科目責任者 | 内藤 由紀子 |
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担当者 | 内藤 由紀子※, 片桐 裕史 |
科目概要 | 2年 (1単位・必修) [医療検査学科] |
個人や人間集団の健康を保持するために、人間と人間を取りまく環境、即ち生態系を基盤とした健康を理解する。さらに、地域・職域・教育の場における集団の健康管理の意義・組織・予防対策ならびに健康保持増進に関する包括的知識を修得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③に関連する。
【教育内容】
人間集団を取りまく生活環境と健康、その集団を構成する人間の出生・死亡・疾病罹患の状況、健康障害発生の因果関係および対人保健活動を通した健康の保持増進について学ぶ。
【教育方法】
授業形態:講義
パワーポイントを利用する。
【フィードバック】
小テスト等で理解度を確認した場合、必要に応じて講義の中で解説する。学生からの質問等に対応する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 公衆衛生学総論1(健康と予防医学) | 健康の概念、予防医学の概念について解説する。 | 内藤 由紀子 | 9/30① |
第2回 | 【対面】 公衆衛生学総論2(集団の健康) | 個人の健康、集団の健康、保健所業務、健康日本21、健康増進法について解説する。 | 片桐 裕史 | 10/7① |
第3回 | 【対面】 人口統計 | 人口静態統計(国勢調査)、世界の人口分布と推移、年齢の3区分、人口動態統計(出生・死亡・婚姻・離婚・死産)、生命表、平均寿命について解説する。 | 片桐 裕史 | 10/14① |
第4回 | 【対面】 地域保健1(母子保健、学校保健) | 母子保健の意義、周産期死亡率、母子保健の指標とその水準、母体保護法、母子保健管理、母子手帳、学校教育法、学校保健安全法、学校保健管理、学校安全・学校体育・学校給食について解説する。 | 片桐 裕史 | 10/21① |
第5回 | 【対面】 産業保健1(産業保健活動) | 労働衛生の目的、労働基準法、労働安全衛生法、労働衛生管理について解説する。 | 片桐 裕史 | 10/28① |
第6回 | 【対面】 産業保健2(職業病) | 各種職業病について解説する。 | 片桐 裕史 | 11/4① |
第7回 | 【対面】 地域保健2(老人保健、精神保健) | 老人保健法、老人保健施設、老人福祉、在宅医療、精神保健福祉法、精神保健福祉の現状、精神福祉活動、精神保健対策について解説する。 | 片桐 裕史 | 11/11① |
第8回 | 【対面】 地域保健3(生活習慣病の動向) | 生活習慣病とは、国際疾病死因分類(ICD-10)、スクリーニングについて解説する。 | 片桐 裕史 | 11/18① |
第9回 | 【対面】 地域保健4(生活習慣病各論) | 悪性新生物、高血圧症、脳血管疾患、心疾患、糖尿病などの動向および予防について解説する。 | 片桐 裕史 | 11/25① |
第10回 | 【対面】 国際保健 | 国際保健活動および環境管理の必要性と国際的取組みについて解説する。 | 片桐 裕史 | 12/2① |
第11回 | 【対面】 疫学1(疫学の基礎) | 疫学の定義・目的、罹患率等の指標について解説する。 | 内藤 由紀子 | 12/9① |
第12回 | 【対面】 疫学2(各種疫学研究) | 横断研究、縦断研究、後向き研究、前向き研究、介入研究、因果関係について解説する | 内藤 由紀子 | 12/16① |
◆実務経験の授業への活用方法◆
研究機関での生活習慣病予防研究活動の経験を踏まえ概説する。
ヒトの健康は環境や食、労働に左右されることを理解し、疾病予防および健康の保持増進を説明することができる。
定期試験(95%)および受講態度(5%)により評価する。
【授業時間外に必要な学習時間:21時間】
教科書を利用して講義内容の予習を行う。講義資料および教科書を用いて講義内容を復習し、理解を深める。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 最新臨床検査学講座 公衆衛生学(「公衆衛生学II」の教科書、「保健医療福祉総論」の参考書) | 照屋浩司、河村堅 | 医歯薬出版 |
教科書 | 国民衛生の動向 2024/2025年版(「公衆衛生学II」の教科書、「保健医療福祉総論」の参考書) | (一財)厚生労働統計協会 | (一財)厚生労働統計協会 |
参考書 | (なし) |
科目ナンバリングコード: ML201-SF10