科目責任者 | 榊原 七重 (※) |
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担当者 | 河合 高鋭 (※), 榊原 七重 (※) |
科目概要 | 2年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 視覚機能療法学専攻] |
視能訓練士として、病児を観察する際、健常児の正常な発達を十分に知る必要がある。また、視力不良がみられたとき、それが視覚的な問題なのか、または発達的な問題なのか、環境の変化や治療を受けることから来る心理的な問題なのか、あるいは性格によるものなのかなど多角的にアセスメントしなければならない。また、自分自身が、子どもの発達に即した関わりができていたのかも同時に考えていかなければならない。
そこで、健常な子どもの発達の特性や、子どもの内面理解、虐待等を学ぶことで多角的な視点を得て、子どもとの関わり方を包括的に考えることができるようになることを目標とする。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①②③④に関連する。
【教育内容】
乳幼児に関する基礎的な事柄を以下の事項で概説し、演習をとおして各自で問題点の理解と解決の方法、関わり方等を考えていく。
【教育方法】
授業形態:講義
参考動画等を供覧する等し、子供の発達、保育に対する具体的なイメージを持ち、後期の保育実習における具体的な目標をもてるようにする。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 オリエンテーション 保育のはじめの一歩 | オリエンテーション 幼少期を振り返り、保育所・幼稚園・認定こども園の概要を理解することができる。 | 榊原 七重 河合 高鋭 | 4/14③ |
第2回 | 【対面】 保育の基本① 子どもの定義 | 子どもの定義について理解できるようにする。 成長発達にかかわる用語の定義について理解できるようにする。 成長発達の一般的原則を理解できるようにする。 乳幼児期の発達の特性・環境・保育の方法(前編)について理解できるようにする。 | 河合 高鋭 | 4/21③ |
第3回 | 【対面】 保育の基本② 乳幼児期の発達の特性・環境・保育の方法 | 乳幼児期の発達の特性・環境・保育の方法(後編)について理解できるようにする。 | 河合 高鋭 | 4/28③ |
第4回 | 【対面】 乳児から幼児期まで縦断的発達① 乳幼児期の発達の特性・環境・保育の方法 | 乳児の発達と保育について理解できるようにする。 | 河合 高鋭 | 5/12③ |
第5回 | 【対面】 乳児から幼児期まで縦断的発達② 乳児0~1歳児 | 乳児の発達と保育について理解できるようにする。 1歳以上3歳未満児の発達と保育について理解できるようにする。 | 河合 高鋭 | 5/12④ |
第6回 | 【対面】 乳児から幼児期まで縦断的発達③ 1~2歳児 | 1歳以上3歳未満児の発達と保育について理解できるようにする。 | 河合 高鋭 | 5/19③ |
第7回 | 【対面】 乳児から幼児期まで縦断的発達④ 2~3歳児 | 1歳以上3歳未満児の発達と保育について理解できるようにする。 | 河合 高鋭 | 5/19④ |
第8回 | 【対面】 乳児から幼児期まで縦断的発達⑤ 3~4歳児 | 3歳以上の発達と保育について理解できるようにする。 | 河合 高鋭 | 5/26③ |
第9回 | 【対面】 乳児から幼児期まで縦断的発達⑥ 4~5歳児 | 3歳以上の発達と保育について理解できるようにする。 | 河合 高鋭 | 6/2③ |
第10回 | 【対面】 乳児から幼児期まで縦断的発達⑦ 6歳 修学について | 3歳以上の発達と保育について理解できるようにする。 | 河合 高鋭 | 6/9③ |
第11回 | 【対面】 子どもの成長発達のまとめ | これまでの学びを踏まえ、子どもの成長発達の全体を理解できるようにする。 | 河合 高鋭 | 6/16③ |
第12回 | 【対面】 子どもの内面理解 | 外面的理解だけではなく、内面理解と援助について理解を深めることができるようにする。 | 河合 高鋭 | 6/16④ |
第13回 | 【対面】 子どもを取り巻く環境社会の変化と保育課題・虐待 | 子どもを取り巻く環境社会の変化と保育課題について理解できるようにする。 虐待定義、虐待発生の諸要因、虐待が及ぼす影響、法律、対応について理解できるようにする。 | 河合 高鋭 | 6/23③ |
第14回 | 【対面】 筆記試験 | 筆記試験 | 河合 高鋭 | 6/23④ |
第15回 | 【対面】 保育所保育 | 保育に関する基礎知識について理解できるようにする。 保育所の役割、保育の環境・目標・方法・内容について理解できるようにする。 | 河合 高鋭 榊原 七重 | 6/30③ |
◆実務経験の授業への活用方法◆
保育・療育の現場での経験、臨床での乳幼児医療での経験を踏まえ、乳幼児の視覚発達と、身体的精神的発達のかかわりについて概説する。
健常な子どもの発達の特性、子どもの内面理解、虐待等の正しい理解を得て、視能訓練士としての多角的な視点を持つことができる。
筆記試験80%、リアクションペーパー20%
遅刻欠席は減点とする
後期・保育実習の基礎となる科目である。
【授業時間外に必要な学習時間:60時間】
予習:前回講義の復習をもって予習とする
復習:1回毎の授業内容・配付プリントを理解し次の授業に臨むこと。他講義資料や教科書等を用いて、その日学んだ年齢の子供について視覚的発達段階を復習する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 平成29年告示 幼稚園教育要領 保育所保育視診 幼保連携型認定こども園教育・保育要領 | 文部省・厚生省 | チャイルド本社 |
参考書 | (なし) |
科目ナンバリングコード: OV201-SF15