科目責任者 | 清 和成 |
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担当者 | 清 和成※, AMARASIRI MOHAN※, 古川 隼士※ |
科目概要 | 2年 (2単位・選択) [保健衛生学科] |
安全・安心な生活環境を創造、保全していく上では、環境中に存在する病原体や化学物質などの健康影響因子の理解と制御が不可欠である。本講義では、特に水環境で問題となるこれらの因子について理解を深めるとともに、特定の生物や生物群集の代謝や共生作用の理解と応用による技術群の概要について理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の(環境)②、(心理)②③に関連する。
【教育内容】
水環境における人に対する健康影響因子として、病原微生物(細菌、ウイルス)や薬剤耐性菌などの病原体、化学物質の生態毒性の種類と評価法を講義する。また、生物(群集)機能を利用した浄化技術などについても解説する。
【教育方法】
授業形態:講義
パワーポイントを用いた講義形式を基本とする。
【課題とフィードバック】
基本的に、各回終了時に課題を実施し、次回の冒頭で解説を実施する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 序論 | 生物・生態環境工学の概論について学ぶ | 清 和成 | 11/14③ |
第2回 | 【対面】 水環境中の原虫・細菌(1) | 水環境で問題となる病原性の原虫や細菌について学ぶ | 清 和成 | 11/14④ |
第3回 | 【対面】 水環境中の原虫・細菌(2) | 水環境で問題となる病原性の原虫や細菌について学ぶ | 古川 隼士 | 11/15③ |
第4回 | 【対面】 水環境中のウイルス(1) | 水環境で問題となる病原性のウイルスについて学ぶ | AMARASIRI MOHAN | 11/15④ |
第5回 | 【対面】 水環境中のウイルス(2) | 水環境で問題となるウイルスについて学ぶ | AMARASIRI MOHAN | 11/21③ |
第6回 | 【対面】 水環境中の薬剤耐性菌(1) | 水環境で問題となる薬剤耐性菌について学ぶ | 古川 隼士 | 11/21④ |
第7回 | 【対面】 水環境中の薬剤耐性菌(2) | 水環境で問題となる薬剤耐性菌について学ぶ | 古川 隼士 | 11/22③ |
第8回 | 【対面】 水環境中の化学物質と生態毒性 | 水環境汚染物質による生態毒性について学ぶ | 清 和成 | 11/22④ |
第9回 | 【対面】 排水処理技術(1) | 活性汚泥法とUASB法、メタン発酵・水素発酵について学ぶ | 清 和成 | 11/28③ |
第10回 | 【対面】 排水処理技術(2) | 嫌気性アンモニア酸化(Anammox)について学ぶ | 清 和成 | 11/28④ |
第11回 | 【対面】 排水処理技術(3) | 微生物燃料電池について学ぶ | 清 和成 | 11/29③ |
第12回 | 【対面】 生態工学と水処理技術 | 植物と微生物の共生作用による水処理技術について学ぶ | 清 和成 | 11/29④ |
第13回 | 【対面】 微生物モニタリング(1) | 化学物質分解微生物群集のモニタリングについて学ぶ | 清 和成 | 12/5③ |
第14回 | 【対面】 微生物モニタリング(2) | 水環境中の病原微生物のモニタリングについて学ぶ | 清 和成 | 12/6③ |
第15回 | 【対面】 まとめ | まとめ | 清 和成 | 12/6④ |
◆実務経験の授業への活用方法◆
政府機関の専門家として短期派遣された、タイ、ネパールでの環境問題、衛生問題に関する教育と調査、研究の経験と、政府専門委員や政府委託事業における研究、実務経験を踏まえ、開発途上国の環境問題、衛生問題の実際や、我が国の科学技術基本計画に基づく技術開発について解説する。
水環境における人に対する健康影響因子として、病原微生物(細菌、ウイルス)や薬剤耐性菌などの病原体、化学物質の生態毒性の種類と評価法が説明できるようになる。また、生物(群集)機能を利用した浄化技術について概略を理解し、その適用条件などが説明できるようになることを到達目標とする。
定期試験(100%)
【講義時間外に必要な学修時間:60時間】
予習:微生物学や環境衛生学I、IIで学んだ関連する内容を復習しておく。
復習:毎回の講義で実施する確認テストの内容を確実に復習する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | プリントを配布する。 | ||
参考書 | (なし) |
科目ナンバリングコード:(環)(心) HS301-EP12