科目責任者 | 内藤 由紀子 |
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担当者 | 内藤 由紀子※, 片桐 裕史, 古平 栄一※, 石川 寛, 近藤 閲子※ |
科目概要 | 2・3・4年 (1単位・選択) [保健衛生学科 環境保健学コース] |
●この科目を履修する場合は、「食品衛生学」の単位を修得済みであること。
●2学年環境保健学コースの学生は、履修条件を満たせないため、2025年度は履修できない。
食品分析および評価技術を学び、その成果を発表することによってプレゼンテーション能力を修得する。また、食品衛生管理の現場や薬用植物園の実物の植物に触れ、座学で学んだことをより深く理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の②④に関連する。
【教育内容】
食品成分やその機能性解析等を主題とした実習項目・方法等の実験計画をチュートリアル教育形式で進行させ、実践のなかで抽出・分析・解析および評価等を学ぶとともに、実験結果発表・討論を実施する。また、実際の薬用植物の観察による食品と医薬品との相互作用の理解と、HACCPを導入している病院栄養部見学による食品衛生管理の理解を深める。
【教育方法】
授業形態:実習・実技
チュートリアル方式。実習内容を講義形式で解説したのち、グループワークで実習を行い、その成果をプレゼンテーションし、全員で質疑応答を行う。また、病院栄養部および薬用植物園に出向いて見学を行う。
【フィードバック】
学生の質問等に対応する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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1~6回 | 【対面】 実験計画・準備 | 食品成分、食の安全性、機能性等に関する実験計画書を作成するとともに、実験機器・材料を準備する(グループワーク)。 | 内藤 由紀子 片桐 裕史 | 9/25③④⑤ 9/30③④⑤ |
7~18回 | 【対面】 食品成分、食の安全性、機能性等に関する実験[実習] | 作成した計画書に基づいて実験を行う(グループワーク)。 | 内藤 由紀子 片桐 裕史 | 10/1③④⑤ 10/2③④⑤ 10/7③④⑤ 10/8③④⑤ |
19~21回 | 【対面】 病院栄養部の見学[実習] | HACCPを導入している食品衛生管理の現場を見学する。 | 内藤 由紀子 近藤 閲子 片桐 裕史 | 10/9③④⑤ |
22〜24回 | 【対面】 薬用植物の観察[実習] | 食品との相互作用を有する薬用植物の観察を行う。 | 内藤 由紀子 古平 栄一 石川 寛 片桐 裕史 | 10/14③④⑤ |
25〜27回 | 【対面】 まとめ | 実験結果の発表・討論を行うと共に、実験ノートを提出する(グループワーク)。 | 内藤 由紀子 片桐 裕史 | 10/15③④⑤ |
◆実務経験の授業への活用方法◆
研究機関での経験を踏まえ、食品の安全性・機能性研究の進め方や方法を概説する。企業の薬用植物園において、薬用・有用植物の栽培経験と品質評価を行なっていた経験を踏まえ、健康食品の原料となる植物の特徴や期待される機能の実際を解説する。大学病院栄養部での業務経験を踏まえ、HACCP導入施設における衛生管理の実際を解説する。
食品成分、食の安全性、機能性に関する実験をグループで立案し、実験を進め、プレゼンテーションおよび質疑応答することができる。
病院栄養部の見学により、HACCPの実際の運用の概要を説明できる。
食品と相互作用を有する薬用植物や、食品でもある薬用植物を実際に観察することによって理解を深め、特徴を説明することができる。
班単位の評価(プレゼンテーションおよび実験ノート、70%)および個人評価(レポートおよび実習態度、30%)により総合的に評価する。
【授業時間外に必要な学習の時間: 4.5時間】
2年次前期科目「食品衛生学」の教科書である「新食品衛生学要説」、3年次前期科目「健康食品学」の教科書である「食の機能と健康の科学」の内容を復習しておく。
日常生活の中で食に関する情報や興味を持つように心がけておく。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 健康食品学実習(教員より配布) | 北里大学医療衛生学部公衆衛生学研究室編 | — |
参考書 | 食の機能と健康の科学(「健康食品学」の教科書) | 平野和行、長村洋一 監修 | 一般社団法人日本食品安全協会 |
参考書 | 新食品衛生学要説(「食品衛生学」の教科書) | 廣末トシ子、安達修一 編集 | 医歯薬出版株式会社 |
科目ナンバリングコード: HS304-EP06