科目責任者 | 清 和成 |
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担当者 | 清 和成※, 古川 隼士※, 星子 裕貴 ※ |
科目概要 | 2年 (1単位・必修) [保健衛生学科 環境保健学コース] |
微生物学の講義を通じて得た知識を実習を通じて理解を深め、知識を定着させる。また、将来、病原微生物や環境微生物を取り扱う上で必要な基礎的知識と技術を習得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①④に関連する。
【教育内容】
微生物を用いて微生物の検出や培養、同定を各自が実際に行い、基本的な考え方を学ぶ。全ての実習項目を通して、微生物の検出・有効利用等についての基本を習得する。
【教育方法】
授業形態:実習・実技
配布資料を用いて実習方法について説明したのち、実験を行う。
【課題・レポート等へのフィードバックについて】
レポートについては採点後に返却し、また、質問等があった場合も含めて、必要に応じたフィードバックを行う。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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1~3回 | 【対面】 ガイダンス、微生物実験の基本技術 | ガイダンス、実験器具の基礎的な使用方法、培地作製を行う。 | 清 和成 古川 隼士 星子 裕貴 | 9/9③④⑤ |
4~6回 | 【対面】 環境細菌の調査① | 身の回りの様々な環境表面に存在する細菌を培養する方法を学ぶ。 | 清 和成 古川 隼士 星子 裕貴 | 9/10③④⑤ |
7~9回 | 【対面】 環境細菌の調査② | 環境表面試料に存在する細菌数の計数方法、単離した細菌株のグラム染色性を学ぶ。 | 清 和成 古川 隼士 星子 裕貴 | 9/11③④⑤ |
10~12回 | 【対面】 細菌株からのDNA抽出 | 環境表面試料から単離した細菌株からのDNA抽出方法を学ぶ。 | 清 和成 古川 隼士 星子 裕貴 | 9/12③④⑤ |
13~15回 | 【対面】 拡散増幅法による細菌遺伝子の検出 薬剤感受性試験① | 遺伝子学的検査方法の基礎であるPCR法による細菌遺伝子検出方法を学ぶ。また、薬剤感受性試験を行うための細菌株の培養を行う。 | 清 和成 古川 隼士 星子 裕貴 | 9/16③④⑤ |
16~18回 | 【対面】 薬剤感受性試験② | 細菌株の薬剤感受性の判定方法であるディスク拡散法を学ぶ。 | 清 和成 古川 隼士 星子 裕貴 | 9/17③④⑤ |
19~21回 | 【対面】 薬剤感受性試験③ まとめ | ディスク拡散法によって細菌株の薬剤感受性の判定を行う。すべての実習で得られた結果等の取り纏めを行う。 | 清 和成 古川 隼士 星子 裕貴 | 9/18③④⑤ |
♦実務経験の授業への活用方法♦
政府機関の専門家として短期派遣された、タイ、ネパールでの環境問題、衛生問題に関する教育と調査、研究の経験と、政府専門委員や政府委託事業における研究、実務経験を踏まえ、開発途上国の環境問題、衛生問題の実際や、我が国の科学技術基本計画に基づく技術開発について解説する。
微生物の一般的な取扱い方法、細菌の培養法・同定法などの知識と技術を身につけ、実施できる。環境中の微生物を扱う実技を通して、微生物学講義の内容との結びつきを説明できる。また、代表的な微生物を実践的に取り扱うことで、予防医学、環境衛生における微生物の重要性、予防法を討議できるようになる。
レポート(80%)および取り組み状況(20%)により評価する。レポートは、実験で得られたデータを正しく解析して理解しているかという点、また、その結果をもとに授業の目的に沿った考察ができているかという点を評価基準とする。
【授業時間外に必要な学習の時間: 13.5 時間】
予習:前期の微生物学講義の知識が必要となるので、よく理解しておくこと。事前に配布する実習書の次回分についてよく読んで、不明なキーワードは書籍等で調べて予習すること。
復習:その日の実習内容について、得られた結果を取りまとめ、重要なキーワードを中心に復習したうえでレポートを作成すること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 資料を配布する | ||
参考書 | 最新臨床検査学講座 臨床微生物学 | 松本哲哉 編 | 医歯薬出版 |
参考書 | 臨床検査学実習書シリーズ 微生物検査学 実習書 | 森田耕司 編 | 医歯薬出版 |
科目ナンバリングコード: HS204-SF14