科目責任者 | 横場 正典 |
---|---|
担当者 | 横場 正典※, 宇治橋 善勝※, 松永 篤彦※, 神谷 健太郎※, 小倉 彩※, 齊藤 央※, 池田 智美※, 坂本 香織※ |
科目概要 | 3年 (1単位・必修) [医療検査学科] |
臨床生理学ⅠA、臨床生理学ⅠBの知識を基礎に、生理検査の検査法や心得を学習する。臨床検査技師として必要な各生理機能検査の手技を理解・実践し、検査結果の評価方法を理解することを目的とする。また、患者心理とその対応、安全対策などについての知識を学習し、臨床実習における生理機能検査を行う際の基本的心得を理解することを目的とする。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③に関連する。
【教育内容】
様々な生理機能検査の方法や検査の結果の評価方法を理解する。グループ別に心電図検査、呼吸機能検査、超音波検査を実際に行い、検査結果を評価する。また、自ら被検者となることで患者心理などを理解させる。救命蘇生法(BLS)ならびに車椅子に関する実習を受講させ、医療安全の知識と技術も取得する。
【教育方法】
授業形態:実習・実技
医療検査機器を用いた実習を行う。
【フィードバック】
学生から出た質問は実習時間内でフィードバックし、実習始めの10分間で実習の基本となる内容の振り返りを行う。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
---|---|---|---|---|
1回 | 臨床生理学実習の実際 | 臨床生理系検査の実際と実習について学ぶ。 生理検査施行時の安全対策、感染対策について修得する。 | 横場 正典 宇治橋 善勝 | 6/2⑤ |
2~21回 | 【対面】 心電図検査の実際 [ 実習 ] 呼吸機能検査の実際 [ 実習 ] 超音波検査の実際 [ 実習 ] 救命蘇生法、車椅子介助 [ 実習 ] | 心電図検査の測定法、所見の判定、機器の取り扱いについて習得する。 換気機能検査や気道抵抗検査の測定とその評価、機器の取り扱いについて習得する。 超音波検査(腹部、脈管)の測定とその評価、正常所見について習得する。 患者急変時対応、救命蘇生法について習得する。車椅子実習は対象者の状態に応じた車椅子の操作や移乗の介助法が実践できるように習得する。 | 横場 正典 宇治橋 善勝 松永 篤彦 神谷 健太郎 小倉 彩 齊藤 央 池田 智美 坂本 香織 | 6/9③④⑤ 6/16③④⑤ 6/23③④⑤ 6/30③④⑤ 7/7③④⑤ |
※2~21回の実習は6時限まで実施する。
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を踏まえ、生理検査学の意義及び実際の検査方法がどのように行われているのかを実践かつ概説する。
①生理機能検査の手技を修得し、実践できる。
②生体の正常な生理機能検査所見を理解し、列挙できる。
③病的状態における生理機能の変化を理解する。
④被検者の心理を経験し、その対応を理解し、習得する。
実習態度(10%)、レポート(90%)によって評価する。
注)臨床生理学実習の内容は臨床生理学ⅠBの試験範囲に含まれる。
予習:第1回は臨床生理学ⅠAならびにⅠBの復習と授業に関連する項目を教科書で事前に学び、整理して授業に臨むこと。第2回目以降は第1回の内容と臨床生理学ⅠAおよびⅠBを十分に復習し、事前に理解して、実習に臨むこと。予習や授業、実習で不明な点は積極的に質問をすること。
復習:教科書と配付資料を参考に各授業の内容をまとめること。実習終了後は結果に関して復習を行うこと。これらを基に3年次以降の臨床実習の準備をすること。
【授業時間外に必要な学習時間: 13.5 時間】
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 最新 臨床検査学講座 生理機能検査学 第2版 | 東條尚子、川良徳弘 編 | 医歯薬出版 |
教科書 | 生理系臨床実習実習書 | 北里大学医療衛生学部・北里大学病院臨床検査部編 | |
参考書 | 標準臨床検査学 生理検査学・画像検査学 | 谷口信行 | 医学書院 |
参考書 | 日本臨床衛生検査技師会ライブラリーXII 心電図・超音波検査アトラス -生理検査に従事する初心者のための症例集- | ライブラリー発行企画委員会 | 社団法人日本臨床衛生検査技師会 |
参考書は必須ではない。図書館などで調べたり勉強したりするときに利用すると良い。
科目ナンバリングコード: ML304-SS26