Web Syllabus(講義概要)
トップへ戻る 前のページへ戻る
音響学演習Exercises of Acoustics
科目責任者秦 若菜 (※)
担当者持田 岳美 (※), 秦 若菜 (※), 村上 健 (※), 水戸 陽子 (※), 市川 勝 (※)
科目概要2年 (2単位・必修) [リハビリテーション学科 言語聴覚療法学専攻]

授業の目的

音声のもつ音響的特徴を物理現象的側面から理解することを目標とする。
あらゆる音響現象の基本となる空気振動の伝搬、共鳴現象の観測実験を行い、またコンピュータを用いた音響信号の分析実験に基づいて、種々の音響的特徴を視聴覚的に理解する。
この科目は学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)の②④に関連する。

教育内容・教育方法・フィードバック

【教育内容】
講義を通じて基本的な内容を学んだうえで、7~8人あるいは2~3のグループワークにより、種々の物理音響測定実験やコンピュータを用いた信号処理実験などを行う。

【教育方法】
授業形態:演習
パワーポイント、配付資料を使用する。講義形式。講義内で確認テストを行う。7~8人あるいは2~3のグループワークで実習を行う。
*課題レポートは、最終講義までに返却し、内容の解説を行う。

授業内容

項目授業内容担当者日時
1・2回【対面】
声帯の振動メカニズム
呼吸、発声、構音の各器官の機構について学ぶ持田 岳美
4/15③④
3・4回【対面】
声道内の音波共鳴
振動、波、音の発生原理について学ぶ
波の反射、共鳴、乱流について学ぶ
持田 岳美
4/22③④
5・6回【対面】
音声の周波数特性
周波数、フォルマントについて学ぶ
声道形状と音響共鳴特性との関係について学ぶ
持田 岳美
5/6③④
7・8回【対面】
母音生成の音響モデル
母音の生成過程、周波数特性について学ぶ持田 岳美
5/13③④
9・10回【対面】
連続音声のスペクトル
周波数解析、サウンドスペクトログラムについて学ぶ持田 岳美
5/20③④
11・12回【対面】
サウンドレベルメータ[実習]
種々の音の大きさの測定・比較方法について実習する持田 岳美
村上 健
5/27③④
13回【対面】
子音の特性(1)
破裂音の生成原理について学ぶ
有声/無声音の対比、調音結合について学ぶ
持田 岳美
6/10③
14・15回【対面】
音響信号処理[実習]
PCソフトウェアを用いた種々の音響信号処理について実習する持田 岳美
市川 勝
水戸 陽子
6/10④⑤
16回【対面】
子音の特性(2)
摩擦音,破擦音,鼻音の生成原理について学ぶ持田 岳美
6/17③
17・18回【対面】
音声合成[実習]
PCソフトウェアを用いた音声信号の分析・合成の概念について実習する持田 岳美
市川 勝
6/17④⑤
19・20回【対面】
母音の音響分析[実習]
日本語の母音の音響分析を行い、その基本的な特性を理解する秦 若菜
市川 勝
6/23③④
21・22回【対面】
文音声の韻律
文音声のアクセント,イントーネションの特徴について学ぶ持田 岳美
6/24③④
23・24回【対面】
子音の音響分析[実習]
日本語子音(単音、音節)の音響分析を行い、その基本的な特性を理解する秦 若菜
市川 勝
6/30③④
25・26回【対面】
デジタル信号処理
コンピュータを用いた音声信号処理の基礎について学ぶ持田 岳美
7/1③④
27・28回【対面】
プロソディーの音響分析[実習]
日本語の単語、句、文の音響分析を行い、語アクセント、イントネーションのピッチパタンについて理解する。秦 若菜
市川 勝
7/7③④
29・30回【対面】
講義のまとめ
振り返り、要点を確認する(過去問題分析含む)持田 岳美
秦 若菜
市川 勝
7/15③④
1・2回
項目
【対面】
声帯の振動メカニズム
授業内容
呼吸、発声、構音の各器官の機構について学ぶ
担当者
持田 岳美
日時
4/15③④
3・4回
項目
【対面】
声道内の音波共鳴
授業内容
振動、波、音の発生原理について学ぶ
波の反射、共鳴、乱流について学ぶ
担当者
持田 岳美
日時
4/22③④
5・6回
項目
【対面】
音声の周波数特性
授業内容
周波数、フォルマントについて学ぶ
声道形状と音響共鳴特性との関係について学ぶ
担当者
持田 岳美
日時
5/6③④
7・8回
項目
【対面】
母音生成の音響モデル
授業内容
母音の生成過程、周波数特性について学ぶ
担当者
持田 岳美
日時
5/13③④
9・10回
項目
【対面】
連続音声のスペクトル
授業内容
周波数解析、サウンドスペクトログラムについて学ぶ
担当者
持田 岳美
日時
5/20③④
11・12回
項目
【対面】
サウンドレベルメータ[実習]
授業内容
種々の音の大きさの測定・比較方法について実習する
担当者
持田 岳美
村上 健
日時
5/27③④
13回
項目
【対面】
子音の特性(1)
授業内容
破裂音の生成原理について学ぶ
有声/無声音の対比、調音結合について学ぶ
担当者
持田 岳美
日時
6/10③
14・15回
項目
【対面】
音響信号処理[実習]
授業内容
PCソフトウェアを用いた種々の音響信号処理について実習する
担当者
持田 岳美
市川 勝
水戸 陽子
日時
6/10④⑤
16回
項目
【対面】
子音の特性(2)
授業内容
摩擦音,破擦音,鼻音の生成原理について学ぶ
担当者
持田 岳美
日時
6/17③
17・18回
項目
【対面】
音声合成[実習]
授業内容
PCソフトウェアを用いた音声信号の分析・合成の概念について実習する
担当者
持田 岳美
市川 勝
日時
6/17④⑤
19・20回
項目
【対面】
母音の音響分析[実習]
授業内容
日本語の母音の音響分析を行い、その基本的な特性を理解する
担当者
秦 若菜
市川 勝
日時
6/23③④
21・22回
項目
【対面】
文音声の韻律
授業内容
文音声のアクセント,イントーネションの特徴について学ぶ
担当者
持田 岳美
日時
6/24③④
23・24回
項目
【対面】
子音の音響分析[実習]
授業内容
日本語子音(単音、音節)の音響分析を行い、その基本的な特性を理解する
担当者
秦 若菜
市川 勝
日時
6/30③④
25・26回
項目
【対面】
デジタル信号処理
授業内容
コンピュータを用いた音声信号処理の基礎について学ぶ
担当者
持田 岳美
日時
7/1③④
27・28回
項目
【対面】
プロソディーの音響分析[実習]
授業内容
日本語の単語、句、文の音響分析を行い、語アクセント、イントネーションのピッチパタンについて理解する。
担当者
秦 若菜
市川 勝
日時
7/7③④
29・30回
項目
【対面】
講義のまとめ
授業内容
振り返り、要点を確認する(過去問題分析含む)
担当者
持田 岳美
秦 若菜
市川 勝
日時
7/15③④

授業内容欄外

◆実務経験の授業への活用方法◆
病院での臨床経験及び企業研究所での研究実務を踏まえ、音響学理論を教授した上で、言語聴覚士の臨床的観点を踏まえた実践的な実習を行う。

到達目標

音声を含む種々の音の源である空気振動がどのような性質を有しているかを説明できる。
音響分析手法に関する基礎知識を身につけ、基礎的な音響分析が実施できる。

評価基準

定期試験(70%)、受講態度(実習への参加状況)(10%)およびレポート(20%)によって評価
欠席は減点する

準備学習等(予習・復習)

【授業時間外に必要な学習時間:30時間】 
予習:教科書で授業の該当頁を読んでおく。実習では、事前配布資料を読み、実習方法を理解すると共に指定された課題を実施しておく。
復習:配布した講義資料を理解しておけるよう復習する。実習では課題のレポートを作成する。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書言語聴覚士のための音響学今泉 敏医歯薬出版
参考書ゼロから始める音響学青木直史講談社
教科書
署名
言語聴覚士のための音響学
著者・編者
今泉 敏
発行所
医歯薬出版
参考書
署名
ゼロから始める音響学
著者・編者
青木直史
発行所
講談社

備考・その他

 各実習項目の詳細については、前もってプリントを配布する

科目ナンバリングコード: ST202-SF21