科目責任者 | 榊原 七重 (※) |
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担当者 | 榊原 七重 (※) |
科目概要 | 2年 (1単位・必修) [リハビリテーション学科 視覚機能療法学専攻] |
社会福祉実践の現場をかいま見ることによって 障害をもつ人々や高齢者、小児などの社会福祉とのかかわりを知る。
社会福祉における、視能訓練士の役割について考えることができるようになる。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の①③④に関連する。
【教育内容】
社会福祉実習では、社会福祉実践が行われているリハビリ・療育施設や機関に出向き、その機能を知り、利用者の状況を理解し、リハビリとのかかわりを知る。
【教育方法】
授業形態:実習
見学、体験実習を通して、社会福祉実践の場を知る。
また、少人数グループにわけ、実習後の報告会で担当施設についてプレゼンテーションをすることで、社会福祉制度の改善点や将来視能訓練士として可能な配慮について、自分なりの考えを発表できるようにする。
回 | 項目 | 授業内容 | 担当者 | 日時 |
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第1回 | 【対面】 オリエンテーション 社会福祉実習について | 実習の目標を確認し、各実習施設における学習の着眼点を理解する。 ※見学施設の詳細と見学日程、報告会のグループ分けは初回講義時に知らせる。 | 榊原 七重 | 4/9⑤ |
第2回 | 【対面】 視覚障害者のためのリハビリテーション① | 視覚障害者、ロービジョン者の定義とそのリハビリテーションの概要を理解する。 | 榊原 七重 | 4/16⑤ |
第3回 | 【対面】 視覚障害者のためのリハビリテーション② | 視覚障害者、ロービジョン者の社会的背景を理解する。 | 榊原 七重 | 4/23⑤ |
第4回 | 【対面】 視覚障害者のためのリハビリテーション③ | 視覚障害者の定義にあてはまらない、視覚的な問題(と視覚的な問題を持つ者)について理解する。 | 榊原 七重 | 5/7⑤ |
第5回 | 【対面】 社会福祉と視能訓練士 | 様々な社会福祉の現場と視能訓練士の仕事とのかかわりを知る。 | 榊原 七重 | 5/14⑤ |
第6~8回 | 【対面】 事前学習と 直前オリエンテーション① | 事前学習の方法について学ぶ。 見学実習の目標を立てる。 | 榊原 七重 | 6/4③④⑤未定 |
第9~11回 | 【対面】 事前学習と 直前オリエンテーション② | 障害者の就労支援について学ぶ 障害者の就労支援 障害者の働く作業所 等について、施設の映像資料を視聴し、 就労の場や、一日の流れについて理解する。 | 榊原 七重 | 6/11③④⑤ |
第12~16回 | 見学実習① (臨地実習) | 見学実習① 七沢自立支援ホーム見学 中途失明者のための歩行訓練、誘導訓練、補助具使用訓練、点字訓練、感覚訓練、生活訓練等を体験し、視覚障害者のリハビリテーションについて理解する。 | 榊原 七重 | 6/18①②③④⑤ |
第17~21回 | 見学実習② (臨地実習) 視覚以外の障害を持つ方を対象とした療育、リハビリテーション、就労支援① | 見学実習② 国立障害者リハビリテーションセンター見学 リハビリテーションセンター施設見学 ロービジョンセンター見学 ロービジョン・補助具使用体験実習 実習を通し、障害者、特に視覚障害者のリハビリテーションについて体験し、理解する。 | 榊原 七重 | 6/25①②③④⑤ |
第22~26回 | 見学実習③ (臨地実習) | 視覚障害者以外の障害や疾患を持つ方々の生活環境を知り、 視能訓練士の役割を理解する。 | 榊原 七重 | 7/2①②③④⑤ |
第27~30回 | 【対面】 報告会 まとめ講義 | 見学実習報告会 ・実習を通して「視能訓練士と福祉」をテーマに考えたことをグループごとにプレゼンテーションする ・報告会を通して新たに気付いた点、考えたことについてディスカッションする ・社会福祉における視能訓練士の役割について、理解し、自分なりの目標をたてる | 榊原 七重 | 7/9①②③④ |
予備日
6/4①、6/11①、7/9⑤、7/16①~⑤
各見学実習施設と見学日程詳細については、講義内でオリエンテーションをおこなう。見学実習は現地集合・解散とする。
なお、見学実習日程については、各施設と調整中のため、日程等は現時点では仮日程とする。日程詳細は後日連絡とし、7月16日1~5限は見学日程調整のための予備日とする。
◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験を踏まえ、医療と福祉の関係及び実際の視覚障害者に対する福祉サービスがどのように展開されるのかを解説する。
各々の施設・機関の機能を理解すること。
同時に各々の利用者が抱える生活課題について、視能訓練士としての関わりという視点で考え、理解を深める。
報告会のためのグループワークを通し、同じグループの学生から、他者の福祉に対する考え方を知る。
実習レポート(60%)、実習報告会のプレゼンテーション(40%)。遅刻・欠席は減点とする。
講義においてに実習先を告知し、見学実習について、事前学習、事後学習の方法を説明する。
【授業時間外に必要な学習時間: ‐ 時間】
予習:事前講義の内容から見学時の目標をたてる
復習:4年次の視覚矯正工学と関連の深い実習である。将来役立つよう実習、報告会で得た情報を自分なりにまとめておくこと
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教員配布資料 | ||
参考書 | あたらしいロービジョン | 山本修一、加藤聡、新井三樹 | メジカルビュー、2018 |
科目ナンバリングコード: OV204-DE01