科目責任者 | 今井 忠則 |
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担当者 | 今井 忠則 |
科目概要 | 4年 (1単位・選択) [リハビリテーション学科 作業療法学専攻] |
臨床実習で経験した事例を、「作業」および作業療法理論・介入モデルの視点から再検討し、作業的存在としてクライエントを理解する方法と、作業中心の実践(OCP;OFP, OBP)の視点を学ぶ。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③に関連する。
【教育内容】
以下の「作業」および作業療法理論・介入モデルの視点から、臨床実習で経験した事例を再検討し、作業的存在としてクライエントを理解する方法と、作業中心の実践(OCP;OFP, OBP)の視点を学ぶ
1. 作業の形態・機能・意味
2. 人-環境-作業(PEO)モデルと作業遂行障害
3. 人間作業モデル(MOHO)
4. 作業中心の実践(OCP; OFP, OBP)
5. 作業療法介入プロセスモデル(OTIPM)
【教育方法】
授業形態:講義
講義および演習形式で実施し、適宜、グループワーク・発表を行う。
提出した課題に対しては、次回の授業で課題の中の特徴的な見解や誤解について解説する。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1-2回 | 【対面】 作業の形態・機能・意味の視点からの事例再検討 | クライエントの作業を、作業の形態(form)・機能(function)・意味(meaning)の視点から捉えなおす | 今井 忠則 | 11/22③④ |
第3-4回 | 【対面】 PEOモデルと作業遂行障害の視点からの事例再検討 | 人-環境-作業(PEO)モデルと作業遂行障害の要点を確認し、その視点から事例を再検討する | 今井 忠則 | 11/29③④ |
第5-6回 | 【対面】 人間作業モデルの視点からの事例再検討 | 人間作業モデル(MOHO)の要点を確認し、その視点から、事例を再検討する | 今井 忠則 | 12/6③④ |
第7-8回 | 【対面】 介入モデルの視点からの事例再検討 | 作業中心の実践(OCP; OFP, OBP)および、作業療法介入プロセスモデル(OTIPM)の要点を確認し、その視点から、事例の介入プロセス・枠組みを検討する | 今井 忠則 | 12/13③④ |
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院・地域での臨床経験を踏まえ、作業科学および作業療法理論の視点からクライエントを理解する方法と、作業中心の実践を概説する。
1. 作業の形態・機能・意味の視点から、事例の作業を捉え、説明できる。
2. 人-環境-作業(PEO)モデルと作業遂行障害の視点から、事例を再検討し、説明できる。
3. 人間作業モデル(MOHO)の視点から、事例を再検討し、説明できる。
4. 作業中心の実践(OCP; OFP, OBP)の視点から、事例を再検討し、説明できる。
5. 作業療法介入プロセスモデル(OTIPM)の視点から、事例を再検討し、説明できる。
演習・グループワークへの参加と発表(60%)、レポート課題(40%)により評価する。
【授業時間外に必要な学習の時間:30時間】
・各回の事例の予習と復習:各2時間(計10時間)
・演習(分析と発表)の準備:各6時間(計12時間)
・課題の準備:8時間
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | (なし:配布資料) | ||
参考書 | 作業療法がわかるCOPM・AMPSスターティングガイド | 吉川ひろみ・著 | 医学書院 |
参考書 | 高齢者のその人らしさを捉える作業療法−大切な作業の実現− | 籔脇健司・編 | 文光堂 |
参考書 | 作業で語る事例報告;作業療法レジメの書きかた・考えかた | 齋藤佑樹・編 | 医学書院 |
科目ナンバリングコード: OT301-SC01