Web Syllabus(講義概要)
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作業療法研究法Reserch Method of Occupational Therapy
科目責任者今井 忠則 (※)
担当者今井 忠則 (※)
科目概要3年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 作業療法学専攻]

授業の目的

 本科目の目的は、作業療法学分野で使用される機会の多い研究法の基本的知識と技術、および研究倫理に基づく態度を身につけることです。作業療法は科学的根拠に基づく実践(EBOT)が求められます。また、医療や作業療法に関連する知識と技術の進展は加速度的に早まって来ており、卒業後に自ら研究情報にアクセスし、その知見を判断・活用できることが、有能な作業療法士にとって必要不可欠な技能となっています。本科目を修了することによって、作業療法の研究論文を適切に活用できるようになることが期待されます。本科目で学んだ基礎的研究法の知識を踏まえて、4年次の卒業研究が展開されます。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③に関連する。

教育内容・教育方法・フィードバック

【教育内容】
 研究の目的・意義、分類、研究疑問と研究デザイン、研究プロセスといった総論をまず学び、その後、作業療法学分野で使用される機会の多い各種研究法の各論を学びます。さらに、後半は文献レビューの演習を行う予定です。

【教育方法】
授業形態:講義
 講義及び演習を組み合わせて行う。
 課題(レポート等)の提出はgoogle classroom上で行い、個別にコメント、または、次回の授業時に共通する見解や誤解などについてコメントし、フィードバックします。
 なお、COVID-19対策のため授業形態を変更する場合がある。

授業内容

項目授業内容担当者日時
1回【対面】
研究とは
「研究」という営みの目的・意義、研究の分類、作業療法研究の範囲などを講義する。
今井 忠則
4/19②
2回【対面】
研究疑問と研究デザイン
研究疑問とは何か、研究疑問と研究デザインの関係、研究のプロセスについて講義する。今井 忠則
4/26②
3回【対面】
量的研究法
作業療法研究で使用される機会の多い量的研究法の概要を講義する。今井 忠則
5/10②
4回【対面】
質的研究法,研究倫理
作業療法研究で使用される機会の多い質的研究法の概要を講義する。
また、研究倫理と知的誠実性についても講義する。
今井 忠則
5/17②
5回【対面】
文献レビュー(文献研究)
文献レビューの目的と方法,意義などについて講義する。今井 忠則
5/24②
6回【対面】
演習①:文献検索
または、
講義:統計的方法
・Webおよび文献データベースを利用して目的とする文献を検索する練習を行う。
または、
・論文を読むのに必要な最低限の統計的方法を学習する。
今井 忠則
5/31②
7回【対面】
演習②:研究論文の読み方とまとめ方
または、
講義:事例研究,シングルケース実験法
・抽出された文献の要点を抜き出し、まとめる方法を練習する。
または、
・事例研究とシングルケース実験法について,その概要を学ぶ。
今井 忠則
6/7②
8回【対面】
演習③:文献紹介(発表)
または、
講義:研究の発表
・要約された内容を他者に分かり易くて伝える方法を練習する。
または、
・研究の発表(学会発発表,論文発表)の方法と要点を学ぶ。
今井 忠則
6/14②
1回
項目
【対面】
研究とは
授業内容
「研究」という営みの目的・意義、研究の分類、作業療法研究の範囲などを講義する。
担当者
今井 忠則
日時
4/19②
2回
項目
【対面】
研究疑問と研究デザイン
授業内容
研究疑問とは何か、研究疑問と研究デザインの関係、研究のプロセスについて講義する。
担当者
今井 忠則
日時
4/26②
3回
項目
【対面】
量的研究法
授業内容
作業療法研究で使用される機会の多い量的研究法の概要を講義する。
担当者
今井 忠則
日時
5/10②
4回
項目
【対面】
質的研究法,研究倫理
授業内容
作業療法研究で使用される機会の多い質的研究法の概要を講義する。
また、研究倫理と知的誠実性についても講義する。
担当者
今井 忠則
日時
5/17②
5回
項目
【対面】
文献レビュー(文献研究)
授業内容
文献レビューの目的と方法,意義などについて講義する。
担当者
今井 忠則
日時
5/24②
6回
項目
【対面】
演習①:文献検索
または、
講義:統計的方法
授業内容
・Webおよび文献データベースを利用して目的とする文献を検索する練習を行う。
または、
・論文を読むのに必要な最低限の統計的方法を学習する。
担当者
今井 忠則
日時
5/31②
7回
項目
【対面】
演習②:研究論文の読み方とまとめ方
または、
講義:事例研究,シングルケース実験法
授業内容
・抽出された文献の要点を抜き出し、まとめる方法を練習する。
または、
・事例研究とシングルケース実験法について,その概要を学ぶ。
担当者
今井 忠則
日時
6/7②
8回
項目
【対面】
演習③:文献紹介(発表)
または、
講義:研究の発表
授業内容
・要約された内容を他者に分かり易くて伝える方法を練習する。
または、
・研究の発表(学会発発表,論文発表)の方法と要点を学ぶ。
担当者
今井 忠則
日時
6/14②

授業内容欄外

◆実務経験の授業への活用方法◆
15年以上の研究の実務経験を踏まえ、作業療法学分野で使用される機会の多い研究法と、作業療法の専門的視点を活かした研究のあり方について概説する。講師は、作業療法士かつ作業科学の研究者であり、学位:博士(学術)を持ち、大学院博士課程の指導教授です。

到達目標

<知識面>
・作業療法研究とそうでない研究の違いを説明できる
・基本的研究法の概要を説明できる
・文献検索の方法を説明できる
・研究論文の基本的構成を説明できる
・研究倫理の一般的事項と知的誠実性を説明できる
<技能面>
・Web及び文献データベースを利用して目的とする文献を抽出することができる
・研究論文の要点を抜き出し,まとめることができる
・研究論文の要点を他者に伝えることができる
<態度面>
・研究倫理に則る態度を示すことができる
・知的誠実性を持ってデータと向き合うことができる

評価基準

期末試験(40%)、演習への参加と発表(40%)、ポートフォリオ(20%)により評価する。

準備学習等(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習の時間(めやす)】
・1〜5回の教科書及び配布資料の予習と復習:2時間(計10時間)
・演習(文献検索,収集,精読,発表)の準備:各4時間(計12時間)
・期末試験・課題の準備:8時間

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書作業療法士のための研究法入門鎌倉矩子、宮前珠子、清水一三輪書店
参考書作業で創るエビデンス;作業療法士のための研究法の学びかた友利幸之助、京極真、竹林崇医学書院
教科書
署名
作業療法士のための研究法入門
著者・編者
鎌倉矩子、宮前珠子、清水一
発行所
三輪書店
参考書
署名
作業で創るエビデンス;作業療法士のための研究法の学びかた
著者・編者
友利幸之助、京極真、竹林崇
発行所
医学書院

備考・その他

科目ナンバリングコード: OT301-SS25