科目責任者 | 内藤 由紀子 |
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担当者 | 内藤 由紀子※, 小島 史章※ |
科目概要 | 2・3年 (2単位・選択) [保健衛生学科] |
薬物と生体との相互作用と、薬効および毒性が発現するメカニズムを理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の2年(環境)②④、(心理)②③、3年②に関連する。
【教育内容】
薬物と生体がどのように相互作用して薬効および毒性を発現するのか学ぶ。また、食品と相互作用する薬物について、そのメカニズムを学ぶ。
【教育方法】
授業形態:講義
パワーポイントを利用する。小テスト等で理解度を確認した場合、必要に応じて講義の中で解説する。フィードバックは学生からの要望があった場合に対応する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 薬理学の概念 | 薬物とは何か、薬物の主作用と副作用、作用機序の基本形式と用量-作用曲線、薬物に関する法令について学ぶ。 | 内藤 由紀子 | 10/4② |
第2回 | 【対面】 薬効評価と毒性試験 | 薬物の評価法、医薬品開発における毒性試験について解説する。 | 内藤 由紀子 | 10/11② |
第3回 | 【対面】 薬物動態学 | 薬物の吸収と分布、代謝および排泄について解説する。 | 内藤 由紀子 | 10/18② |
第4回 | 【対面】 薬力学 | 薬力学の基礎について解説する。 | 内藤 由紀子 | 10/25② |
第5回 | 【対面】 末梢神経作用薬/交感神経系 | 交感神経系に作用する薬物について解説する。 | 内藤 由紀子 | 11/1② |
第6回 | 【対面】 末梢神経作用薬/副交感神経系 | 副交感神経系に作用する薬物、神経節に作用する薬物、神経・筋接合部に作用する薬物について解説する。 | 内藤 由紀子 | 11/8② |
第7回 | 【対面】 中枢神経作用薬/全身麻酔薬・催眠薬・抗てんかん薬 | 全身麻酔薬、催眠薬、抗てんかん薬について解説する。 | 内藤 由紀子 | 11/15② |
第8回 | 【対面】 中枢神経作用薬/向精神薬 | 向精神薬(抗精神病薬、抗不安薬、抗うつ薬)、医療用麻薬について解説する。 | 内藤 由紀子 | 11/17④ |
第9回 | 【対面】 物質代謝系作用薬 | ホルモンとホルモン拮抗薬、治療薬としてのビタミンについて解説する。 | 内藤 由紀子 | 11/22② |
第10回 | 【対面】 抗アレルギー薬・免疫抑制薬 | アレルギー、免疫系に作用する薬物について解説する。 | 小島 史章 | 11/24④ |
第11回 | 【対面】 抗炎症薬・解熱鎮痛薬 | 非ステロイド抗炎症薬、副腎皮質ステロイドについて解説する。 | 小島 史章 | 11/29② |
第12回 | 【対面】 循環器作用薬/心血管系 | 心血管系に作用する薬物について解説する。 | 内藤 由紀子 | 12/1④ |
第13回 | 【対面】 循環器作用薬/腎臓・血液 | 腎臓、血液に作用する薬物について解説する。 | 内藤 由紀子 | 12/6② |
第14回 | 【対面】 抗感染症薬・消毒薬 | 感染症の予防と治療に使用される薬について解説する。 | 内藤 由紀子 | 12/8③ |
第15回 | 【対面】 抗がん薬 | がんの治療に使用される薬物について解説する。 | 内藤 由紀子 | 12/8④ |
◆実務経験の授業への活用方法◆
研究機関で経験した医薬品の安全性試験・薬理試験、薬理研究等を踏まえ、開発の流れや薬理分野の役割を概説する。
薬物と生体との相互作用、薬物と食品との相互作用を理解し、薬効および毒性発現の基本的事項を説明することができる。
定期試験(95%)および受講態度(5%)により評価する。
【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】
教科書および参考書を利用して予習を行うと共に、講義後は、講義資料も用いて講義内容の理解を深める。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 栄養薬学・薬理学入門 | 川添禎浩、古賀信幸 | 講談社 |
参考書 | はじめの一歩のイラスト薬理学 | 石井邦雄 | 羊土社 |
科目ナンバリングコード:2年(環)(心) HS301-EP15、3年 HS301-SS22