科目責任者 | 原 秀剛 |
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担当者 | 原 秀剛 |
科目概要 | 2年 (2単位・必修) [医療工学科 診療放射線技術科学専攻] |
解剖学、生理学、生化学および疾患に関する知識をもとに、身体各部位における種々の検査画像を理解するための基礎知識を教授し、臨床に役立つ読影技術の基本を修得する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③④⑤⑦に関連する。
【教育内容】
人体臓器の正常構造が、各種画像検査において画像としてどのように再現されるかを解説する。また、代表的な疾患における画像上の異常も解説し、画像解剖学の重要性を理解させる。
【教育方法】
授業形態:講義
パワーポイントを基本とし、講義中に口頭質問の時間を設けフィードバックを図る。次回の授業で、課題の中の特徴的な見解や誤解についてコメントする。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 頭部1 | 側頭骨・眼窩・副鼻腔のX線、MRI画像解剖の基礎を学ぶ | 原 秀剛 | 4/15④ |
第2回 | 【対面】 頭部2 | 頭蓋骨のX線、MRI画像解剖の基礎を学ぶ | 原 秀剛 | 4/20④ |
第3回 | 【対面】 頭部3 | 脳実質のX線、MRI画像解剖の基礎を学ぶ | 原 秀剛 | 4/22④ |
第4回 | 【対面】 頭部4 | 脳血管のX線、MRI画像解剖の基礎を学ぶ | 原 秀剛 | 4/27④ |
第5回 | 【対面】 頚部 | 咽頭・喉頭・唾液腺・甲状腺のX線、MRI、核医学的画像解剖の基礎を学ぶ | 原 秀剛 | 5/6④ |
第6回 | 【対面】 胸部1 | 心・大血管のX線(血管造影、CT)、MRI画像解剖の基礎を学ぶ | 原 秀剛 | 5/13④ |
第7回 | 【対面】 胸部2 | 肺の解剖学的基礎と、肺X線投影像とCT、MRI画像解剖の基礎を学ぶ | 原 秀剛 | 5/20④ |
第8回 | 【対面】 胸部3 | 肺・縦隔のX線、MRI画像解剖の基礎を学ぶ | 原 秀剛 | 5/27④ |
第9回 | 【対面】 腹部1 | 腹腔構造の基本解剖、X線、MRI画像解剖の基礎を学ぶ | 原 秀剛 | 6/3④ |
第10回 | 【対面】 腹部2 | 消化器実質臓器(肝、胆道、膵臓)のX線、MRI画像解剖の基礎を学ぶ | 原 秀剛 | 6/10④ |
第11回 | 【対面】 腹部3 | 上部消化管、下部消化管のX線を用いた胃、大腸透視画像の基礎を学ぶ | 原 秀剛 | 6/17④ |
第12回 | 【対面】 腹部4 | 泌尿器・生殖器臓器のX線、MRI画像解剖の基礎を学ぶ | 原 秀剛 | 6/24④ |
第13回 | 【対面】 四肢 | 骨・関節の基本的な解剖とX線、MRIによる画像解剖の基礎を学ぶ | 原 秀剛 | 7/1④ |
第14回 | 【対面】 脊椎 | 頸部・腰部の脊椎領域のX線、MRI画像解剖の基礎を学ぶ | 原 秀剛 | 7/8④ |
第15回 | 【対面】 まとめ | まとめ及び解説 | 原 秀剛 | 7/15④ |
* 基本的に金曜日の4時限ですが、水曜日4時限の日がありますので注意してください。
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を踏まえ、放射線検査画像の基礎知識を概説する。
各種画像検査における正常な人体諸臓器の画像解剖が理解できる。また、撮影・撮像された画像が、診断に有用な良質の画像かを判断できる。
定期試験(70%)、小テスト(20%)、受講態度(10%)により評価する。
授業の始めの10分間で小テストを実施し、前回の内容の振り返りを行う。
予習・復習に必要な時間: 60時間
予習:教科書・参考書を利用した講義内容について予習しておくこと。復習:講義資料を理解し、説明できるようにすること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 診療画像検査法 画像解剖学 | 金森 勇雄 編 | 医療科学社 |
参考書 | 新X線解剖学 | 小林 敏雄 著 | 金原出版 |
参考書 | 医学生のための放射線医学 | 福田 国彦 著 | 金原出版 |
参考書 | レントゲン画像解剖ポケットアトラス | 町田 徹 翻訳 | メディカル・サイエンス・インターナショナル |
参考書 | MR/CT画像解剖ポケットブック | 杉村 和朗 監修 | オーム社 |
参考書 | スクワイヤ放射線診断学 | Robert A. Novelline 著 | 羊土社 |
科目ナンバリングコード: RT301-SS01