科目責任者 | 秦 若菜 |
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担当者 | 石坂 郁代, 佐野 肇, 福田 倫也, 東川 麻里, 秦 若菜, 村上 健, 市川 勝, 水戸 陽子, 見学担当者 |
科目概要 | 2年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 言語聴覚療法学専攻] |
言語聴覚障害学の基礎科目、専門基礎科目を総合的に理解する。
言語聴覚療法の対象者の臨床像の理解を深めて、言語聴覚士の役割を理解する。
医療現場で働く他のリハビリテーションスタッフについてチーム医療の観点から理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③④に関連する。
【教育内容】
言語聴覚療法学に関連する論文を、これまでに学んだ基礎科目、専門基礎科目の知識を用いながら読む。
言語聴覚障害の臨床像について、講義と実習を通じて理解を深める。
言語臨床家として必要な心構えや態度のあり方、コミュニケーションの取り方について考え、学ぶ。
【教育方法】
授業形態:演習
パワーポイント、配付資料を使用する。講義形式。グループワークを行う。臨床場面の見学実習を行う。
*第1回~10回に提出したレポートは第16回までに返却し、内容の解説を行う。第15,16回の課題レポートは1月上旬までに返却する。感想文は返却しない。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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1回 | 【対面】 言語聴覚療法の臨床総論 | 言語聴覚士が扱う言語臨床業務の概要を学ぶ。特に構音障害についてその臨床像の理解を深める。 | 秦 若菜 | 9/5④ |
2回 | 【対面】 神経系の構造・機能・病態(1) | 随意運動の伝導路とその障害について理解を深める。運動麻痺の見方、反射の見方を学ぶ。 | 福田 倫也 | 9/12④ |
3回 | 【対面】 言語聴覚療法学の総括(実習) | 言語聴覚療法学と基礎科目・専門基礎科目との関連を学ぶ。 | 石坂 郁代 秦 若菜 市川 勝 | 9/14③ |
4回 | 【対面】 言語聴覚障害学の総括(実習) | 国家試験の過去問を通じて、言語聴覚障害学を理解するために必要となる基礎科目・専門基礎科目について学ぶ。 | 石坂 郁代 東川 麻里 秦 若菜 市川 勝 | 9/21③ |
5回 | 【対面】 神経系の構造・機能・病態(2) | 錐体外路とその障害について理解を深める。パーキンソン病について学ぶ。 | 福田 倫也 | 9/26④ |
6回 | 【対面】 音声障害・構音障害(実習) | 音声障害、構音障害の概要と臨床像について理解を深める。 | 秦 若菜 | 9/28③ |
7回 | 【対面】 コミュニケーション実習(実習) | コミュニケーションの基本について実習を通して学ぶ。 | 秦 若菜 | 10/5③ |
8回 | 【対面】 高次脳機能障害(実習) | 高次脳機能障害に関する論文を読み、障害の概要と臨床像について理解を深める。 | 秦 若菜 | 10/12④ |
9回 | 【対面】 聴覚障害(実習) | 聴覚障害の概要と臨床像について理解を深める。 | 佐野 肇 | 10/14② |
10回 | 【対面】 聴覚認知障害(実習) | 聴覚認知障害の概要と臨床像について理解を深める。 | 秦 若菜 | 10/19④ |
11回 | 【対面】 見学実習ガイダンス(実習) | 病院見学実習の目的や内容を理解する。 | 秦 若菜 | 10/21② |
12・13回 | 【対面】 見学実習1(実習) | 北里大学病院言語聴覚療法部門を見学する。 (※1) | 秦 若菜 村上 健 市川 勝 水戸 陽子 見学担当者 | 11/18①②③④⑤ 11/25①②③④⑤ |
14回 | 【対面】 患者支援(実習) | MSWの仕事と言語聴覚士との連携を学ぶ。 | 秦 若菜 見学担当者 | 11/24③ |
15・16回 | 【対面】 見学実習2(実習) | 北里大学病院リハビリテーション関連部門を見学する。 (※2) | 秦 若菜 見学担当者 | 11/28①② 12/5①② 12/12①② |
※1 11/18①~⑤、11/25①~⑤のうち2コマ出席
※2 11/28①②、12/5①②、12/12①②のうち2コマ出席
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を踏まえ、担当者ごとに各専門領域について実践的な観点から教授する。
言語聴覚療法学に関連する基礎科目、専門基礎科目の知識を説明できる。
実習生としてのルールを守って休まず実習に参加できる。
医療機関における言語聴覚士・関連職種の臨床を見学し、それぞれの役割を説明できる。
実習を通して学んだ事柄についてレポートを作成できる。
授業・実習への参加状況(グループディスカッションでの発言や実習における発表等を含む)・レポート【30%】、定期試験【70%】。
欠席は減点する。
【授業時間外に必要な学習時間:13時間】
予習:言語聴覚障害を持つ方の著書を1冊以上読んでおく。ボランティア活動などに積極的に参加し、高齢者や幼児・小児、言語聴覚障害を持つ方とコミュニケーションをとる機会を持つ。提示された論文について、わからない用語を調べておく。
復習:配付した講義資料を理解しておけるよう復習する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 言語聴覚士テキスト第3版 | 廣瀬 肇 監修 | 医歯薬出版(2018) |
参考書 | (なし) |
科目ナンバリングコード: ST302-CP01