Web Syllabus(講義概要)
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学習・言語心理学Psychology of Learning and Language
科目責任者村瀬 華子
担当者上田 紋佳
科目概要4年 (2単位・自由) [保健衛生学科]

授業の目的

人の行動が変化する過程や言語獲得の仕組み・言語障害について理解する。それらの理解をもとに,臨床・教育といった応用場面において学習心理学・言語心理学の知見がどのように適用されているかを知る。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の②に関連する。

教育内容・教育方法・フィードバック

【教育内容】
①人の行動が変化する過程,②言語の習得における機序について解説する。
学習心理学の基礎的知識が臨床や教育にどのように応用されているかを紹介する。
ことばの発達のつまずきや言語障害の原因や支援の仕方について解説する。

【教育方法】
授業形態:講義
パワーポイント,動画などの視聴覚資料を用いて講義を行い,問題演習により理解力の向上を図る。
テーマごとに,個人・グループワーク,事例検討などを実施し,体験的・主体的に学ぶ。
毎回の授業では,課題への回答や何らかの意見を求め,次回の授業でそれらに対して,解説やコメントをつける。

授業内容

項目授業内容担当者日時
第1回【対面】
オリエンテーション,学習心理学とは
授業内容・方法,評価方法についての説明を行う。学習心理学とは何かについて学ぶ。上田 紋佳
4/16③
第2回【対面】
学習の仕組み(1):古典的条件づけ
古典的条件づけに関連する代表的な研究を学ぶ。上田 紋佳
4/23③
第3回【対面】
学習の仕組み(2):オペラント条件づけ
オペラント条件づけに関連する代表的な研究を学ぶ。上田 紋佳
5/7③
第4回【対面】
学習の仕組み(3):社会的学習
社会的学習理論の基礎を学ぶ。上田 紋佳
5/14③
第5回【対面】
条件づけの応用:学習性無力感,応用行動分析
古典的条件づけの臨床的な応用として行動療法,オペラント条件づけの応用として応用行動分析について,具体的な事例を紹介しながら,説明する。上田 紋佳
5/21③
第6回【対面】
中間試験(授業内試験)
第1回から第5までの内容について,中間試験を行い,その解説を行う。上田 紋佳
5/21④
第7回【対面】
言語発達の理論と第二言語学習
代表的な言語獲得理論を紹介する。第2言語学習との関連において,乳児の言語獲得の臨界期について説明する。上田 紋佳
5/28③
第8回【対面】
乳児期のことばの発達
乳児期におけるコミュニケーションの発達について,動画を視聴しながら,解説する。上田 紋佳
6/4③
第9回【対面】
幼児期のことばの発達
幼児期の話し言葉の発達・読み書きの発達について,動画を視聴しながら,解説する。上田 紋佳
6/11③
第10回【対面】
言語発達の障害(1):聴覚障害
聴覚障害の基本的な知識を解説し,聴覚障害に関するDVDを視聴する。上田 紋佳
6/11④
第11回【対面】
言語発達の障害(2):吃音
吃音の基本的な知識を解説し,その支援方法について学ぶ。上田 紋佳
6/18③
第12回【対面】
言語発達の障害(3):失語症
失語症の基本的な知識を解説し,脳の優位半球と言語機能の関係について学ぶ。上田 紋佳
6/25③
第13回【対面】
発達障害:発達障害の基礎・自閉スペクトラム症
発達障害の基本的な知識を解説する。自閉スペクトラム症における言語の問題について学ぶ。上田 紋佳
7/2③
第14回【対面】
学習障害(1):学習障害のメカニズム
学習障害のメカニズムについて学ぶ。見る力の問題によって読みが苦手なケースについて解説を行う。上田 紋佳
7/9③
第15回【対面】
学習障害(2):学習障害の支援
国内外の学習障害の支援方法について学び,事例検討を行う。上田 紋佳
7/16③
第1回
項目
【対面】
オリエンテーション,学習心理学とは
授業内容
授業内容・方法,評価方法についての説明を行う。学習心理学とは何かについて学ぶ。
担当者
上田 紋佳
日時
4/16③
第2回
項目
【対面】
学習の仕組み(1):古典的条件づけ
授業内容
古典的条件づけに関連する代表的な研究を学ぶ。
担当者
上田 紋佳
日時
4/23③
第3回
項目
【対面】
学習の仕組み(2):オペラント条件づけ
授業内容
オペラント条件づけに関連する代表的な研究を学ぶ。
担当者
上田 紋佳
日時
5/7③
第4回
項目
【対面】
学習の仕組み(3):社会的学習
授業内容
社会的学習理論の基礎を学ぶ。
担当者
上田 紋佳
日時
5/14③
第5回
項目
【対面】
条件づけの応用:学習性無力感,応用行動分析
授業内容
古典的条件づけの臨床的な応用として行動療法,オペラント条件づけの応用として応用行動分析について,具体的な事例を紹介しながら,説明する。
担当者
上田 紋佳
日時
5/21③
第6回
項目
【対面】
中間試験(授業内試験)
授業内容
第1回から第5までの内容について,中間試験を行い,その解説を行う。
担当者
上田 紋佳
日時
5/21④
第7回
項目
【対面】
言語発達の理論と第二言語学習
授業内容
代表的な言語獲得理論を紹介する。第2言語学習との関連において,乳児の言語獲得の臨界期について説明する。
担当者
上田 紋佳
日時
5/28③
第8回
項目
【対面】
乳児期のことばの発達
授業内容
乳児期におけるコミュニケーションの発達について,動画を視聴しながら,解説する。
担当者
上田 紋佳
日時
6/4③
第9回
項目
【対面】
幼児期のことばの発達
授業内容
幼児期の話し言葉の発達・読み書きの発達について,動画を視聴しながら,解説する。
担当者
上田 紋佳
日時
6/11③
第10回
項目
【対面】
言語発達の障害(1):聴覚障害
授業内容
聴覚障害の基本的な知識を解説し,聴覚障害に関するDVDを視聴する。
担当者
上田 紋佳
日時
6/11④
第11回
項目
【対面】
言語発達の障害(2):吃音
授業内容
吃音の基本的な知識を解説し,その支援方法について学ぶ。
担当者
上田 紋佳
日時
6/18③
第12回
項目
【対面】
言語発達の障害(3):失語症
授業内容
失語症の基本的な知識を解説し,脳の優位半球と言語機能の関係について学ぶ。
担当者
上田 紋佳
日時
6/25③
第13回
項目
【対面】
発達障害:発達障害の基礎・自閉スペクトラム症
授業内容
発達障害の基本的な知識を解説する。自閉スペクトラム症における言語の問題について学ぶ。
担当者
上田 紋佳
日時
7/2③
第14回
項目
【対面】
学習障害(1):学習障害のメカニズム
授業内容
学習障害のメカニズムについて学ぶ。見る力の問題によって読みが苦手なケースについて解説を行う。
担当者
上田 紋佳
日時
7/9③
第15回
項目
【対面】
学習障害(2):学習障害の支援
授業内容
国内外の学習障害の支援方法について学び,事例検討を行う。
担当者
上田 紋佳
日時
7/16③

到達目標

学習心理学の基礎的な研究を理解し,基本的な概念を具体的な例を挙げて説明できる。
乳幼児期の言語発達の特徴を説明できる。
言語障害の種類を理解し,支援方法について説明できる。

評価基準

中間試験(授業内試験)(30%),定期試験(40%),授業中に課す毎回の課題(30%)

準備学習等(予習・復習)

授業時間外に必要な学習の時間:計60時間
予習:次回の授業のキーワードについて,シラバスに記載してある参考図書等を調べておくこと。
復習:配布資料および授業の解説を振り返り,問題演習で間違えたところを確認しておくこと。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書は使用せず,適宜プリントを配布する。
参考書「学習心理学 (シリーズ心理学と仕事) 」(2019年)中條 和光 (編集)北大路書房
参考書「学習・言語心理学 支援のために知る「行動の変化」と「言葉の習得」」(2019年)郷式 徹・西垣順子 (編集)ミネルヴァ書房
教科書
署名
教科書は使用せず,適宜プリントを配布する。
著者・編者
発行所
参考書
署名
「学習心理学 (シリーズ心理学と仕事) 」(2019年)
著者・編者
中條 和光 (編集)
発行所
北大路書房
参考書
署名
「学習・言語心理学 支援のために知る「行動の変化」と「言葉の習得」」(2019年)
著者・編者
郷式 徹・西垣順子 (編集)
発行所
ミネルヴァ書房

備考・その他

各回の内容と順序は,受講生の反応に応じて変更されることがあります。
科目ナンバリングコード:HS301-MH12