科目責任者 | 深瀬 裕子 |
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担当者 | 深瀬 裕子, 田ヶ谷 浩邦, 村瀬 華子, 野村 和孝, 市倉 加奈子, 植松 美帆, 津﨑 心也, 松川 英, 和田 真理子, 緒方 慶三郎 |
科目概要 | 4年 (1単位・自由) [保健衛生学科] |
臨床現場における心理に関する支援を要する者へのチームアプローチ,多職種連携及び地域連携に関する知識および技能を修得し,公認心理師としての職業倫理及び法的義務を理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の②に関連する。
【教育内容】
臨床現場における見学実習およびその前後の学習を通して,臨床の場におけるマナー,公認心理師がかかわる様々な疾患・障害,公認心理師の役割を学ぶ。
【教育方法】
授業形態:実習・実技
臨床現場の見学等による実習,グループワーク,ディスカッション,プレゼンテーションを行う。
実習指導マニュアルをもとにオリエンテーションを行い,実習記録ノートを用いて実習の振り返りや評価を行う。
実習評価や振り返りへのフィードバックは個別を基本とするが,適宜全体でも行う。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1-2回 | 【対面】 合同オリエンテーション | 心理実習I・IIの組み立て,心理実習IIの概要,学習目標,実習生の基本姿勢,遵守事項について実習指導マニュアルをもとに説明する。併せて,実習記録ノートの使い方も説明する。 | 深瀬 裕子 市倉 加奈子 田ヶ谷 浩邦 村瀬 華子 野村 和孝 | 9/20調整 9/21調整 9/22調整 |
第3-6回 | 【対面】 実習先別オリエンテーション | 実習先別にオリエンテーションを行う。各実習先で求められる基本的な知識やルールについて学び,心理的アプローチ,公認心理師の役割について調べ,レポートにまとめて提出する。 | 深瀬 裕子 市倉 加奈子 田ヶ谷 浩邦 村瀬 華子 野村 和孝 植松 美帆 津﨑 心也 松川 英 和田 真理子 緒方 慶三郎 | 9/20調整 9/21調整 9/22調整 |
第7-26回 | 【対面】 見学実習 | 保健医療分野で見学実習を行い,保健医療分野における公認心理師の職責,心理的アセスメント,心理的支援,多職種連携などを学ぶ。見学実習は数名のグループで行う。実習生の数によっては交代で見学実習を行う可能性がある。見学実習時は5回に1回程度、実習担当教員による巡回・個別指導を行う。 | 深瀬 裕子 田ヶ谷 浩邦 村瀬 華子 市倉 加奈子 野村 和孝 植松 美帆 津﨑 心也 松川 英 和田 真理子 緒方 慶三郎 | 9/26調整 9/27調整 9/28調整 9/29調整 9/30調整 10/3調整 10/4調整 10/5調整 10/6調整 10/7調整 10/10調整 10/11調整 10/12調整 10/13調整 10/14調整 10/17調整 10/18調整 10/19調整 10/20調整 10/21調整 |
第27-28回 | 【対面】 見学実習の振り返り | 見学内容,見学して学んだこと,今後に向けた自らの課題についてまとめを行う。また,実習担当教員が,実習生ごとに個別指導を行う。 | 深瀬 裕子 田ヶ谷 浩邦 村瀬 華子 市倉 加奈子 野村 和孝 | 10/24調整 10/25調整 10/26調整 10/27調整 10/28調整 10/31調整 |
第29-30回 | 【対面】 見学実習の報告 | 見学実習で学んだこと,今後の自身の課題などをまとめて発表する。 | 深瀬 裕子 田ヶ谷 浩邦 村瀬 華子 市倉 加奈子 野村 和孝 | 10/24調整 10/25調整 10/26調整 10/27調整 10/28調整 10/31調整 |
・2022年度は保健医療分野として,北里大学病院臨床心理室と東京はなクリニックでの見学実習を予定している。実習生はいずれかの実習先で見学実習をさせていただく。
・北里大学病院臨床心理室では,精神科神経科にて実習指導者が参加しているプログラム(病棟ラウンド,入院・外来患者対象のグループ療法,精神科リエゾンチーム)の見学を行い、実習指導者が行う心理検査の陪席などを行う。各プログラムの前後に,プログラムの内容や患者の状態,チームのなかでの公認心理師の役割について担当の実習指導者による指導を受ける。
・東京はなクリニックでは,実習指導者が実施する業務(精神科医師の診察補助、公認心理師による予診など)の陪席を行う。各業務の前後に、実施される内容、患者の状態、公認心理師の役割について、担当の実習指導者による指導を受ける。
・心理実習Iと心理実習IIの合算で心理実習の実習時間90時間となる。心理実習Iでの実習時間は45時間(30コマ×90分)であり,学外実習(北里大学病院,さがみはらカウンセリングルーム,古河電工健康保険組合,いろえんぴつ心理福祉コミュニティズ)での実習時間33時間(22コマ×90分),事前・事後指導時間12時間(8コマ×90分)を予定している。心理実習IIでの実習時間は45時間(30コマ×90分)であり,学外(北里大学病院あるいは東京はなクリニック)での実習時間30時間(20コマ×90分),学内での事前・事後指導時間15時間(10コマ×90分)を予定している。
*状況に応じてオンラインにする場合がある。
◆実務経験の授業への活用方法◆
公認心理師,臨床心理士,精神科医としての臨床経験を踏まえ,実践的な実習指導を行う。
臨床現場における心理に関する支援を要する者へのチームアプローチ,多職種連携及び地域連携に関する知識および技能を修得し,公認心理師としての職業倫理及び法的義務について理解し,説明できる。
実習指導者および実習担当教員による実習生ごとの実習の達成度と実習生本人による自己評価(60%),レポートなど課題成果物提出(20%),発表(20%)により総合的に評価する。なお,実習であるため,欠席、課題未提出、課題提出遅れは求められた実習を行っていないと判定されるため減点とする。上記について達成するよう随時指導する。
【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】
予習:心理学,精神医学に関わる科目で学習した内容について復習しておくこと。
復習:講義で配布した資料を見直すこと。
注意事項
1.実地見学は、先方のご厚意で許可を得ているものであり、心を引き締めて参加のこと。服装・態度に気をつけ、遅刻、居眠りなどしないよう注意すること。
2.実地実習において見聞きした事項については、「不特定多数の人々がいる場で話題にしない」など、個人情報保護のため遵守すべき事項について、再確認しておくこと。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (なし) | ||
参考書 | 医療心理学の新展開-チーム医療に活かす心理学の最前線 | 鈴木伸一編著 | 北大路書房 |
参考書 | 臨床心理士のための医療保健領域における心理臨床 | 日本臨床心理士会監修 | 遠見書房 |
参考書 | 臨床心理士のための精神科領域における心理臨床 | 日本臨床心理士会監修 | 遠見書房 |
参考書 | DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引 | 日本精神神経学会 監訳 | 医学書院 |
参考書 | 公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技法 | 下山晴彦, 中嶋 義文, 鈴木 伸一, 花村 温子, 滝沢 龍 | 医学書院 |
参考書 | 公認心理師養成のための保健・医療系実習ガイドブック | 鈴木 伸一 (著, 監修, 編集) | 北大路書房 |
科目ナンバリングコード:HS304-CP09