科目責任者 | 村上 健 |
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担当者 | 村上 健※, 市川 勝※, 秦 若菜※, 太田 時夫, 細野 浩史※, 松木 崇※ |
科目概要 | 3年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 言語聴覚療法学専攻] |
発声に関わる器官と発声のメカニズム,及び音声障害の原因となる疾病,音声障害の病態について理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の②③に関連する。
【教育内容】
理論的基礎と臨床技術の獲得のために,模型や視聴覚教材を用いた授業で音声障害学の理論的基礎を学ぶ。
【教育方法】
授業形態:演習
パワーポイント,配付資料を使用する。講義内で小テストを行う。少人数グループでの実習を行う。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1・2回 | 【対面】 音声障害の臨床概論 | 臨床のアウトラインと考え方 声を多角的に捉え障害を考える | 秦 若菜 | 4/13③④ |
第3回 | 【対面】 発声の生理的機序と障害 | 正常音声生成の条件と調節及び障害の発生機序を学ぶ | 細野 浩史 | 4/20③ |
第4回 | 【対面】 喉頭の病変と医科的検査 | 喉頭の器質的変化と医科的検査を学ぶ | 細野 浩史 | 4/20④ |
第5・6回 | 【対面】 喉頭の医科的治療 | 医科的治療の種類と方法について学ぶ 外科的手法について学ぶ | 細野 浩史 | 4/27③④ |
第7・8回 | 【対面】 音声障害の臨床[実習] | 臨床の基礎的考え方と臨床の手順 音声障害の症状について学ぶ 聴覚印象的特徴と音響的特徴について学び実習する | 秦 若菜 | 5/11③④ |
第9・10回 | 【対面】 声の特性:音響分析 | 発声の音響的特徴について学ぶ | 村上 健 | 5/18①② |
第11・12回 | 【対面】 音声障害の検査・評価[実習] | 音声障害の情報収集と音声検査について学び実習する | 村上 健 秦 若菜 | 5/25①② |
第13回 | 【対面】 音声障害の検査:実技試験[実習] | 音声障害の情報収集と音声検査の実技試験 ※いずれか1コマ | 村上 健 市川 勝 | 6/1③④ |
第14回 | 【対面】 声の衛生[実習] | 声の衛生の目的と対象,声の衛生指導の実際について学ぶ | 秦 若菜 | 6/8③ |
第15回 | 【対面】 音声訓練1:訓練概要[実習] | 種々の音声訓練手法について学ぶ | 秦 若菜 | 6/8④ |
第16回 | 【対面】 音声訓練2:訓練手法 | 典型的な症例への訓練プログラムを学び実習する(1) | 秦 若菜 | 6/15③ |
第17回 | 【対面】 音声訓練3:訓練手法 | 典型的な症例への訓練プログラムを学び実習する(2) | 村上 健 | 6/15④ |
第18回 | 【対面】 音声訓練4:プログラムの作成[実習] | 典型的な症例への訓練プログラムを学び 実習する(3) | 村上 健 秦 若菜 | 6/15⑤ |
第19・20回 | 【対面】 音声訓練5・6[実習] | 訓練の実際について学び実習する | 秦 若菜 | 6/22③④ |
第21・22回 | 【対面】 音声訓練7・8[実習] | 臨床場面を見学して記録を作成する | 秦 若菜 | 6/29③④ |
第23・24回 | 【対面】 無喉頭音声1・2:医学的治療 | 障害の本質と臨床アウトライン,チームワークについて学ぶ 医科学的治療(喉頭摘出手術,放射線治療等)について学ぶ | 松木 崇 | 6/30③④ |
第25回 | 【対面】 無喉頭音声3:評価・診断[実習] | 評価と診断(情報収集・検査結果・評価) | 村上 健 | 6/30⑤ |
第26回 | 【対面】 無喉頭音声4:無喉頭音声の選択[実習] | 無喉頭音声の選択,訓練について学び実習する | 村上 健 | 7/6③ |
第27回 | 【対面】 無喉頭音声5:電気式人工喉頭[実習] | 電気式人工喉頭の訓練:操作方法について学び実習する | 村上 健 | 7/6④ |
第28回 | 【対面】 無喉頭音声6:食道発声法[実習] | 食道発声の訓練:空気摂取・発声について学び実習する | 村上 健 | 7/6⑤ |
第29回 | 【対面】 無喉頭音声7:食道発声の実際[実習] | 無喉頭音声の優れた使用法について学び実習する | 太田 時夫 | 7/7③ |
第30回 | 【対面】 無喉頭音声8: 気管食道瘻発声[実習] | 気管食道瘻音声の訓練について学び実習する | 村上 健 | 7/10⑤ |
◆実務経験の授業への活用方法◆
医師,言語聴覚士,あるいは患者団体役員・指導員としての経験を踏まえ,音声障害に関する知識と技術を実践的に教授する。
1.発声メカニズムを説明できる。
2.音声障害の原因と症状を説明できる。
3.音声障害に対する訓練の目的を理解し,訓練法を説明できる。
授業および実習の参加状況(グループディスカッションでの発言や実習における発表等を含む)やレポート,小テスト(30%)
実技試験,定期試験(70%)
遅刻および欠席などは講義態度として評価に反映させる。
【授業時間外に必要な学習時間:39時間】
予習:1,2年次に履修した関連科目の復習し,基礎的な事項を講義毎に確認,予習しておくこと。
復習:配布した講義資料を理解しておけるよう復習する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 声をみる いちばんやさしい音声治療実践ハンドブック | 宮田恵理,佐藤剛史,村上健 編 | 医歯薬出版,2021 |
教科書 | 配付資料 | ||
参考書 | 標準言語聴覚障害学 発声発語障害学(第3版) | 熊倉勇美,今井智子 編 | 医学書院,2015 |
参考書 | 新編 声の検査法 | 音声言語医学会 編 | 医歯薬出版,2009 |
科目ナンバリングコード: ST302-SS08