの基本原理と構成、およびトラブルについて学ぶ。 | 藤井 清孝 | 10/29⑤ |
第9回 | 【対面】 生体機能代行装置 1 (酸素療法機器) | 酸素療法を中心とした呼吸療法関連機器の用途と適応、基本原理と構造、およびトラブル等について学ぶ。 | 藤井 清孝 | 11/12④ |
第10回 | 【対面】 生体機能代行装置 2 (人工呼吸器) | 人工呼吸療法を中心とした呼吸療法関連機器の用途と適応、基本原理・構造、およびトラブル等について学ぶ。 | 藤井 清孝 | 11/12⑤ |
第11回 | 【対面】 生体機能代行装置 3 (人工心肺装置) | 人工心肺装置を中心とした循環器関連機器の用途、基本原理・構造、およびトラブルについて学ぶ。 | 古平 聡 | 11/19⑤ |
第12回 | 【対面】 生体機能代行装置 4 (補助循環装置) | 循環補助を中心とした循環器関連機器の用途と適応、基本原理・構造、およびトラブルについて学ぶ。 | 古平 聡 | 11/26⑤ |
第13・14回 | 【対面】 生体機能代行装置 5 (血液浄化装置) | 血液浄化装置を中心とした代謝関連機器の原理と構造・構成について学ぶ。さらに、それらの医療機器が歴史的にどのように発展してきたか理解する。 | 小久保 謙一 | 12/3⑤ 12/10⑤ |
第15回 | 【対面】 まとめ | 第1回から第14回までに学んだ内容について振り返り知識のまとめを行う。 | 古平 聡 | 12/17⑤ |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を踏まえ、医用機器の使用用途や役割について解説、指導する。
1.臨床工学技士の業務内容である医療機器の医療現場への利用の実際について説明できる。
2.各種医用機器の包括的な管理を担当する臨床工学技士として、治療機器や生体情報モニタの基礎的原理や科学的な理論、医用工学と電気・電子、生体工学との関連性について把握できる。
3.臨床現場で使用される医用機器の全体像を把握し、それぞれの医用機器の臨床で果たす役割を説明できる。
4.医用機器の故障や使用上のトラブルについて説明できる。
医用機器に利用される各種エネルギーと生体物性の基礎、個々の用途、原理・構造、使用上のトラブルなどについての理解度を判定する定期試験(80%)と講義前・後の確認テスト(10%)、受講態度(10%)により評価する。
【授業時間外に必要な学習の時間:15時間】
予習:教科書と参考書を用いて授業の予習をしておくこと。
復習:配布資料などを活用して基本原理や構造を中心に復習をしておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 臨床工学技士標準テキスト | 小野哲章、峰島三千男、堀川宗之、渡辺敏 | 金原出版 |
教科書 | MEの基礎知識と安全管理 | 日本生体医工学会ME技術教育委員会 | 南江堂 |
参考書 | イラストで見る医療機器早わかりガイド | 小野哲章、廣瀬稔 | 学研メディカル秀潤社 |
参考書 | ナースのためのME機器マニュアル | 〔編集〕加納隆、廣瀬稔 | 医学書院 |
参考書 | 臨床工学ビジュアルシリーズ 動画と写真でまるわかり! 体外循環 | 〔監修〕北里大学病院ME部 〔編集〕東條圭一 | 秀潤社 |
参考書 | 臨床工学ビジュアルシリーズ 動画と写真でまるわかり! 人工呼吸 | 〔監修〕北里大学病院ME部 〔編集〕東條圭一 | 秀潤社 |
参考書 | 臨床工学ビジュアルシリーズ 動画と写真でまるわかり! 血液透析 | 〔監修〕偕行会グループ 〔編集〕田岡正宏 | 秀潤社 |
科目ナンバリングコード: CE302-SS04