科目責任者 | 林 徹 |
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担当者 | 林 徹 |
科目概要 | 1年 (2単位・必修) [保健衛生学科 環境保健学コース] 1年 (2単位・必修) [医療工学科 臨床工学専攻] 1年 (2単位・必修) [医療工学科 診療放射線技術科学専攻] |
構造がなければ生体の機能は発揮できないし、機能をもたない構造は生体とはいえない。この講義では、人体の正常な構造に関する知識を器官系ごとに修得し、その機能を考察する。同時に、各器官系相互の協調的な配置と働きにも触れ、解剖学 II(2年次前期に開講)の内容と合わせて、ヒトのボディープランを理解する。これは、将来、大学・企業・公共機関における研究開発などで指導的役割を担うための基礎力を身につけることにつながる。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の(HS)では①④、 (CE)では①②③、 (RT)①②③④⑤⑦に関連する。
【教育内容】
生体を構成する各器官系のうち、骨格系、筋系、神経系、感覚器系、消化器系の構造についての基本的内容を学び、生体が営む生命現象のしくみを構造の面から考える。
【教育方法】
授業形態:講義
プリントを配布した上でプレゼンテーションツールを用いて講義をする。
【フィードバック】
原則として、対面およびメール等で寄せられた質問に対して1週間以内に返答する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 解剖学の基本 | 解剖学的位置(解剖学的正位)、向き、面、各種運動の呼び方、器官系について学ぶ。教科書p.3-4, p.23-30 | 林 徹 | 9/11② |
第2回 | 【対面】 細胞と組織、器官系 | 4大組織について学ぶ。教科書p.7-21 | 林 徹 | 9/18② |
第3回 | 【対面】 筋・骨格系 Ⅰ 〜 骨や筋の形や構造 | 骨および筋の構造、筋と骨の連結、関節の構造について学ぶ。教科書p.31-41, p.83-88 | 林 徹 | 9/25② |
第4回 | 【対面】 筋・骨格系 Ⅱ 〜 体幹の骨と筋 | 体幹(頭蓋、脊柱、胸郭)を構成する骨と筋について学ぶ。教科書p.41-64, p.88-104 | 林 徹 | 10/2② |
第5回 | 【対面】 筋・骨格系 Ⅲ 〜 上肢の骨と筋 | 上肢(上肢帯+自由上肢)を構成する骨と筋について学ぶ。教科書p.64-71, p.105-112 | 林 徹 | 10/9② |
第6回 | 【対面】 筋・骨格系 Ⅳ 〜 下肢の骨と筋 | 下肢(下肢帯+自由下肢)を構成する骨と筋について学ぶ。教科書p.72-81, p.112-119 | 林 徹 | 10/16② |
第7回 | 【対面】 神経系 Ⅰ 〜総論、中枢神経の構成 | 神経系の総論的内容について学んだ後、脊髄・延髄・橋・中脳・間脳の構造について学ぶ。教科書p.279-283, p.287-300 | 林 徹 | 10/23② |
第8回 | 【対面】 神経系 Ⅱ 〜 脊髄の構造 | 脊髄の構造と伝導路について学ぶ。教科書p.283-287, p.348-351 | 林 徹 | 10/30② |
第9回 | 【対面】 神経系 Ⅲ 〜 末梢神経の構成 | 脊髄神経について学ぶ。教科書p.325-334 | 林 徹 | 11/6② |
第10回 | 【対面】 神経系 Ⅳ〜 12対の脳神経 | 脳神経と自律神経について学ぶ。教科書p.312-325, p.334-339 | 林 徹 | 11/13② |
第11回 | 【対面】 感覚器系 Ⅰ 〜皮膚・味覚器・嗅覚器〜 | 皮膚、味覚器、嗅覚器の構造について学ぶ。教科書p.367-375 | 林 徹 | 11/20② |
第12回 | 【対面】 感覚器系 Ⅱ 〜視覚器と平衡聴覚器〜 | 視覚器および平衡聴覚器について学ぶ。教科書p.353-367 | 林 徹 | 11/27② |
第13回 | 【対面】 消化器系 Ⅰ 〜総論、口腔と咽頭〜 | 口腔と咽頭の構造について学ぶ。教科書p.171-187 | 林 徹 | 12/4② |
第14回 | 【対面】 消化器系 Ⅱ 〜 腸と腹膜〜 | 食道、胃、小腸、大腸の構造、腹膜について学ぶ。教科書p.188-201 | 林 徹 | 12/11② |
第15回 | 【対面】 演習 | 第1回から14回までの講義内容について、演習を行いながら復習する。 | 林 徹 | 後日掲示 |
正常な身体を構成する各器官の構造と位置を説明できる。解剖学に関する疑問や問題点が生じたときに、自ら教科書・参考書を参照し、自分自身で考える力を身につける。
定期試験(90%)、課題(10%)
課題の内容は担当者が講義中にアナウンスする。
【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
・予習:各回の授業内容欄に記した教科書の該当ページを読み、理解できることと理解できないことを区別してくること。
・復習:教科書を「論理的に読む」努力を意識的に行うこと。教科書と配付資料の両方を活用したノートを自作することを勧める。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 入門人体解剖学 | 藤田恒夫 | 南江堂 |
参考書 | 解剖生理学 | 高野廣子 | 南山堂 |
参考書 | 人体解剖学 | 藤田恒太郎 | 南江堂 |
参考書 | 入門組織学 | 牛木辰男 | 南江堂 |
参考書は必須ではない。より詳しく知りたい時、図書館で利用すれば良い。
必要に応じて講義中にGoogle form 等を使用することがある。
科目ナンバリングコード: (HS)HS201-SF01,(CE)CE201-SF01,(RT)RT201-SF01