Web Syllabus(講義概要)
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臨床生理学II(画像検査学含)Clinical Physiology II
科目責任者横場 正典
担当者横場 正典※, 宇治橋 善勝※, 永野 幸一※, 槇田 喜之※, 岩楯 欽央※, 片桐 真人※
科目概要3年 (2単位・必修) [医療検査学科]

授業の目的

 広く一般に用いられている医用画像診断法の原理、測定装置、測定方法、画像所見のみかたについて理解し、国家試験に合格できる十分な学力と、チーム医療の一員として貢献できる知識を習得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③に関連する。

教育内容・教育方法・フィードバック

【教育内容】
 1.画像診断に必要な解剖学について学ぶ。
 2.レントゲン検査、CT、磁気共鳴画像検査、核医学検査、超音波検査、内視鏡検査、熱画像検査、眼底検査などの医用画像検査について、測定原理、操作方法、正常・異常所見などについて学ぶ。
【教育方法】
 授業形態:講義
 教科書および配布資料についてパワーポイントを活用しながら、オムニバス講義形式で行う。
【フィードバック】
 学生から出た質問は講義内でフィードバックし、授業始めの10分間で前回の内容の振り返りを行う。

授業内容

項目授業内容担当者日時
第1回【対面】
画像診断総論
画像医用検査法(X線、CT、MRI、超音波検査、核医学検査,内視鏡検査、サーモグラフィ)の概要を学ぶ。横場 正典
9/5①
第2回【対面】
X線
X線検査の原理と検査方法から臨床応用までを学ぶ。横場 正典
9/5②
第3回【対面】
CT
CT検査の原理と検査方法から臨床応用までを学ぶ。横場 正典
9/8③
第4回【対面】
MRI①(励起と緩和)
MRIの原理と検査方法を学ぶ。(水素原子と静磁場、ラーモア周波数、励起、縦磁化と横磁化、縦緩和と横緩和、T1値とT2値)横場 正典
9/8④
第5回【対面】
MRI②(撮像方法)
MRIの原理と検査方法(T1強調画像とT2強調画像、傾斜磁場、スピンエコー法、グラジエントエコー法)と臨床応用について学ぶ。横場 正典
9/12①
第6回【対面】
胸部の画像検査①(胸部レントゲン、CT、MRI、核医学検査)
呼吸器科領域疾患の画像検査(胸部レントゲン、CT、MRI、核医学検査など)について学ぶ。片桐 真人
9/19①
第7回【対面】
胸部の画像検査②(気管支鏡検査)
気管支鏡検査の原理と検査方法を学ぶ。片桐 真人
9/19②
第8回【対面】
胸部の画像③(画像と呼吸機能検査)
呼吸器領域疾患の画像検査と呼吸機能検査の関連について学ぶ。横場 正典
9/22③
第9回【対面】
熱画像検査・消化器造影検査、消化器内視鏡検査
熱画像検査の基礎原理と検査方法を解説する。サーモグラフィーの適応に関して学ぶ。また、消化器造影検査、消化器内視鏡検査などの原理と検査方法を学ぶ。横場 正典
9/22④
第10回【対面】
眼底検査(無散瞳)
眼底検査の原理と検査方法を学ぶ。永野 幸一
9/29③
第11回【対面】
神経系の画像検査
神経科領域疾患の画像検査について学ぶ。横場 正典
9/29④
第12回【対面】
超音波検査の実際①(甲状腺・乳腺・産科領域・血管(頸動脈))
甲状腺・乳腺・産科領域・血管(頸動脈)いて学ぶ。宇治橋 善勝
10/6③
第13回【対面】
超音波検査の実際②(心臓超音波検査)
心臓超音波検査の検査法および正常所見と異常所見の詳細な所見について学ぶ。槇田 喜之
10/6④
第14回【対面】
心臓、血管の画像検査(CT検査、心臓カテーテル検査、心血管インターベンション)
循環器科領域疾患の画像検査(CT検査、心臓カテーテル検査、心血管インターベンション)について学ぶ。横場 正典
10/20③
第15回【対面】
聴覚平衡機能検査
聴覚検査ならびに平衡機能検査における正常所見と異常所見について学ぶ。岩楯 欽央
10/20④
第1回
項目
【対面】
画像診断総論
授業内容
画像医用検査法(X線、CT、MRI、超音波検査、核医学検査,内視鏡検査、サーモグラフィ)の概要を学ぶ。
担当者
横場 正典
日時
9/5①
第2回
項目
【対面】
X線
授業内容
X線検査の原理と検査方法から臨床応用までを学ぶ。
担当者
横場 正典
日時
9/5②
第3回
項目
【対面】
CT
授業内容
CT検査の原理と検査方法から臨床応用までを学ぶ。
担当者
横場 正典
日時
9/8③
第4回
項目
【対面】
MRI①(励起と緩和)
授業内容
MRIの原理と検査方法を学ぶ。(水素原子と静磁場、ラーモア周波数、励起、縦磁化と横磁化、縦緩和と横緩和、T1値とT2値)
担当者
横場 正典
日時
9/8④
第5回
項目
【対面】
MRI②(撮像方法)
授業内容
MRIの原理と検査方法(T1強調画像とT2強調画像、傾斜磁場、スピンエコー法、グラジエントエコー法)と臨床応用について学ぶ。
担当者
横場 正典
日時
9/12①
第6回
項目
【対面】
胸部の画像検査①(胸部レントゲン、CT、MRI、核医学検査)
授業内容
呼吸器科領域疾患の画像検査(胸部レントゲン、CT、MRI、核医学検査など)について学ぶ。
担当者
片桐 真人
日時
9/19①
第7回
項目
【対面】
胸部の画像検査②(気管支鏡検査)
授業内容
気管支鏡検査の原理と検査方法を学ぶ。
担当者
片桐 真人
日時
9/19②
第8回
項目
【対面】
胸部の画像③(画像と呼吸機能検査)
授業内容
呼吸器領域疾患の画像検査と呼吸機能検査の関連について学ぶ。
担当者
横場 正典
日時
9/22③
第9回
項目
【対面】
熱画像検査・消化器造影検査、消化器内視鏡検査
授業内容
熱画像検査の基礎原理と検査方法を解説する。サーモグラフィーの適応に関して学ぶ。また、消化器造影検査、消化器内視鏡検査などの原理と検査方法を学ぶ。
担当者
横場 正典
日時
9/22④
第10回
項目
【対面】
眼底検査(無散瞳)
授業内容
眼底検査の原理と検査方法を学ぶ。
担当者
永野 幸一
日時
9/29③
第11回
項目
【対面】
神経系の画像検査
授業内容
神経科領域疾患の画像検査について学ぶ。
担当者
横場 正典
日時
9/29④
第12回
項目
【対面】
超音波検査の実際①(甲状腺・乳腺・産科領域・血管(頸動脈))
授業内容
甲状腺・乳腺・産科領域・血管(頸動脈)いて学ぶ。
担当者
宇治橋 善勝
日時
10/6③
第13回
項目
【対面】
超音波検査の実際②(心臓超音波検査)
授業内容
心臓超音波検査の検査法および正常所見と異常所見の詳細な所見について学ぶ。
担当者
槇田 喜之
日時
10/6④
第14回
項目
【対面】
心臓、血管の画像検査(CT検査、心臓カテーテル検査、心血管インターベンション)
授業内容
循環器科領域疾患の画像検査(CT検査、心臓カテーテル検査、心血管インターベンション)について学ぶ。
担当者
横場 正典
日時
10/20③
第15回
項目
【対面】
聴覚平衡機能検査
授業内容
聴覚検査ならびに平衡機能検査における正常所見と異常所見について学ぶ。
担当者
岩楯 欽央
日時
10/20④

授業内容欄外

◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を踏まえ、画像検査および生理検査学の意義ならびに実際の検査方法がどのように行われているのかを概説する。

到達目標

①各種画像検査における原理と検査方法を理解し、各検査法の特徴を列挙、説明できる。
②診断法としての臨床的有用性を習得し、臨床病態学や臨床実習に応用できる。
③3学年時の臨床病態学で学ぶ、病的状態の生理学的変化と関係づける。
④臨床実習で被検者に配慮した検査・測定を適切に選択し、遂行できる。

評価基準

記述式または客観式で行う定期試験(90%)、受講態度(10%)によって評価する。

準備学習等(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習時間:60時間】 
予習:3年次の臨床生理学ⅠB、臨床生理学実習の復習と授業に関連する項目を教科書で事前に学び、整理して、授業に臨むこと。予習や授業で不明な点は積極的に質問すること。
復習:教科書と配布資料を参考に各授業の内容をまとめること。関連する他の授業も含めて幅広い知識を身につけるように復習を行うこと。これらを基に3年次以降の臨床実習の準備をすること。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書最新 臨床検査学講座 生理機能検査学 第2版東條尚子、川良徳弘 編集医歯薬出版
参考書医用放射線科学講座7 放射線画像医学稲本一夫医歯薬出版
参考書MRI自由自在高原太郎メディカルビュー社
参考書生涯教育シリーズ43 X線CTのABC(日本医師会雑誌臨時増刊 Vol.117 No.13)片山 仁日本医師会
参考書MR・超音波・眼底基礎知識図解ノート磯部智範金原出版
参考書眼科写真撮影A to Z日本眼科写真協会リブロ・サイエンス
教科書
署名
最新 臨床検査学講座 生理機能検査学 第2版
著者・編者
東條尚子、川良徳弘 編集
発行所
医歯薬出版
参考書
署名
医用放射線科学講座7 放射線画像医学
著者・編者
稲本一夫
発行所
医歯薬出版
参考書
署名
MRI自由自在
著者・編者
高原太郎
発行所
メディカルビュー社
参考書
署名
生涯教育シリーズ43 X線CTのABC(日本医師会雑誌臨時増刊 Vol.117 No.13)
著者・編者
片山 仁
発行所
日本医師会
参考書
署名
MR・超音波・眼底基礎知識図解ノート
著者・編者
磯部智範
発行所
金原出版
参考書
署名
眼科写真撮影A to Z
著者・編者
日本眼科写真協会
発行所
リブロ・サイエンス

備考・その他

参考書は必須ではない。図書館などで調べたり勉強したりするときに利用すると良い。
科目ナンバリングコード: ML301-SS25