科目責任者 | 川上 文貴 |
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担当者 | 内山 洋介, 岡田 大助, 玉木 竣 |
科目概要 | 2年 (2単位・必修) [保健衛生学科 環境保健学コース] |
“地球環境を無視しては、生命科学は語れない”。その基本は化学であり、中でも有機化学の知識は重要視される。この“地球環境への優しさ”に目を向けながら、有機化学の概念・原理等を理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①④に関連する。
【教育内容】
有機化合物の分類、化学反応の基本や有機化合物の性質について学ぶ。
【教育方法】
授業形態:講義
パワーポイントを使用して講義を行う。パワーポイントのスライドは印刷したものを配布する。毎回、講義の最後に小テストを行う。
【フィードバック】
小テストの解説を次の授業で行うことで授業内容の理解を深める。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 原子の構造と化学結合について | 原子の構造、電子軌道、電子陰性度、混成軌道、イオン結合、共有結合、配位結合、水素結合について学ぶ。 | 岡田 大助 | 9/1① |
第2回 | 【対面】 鎖式炭化水素について | アルカンやシクロアルカンの性質、命名法、反応性、構造異性、立体配座について学ぶ。 | 岡田 大助 | 9/1② |
第3回 | 【対面】 炭素炭素二重結合を持つ化合物について | アルケン、芳香族化合物、π結合、アルケンの反応性、非局在化と共鳴、芳香族の反応について学ぶ。 | 岡田 大助 | 9/8① |
第4回 | 【対面】 酸素含有化合物1 | アルコール、フェノール、ポリフェノールについて学ぶ | 岡田 大助 | 9/8② |
第5回 | 【対面】 酸素含有化合物2 | アルデヒド、ケトン、酸化還元反応、アルコールとの反応について学ぶ。 | 岡田 大助 | 9/22① |
第6回 | 【対面】 酸素含有化合物3 | エーテル、 カルボン酸、 エステル、脱水縮合、加水分解について学ぶ。 | 岡田 大助 | 9/29① |
第7回 | 【対面】 窒素や硫黄を含む化合物 | アミン、アミド、チオール、チオエステル メイラード反応、ペプチド結合について学ぶ。 | 岡田 大助 | 10/6② |
第8回 | 【対面】 異性体と立体化学 | 構造異性体、立体異性体、幾何異性体、立体配座、光学異性 異性体の反応性の違いについて学ぶ。 | 岡田 大助 | 10/20① |
第9回 | 【対面】 生体成分の有機化学 | アミノ酸、糖質、脂質、核酸、ビタミンの構造や化学的性質について学ぶ。 | 玉木 竣 | 10/27② |
第10回 | 【対面】 化学反応と酵素反応 | 生体反応の分類 酵素反応、酸化還元反応、ラジカル反応、疎水性相互作用について学ぶ。 | 内山 洋介 | 11/10① |
第11回 | 【対面】 有機化合物の反応 | 有機化学反応の基本事項について学ぶ。 | 内山 洋介 | 11/17① |
第12回 | 【対面】 反応の分類別タイプ(1) 置換、付加・脱離について | 置換、付加・脱離などについて学ぶ。 | 内山 洋介 | 12/1① |
第13回 | 【対面】 反応の分類別タイプ(2) 酸化・還元、転移について | 酸化・還元、転移などについて学ぶ。 | 内山 洋介 | 12/8① |
第14回 | 【対面】 有機溶媒の構造や性質 | 有機溶媒の構造や性質について学ぶ。 | 内山 洋介 | 12/15① |
第15回 | 【対面】 有機化合物の分析法 | 有機化合物の分析法などについて学ぶ。 | 内山 洋介 | 12/22① |
有機化学に関する知識を身につけることを到達目標とする。
1)有機化合物の構造から名前、名前から構造を書くことができる。
2)有機化合物の分類・性質の判断ができる。
3)有機化合物の主要な反応について説明ができる。
試験(70%)・小テスト(10%)・課題のレポート提出(20%)結果により総合的に評価する。
【授業時間外に必要な学習の時間: 60時間】
シラバス・教科書・補助プリントを活用した予習・復習を行う。ここで疑問・難解点を見出した場合には、講義での質疑応答により理解を深め、講義内容の把握に努める。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | ライフサイエンス系の基礎有機化学 | 貫名学 他著 | 三共出版 |
参考書 | 有機化学 基礎の基礎 | 立屋敷哲著 | 丸善 |
参考書 | ホートン 生化学 第5版 | 、鈴木紘一、笠井献一、宗川吉汪 監訳 | 東京化学同人 |
科目ナンバリングコード: HS201-SF12